苦しくなっても

 2019.7.22.14:30に吉本興業・岡本社長の記者会見が開かれた。闇営業をしていた宮迫博之・田村亮・入江慎也ら芸人達が契約解除をされるも、実は入江慎也が吉本興業を通しての闇営業であったとの裏があったというのが背景にあった。このことを会見を開いて暴露しようとしていた宮迫博之ら芸人達に、岡本社長が半ばパワハラという形で圧力をかけたというものである。

宮迫博之と田村亮
 
 吉本興業との契約解除に追い込まれた宮迫博之は泣きそうな表情を浮かべながら、インタビュアーの問いに淡々と返答していた。

「闇営業に手を出さないと生活が成り立たない若手が多い」

公開されていた記者会見で私が最も心に響いたのは宮迫博之のこの言葉だ。給料がこうなってしまうのはやはり吉本興業の体制に問題があることを強く実感させる返答だった。吉本興業・岡本社長の必死な保身によりショックを受けた田村亮は涙を流しながらも、己の感情に身を任せ、吉本興業の実態を暴露した。
 例え知らなかったとはいえ、詐欺グループとの宴会に参加していたこと自体は許せるものではない。しかし、今回それを上回る諸悪の根源が吉本興業であった。

パワハラについて

 言うまでもないがパワハラは許せるモノではない。目下の者に圧力をかけて臆させるというのは実に幼稚な行為であり、非人道的である。宮迫博之や田村亮が「会見を開いてもいいがお前ら全員クビにする」という発言が笑えるモノではないのも至極当然のことである。何故なら彼らは闇営業が露見して人生の崖っ縁に立たされたというのに、吉本興業・岡本社長が口封じにも走ったからだ。そして会見が開かれれば「冗談のつもりだった」の発言。後からならば何とでも言えるところにパワハラの汚さを感じ取ることができる。それ故に、何も周囲の心には何も響かない憐れさもあり、まさに「表裏一体」だ。吉本興業・岡本社長の憐れさは、ここだけではない。

まともに返答できない岡本社長

 私も記者会見をTVにて見ていたが、岡本社長がまともに返答できない。ハッキリと返答してしまうと自分が一気に苦しくなってしまう為、ぼかしぼかし回答するしか無いのだ。
 日本大学フェニックス反則タックル問題を覚えているだろうか。タックルをした宮田選手により、内田正人監督が「相手を潰せ」との指示を出したことを暴露された。内田正人監督が諸悪の根源であった為、やはり苦しい立場に置かれてしまい、記者の問いに対してもまともに返答ができなかった。私は今回の記者会見で改めて気付かされたことがある。

悪事は跳ね返ってくる

 改めて分かったことは、やはり悪事を働くと後で必ず跳ね返ってくるというものだ。今回の記者会見では、宮迫博之や田村亮が岡本社長の発言を事細かく暴露していた為、岡本社長は逃げ場がなくなった。記者の質問にはチグハグな回答しかできず、同じ質問を数回ぶつけられる岡本社長に対し、視聴者も含む記者会見を見ていた者達が苛立ちを覚えただろう。
 記者会見に呼ばれる時点で悪人確定なのに、今も尚続けられる記者会見で、岡本社長は保身の為にぼかしぼかし回答をしているところだろう。このようなみっともないトップを見るのは嫌だ、というのが率直な感想だ。
 とはいえ私も24歳なので、このような人を見ても、「こんな大人になりたくない」と言えるような歳でもなくなっている。寧ろ、「もっと人に愛されるようにクリエイティブに動けるようになりたい!」と思うべきであるし、怒られることがあってもやはり回答をぼかしてはならないと実感させられた。
 現在も世間から叩かれている吉本興業・岡本社長の姿は滑稽そのものであるが、他人事でもないような記者会見のようにも映ったのは間違いない。明日は我が身であるという意識が常に必要になってくる。人として、更にもう1段階強くなければならないと、私は焦燥の意に駆られている。

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だいき

作新学院2014卒。高校では硬式野球をしていました。高校卒業後は大学で空間デザインを勉強し、現在は建設会社でまちづくりニュースやマンガ絵を描かせて頂いています。趣味は野球をすることと絵を描くことです。
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