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第一子が産まれる父親たちへ

会社の後輩に第一子が産まれるとのことで、7歳の第一子と 5 歳の第二子を持つ私自身の失敗体験から得た気づきについて note にストックしておこうと思います。

内容としては、自分の子供なんだから育児は協力ではなく参加だ!といった耳が痛い話だったり、置くと泣く試練はめちゃくちゃ大変だよ!といった苦労話あるあるではなく、出産を境に夫婦の関係性について認識のズレが生じやすいから、良い夫婦関係を保つためのちょっとした気づき的な内容になります。

なのでこの note のターゲットは以下の方々に向けて書いてますので、最後まで読んで頂けると嬉しいです。
・第一子がこれから産まれてくる父親
・第一子が産まれて夫婦関係がギクシャクして苦境に立たされている父親

私自身のこと

私は 2006 年に結婚してから第一子が産まれる2011 年までの間の 6 年間は子供なし共働き夫婦として毎週末ゴルフ行ったり比較的仲良く自由に遊んで暮らしてました。2011 年に発生した東日本大震災の影響もあり、そろそろって思ってた時に第一子を妊娠しました。

私の妻はとことん真面目な部分とそうでない部分の両局面のある性格ですが、妊娠は真面目のほうに分類され色々な情報を積極的に収集してしました。私自身も妻に同伴して定期検診や父親講習に参加していました。

そうしているうちに無事に第一子が産まれ、夫婦で手探りの育児生活がスタートしたのですが、赤ちゃんの世話は当然不慣れなことが多く、退院後の最初のオムツ替えする際に妻から言われた「違う!そうじゃない!」「やり方が違う!」「私がやった方が早かった」などの言葉に委縮してしまい、以降は基本的に指示待ちのスタンスで育児することが多くなりました。

妻は私の姿勢に不満が募ってたと思いますし、私自身も何かやろうとしても妻の意図に反して逆効果を招く状態に気が滅入り、結果として夫婦間の会話も減る悪循環に陥って、お互い言葉として具体的に発しませんでしたが離婚の危機に瀕してたと思います。私は周りに「出産前までは仲良くやっていたのに、母親になって妻は変わってしまった」とよく愚痴をこぼしてたのを覚えています。

いま振り返って思うこと

当時の夫婦関係がギクシャクしていた原因を振り返ってみると、出産前後で以下のような夫婦間の関係性の認識にズレがあったことを理解できなかったことかなぁ…と思いました。

【男からみた妻と子供の感覚的な位置関係】
 (出産前)
   夫⇔妻︰恋人の延長線
 (出産後)
   夫→子供←妻︰恋人の延長線上で最愛の存在が増える

【女性からみた夫と子供の感覚的な位置関係】
 (出産前)
   夫⇔妻︰恋人の延長線
 (出産後)
   子供
   ↑↑
   夫妻︰最愛の存在を育てる同士

上のツイートのように女性は大変な妊娠時期を過ごす中で夫婦関係の意識が少しずつ変わっていくんだと思います。逆に男は赤ちゃんを実際に手にした段階から意識変革がスタートするのが実態なのでギャップが生まれてしまうのかと。

妊娠時期に父親も出産前からイメージトレーニングして女性と同じような意識改革を図るべき!という記事を妻から勧められて読みましたが、当時はどういうことかイメージできず、「またイクメン養成記事か…」くらいの理解しかありませんでした。

当時は妻に「何でアナタの世話までしないといけないのか」とよく怒られていましたが、妻が投げかけてた言葉の裏には「いつまでそっち側にいるの?」といった意味も含まれていたんだと思います。恋人の延長線ような関係性の育児ではなく、子供を育てる同士(自分の両親と同じように感情をストレートにぶつけられる存在)として相談や協力しあえる関係性の育児を妻から求められていたんだろうなぁ…と。

さいごに(まとめ)

私もそうでしたが最初は不慣れな育児も場数をこなせば色々と出来るようになりますが、乳児期は母親じゃないと収められない場面も多々あるし、母親からみて父親の育児レベルが許容範囲に達するまでは苦境に立たされる場面は多く訪れるのは仕方ないことかと。

そんな時に母親が求めている父親の立ち位置を意識していれば、(初めての育児への不安からくると思いたい)母親からのキツイ言葉の連日連投にも、めげずに受け止めて(逃げずに耐えて)良い夫婦関係を保てるのでは?と思います。

育児 8 年目の自分も正直なところ子供にとっての育児は何が正解なのかは分かりませんが、夫婦共に笑顔で心理的安全性が高く育児できる方が絶対に正解だと思いますので、これから第一子が産まれる、もしくは第一子が産まれた父親1年生にこの note が読まれて、状況が好転するきっかけとなれれば嬉しいです。

因みに私たち夫婦は、子供たちの手がかからなくなってきた 5 歳と 3 歳になった頃から会話も増えて、当時の関係が嘘みたいに今ではすっかり仲がよく関係が修復しています。(当時の恨み辛みは一生言われ続けますが・・・)

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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