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コロナ特例貸付業務を2ヶ月担当して感じた「社協」の3つのスゴさ

みなさんこんにちは
東京アラートが発動中な今日このごろいかがお過ごしでしょうか?

私は社会福祉協議会の職員として、今年の4月~5月末まで「新型コロナウイルス感染症を踏まえた生活福祉資金制度による緊急小口貸付等の特例貸付」の窓口業務を担当しておりましたが、そのときに感じた「社会福祉協議会」という組織の3つのスゴさについて備忘のために書き残そうと思います。

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責任者のリーダーシップ

私は社協の中では「成年後見センター」とう事業に従事しているので、上記の貸付業務は緊急・一時的に担当することになりました。その際、貸付業務を取りまとめていた現場責任者のリーダーシップは大変勉強になりました。

日々変化するコロナウィルスの状況に対応するため、業務開始当初は貸付業務の内容も毎日のように変化していきました。休日出勤の振替で一日休んだだけで、「あれ?こんなに申込みに必要な書類ってこんなに変わっちゃってるの??」と浦島太郎状態になることも多々ありました。

このような変化に、業務担当者全員が情報共有漏れがないように、現場責任者が日々計画・実行・評価・改善のPDCAサイクルを高速で回しているのを目の当たりにしました。さらに、忙しい中にも、担当者やその家族の体調・スケジュールを気遣う優しさが感じられ、リーダーを信頼して業務に当たることができました。

素晴らしいリーダーには4つのCが備わっている、という記事を読んだことが有りましたが、まさに現場責任者には「信頼の4C」がすべて備わっていました。

信頼の4C:
コミットメント/Commitment = 一貫して専念する姿勢
ケアリング/Caring = 気にかけているということを示す
コンシステンシー/Consistency = 想定できるような一貫した反応をする
コンピテンス/Competence = タスクに応じた能力があることを示す

(引用元)素晴らしいリーダーに共通する3つの特徴

組織の風通しの良さ

リーダーシップの話にも関連しますが、現場担当者から出た意見を責任者及び社協という組織が柔軟かつ迅速に取り入れているのを感じました。

私が業務をする中で気づいた改善案をメモ書きしてリーダーに渡したことがありました。実は、(自分みたいな社協に入って1年しか経っていないルーキーの意見なんて聞き入れられないだろうな)と思っていましたが、なんと改善提案から2時間後には提案が実行されており、

す、すげぇ組織だなこりゃ

と驚愕しました。

私が国家公務員として働いていた際に出した改善提案は、先輩に「新人の意見を上が見るわけねーじゃんw」と鼻で笑われ、悔しい思いをしたのをなつかしく思い出しました(^^;)

地域住民への熱い思い

また、社協の職員全員が、「地域住民のために全力で業務を遂行する」をいう姿勢に触れ、私の心も熱くなりました。

またもや、国家公務員として働いていたときを思い出すと、「国民のために」という標語があるものの、どうしても抽象的になってしまい、日々の業務は目先にある「上司の顔色伺い」に傾きがちでした。

しかし、社協は、「地域住民の福祉」という具体的かつ実感しやすい目標があるため、職員が熱い思いで「市民の方を向いて」執務する姿に感動しました。
(特に、窓口担当をした利用者に「品川区は他の自治体にくらべても本当によくやっていると思う。品川区に住んでいて良かったよ!」と声を掛けられ、埼玉県戸田市民ではありますが品川区の福祉に貢献できたことを誇らしく思いました)

振り返ってみて

私が2ヶ月の貸付業務で感じた「社協のスゴさ」は上記のとおりでしたが、このような組織となるに至った歴史の厚みも感じました。日常の福祉活動だけでなく、災害時にはボランティアを取りまとめる機能もあるため、日々研ぎ澄まされているのだとも思います。

私自身は6月からは通常通り成年後見センターに戻りましたが、また「社協」について気づいた点があれば共有したいと思います。

現場からは以上です!

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