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革命のファンファーレから半年、あなたは何を掴み取ったか?

政府が2020年4月7日に7都府県を対象とした緊急事態宣言を出してから6ヶ月が経ちましたが、いかがお過ごしでしょうか?

この半年の間に世の中の景色は激変してしまい、記憶力が弱い私はそれ以前の生活が思い出せなくなってきていますので、立ち止まって振り返ってみたいと思います。

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私の家族については、まずは学校から大きな影響が現れました。
娘の幼稚園の入園式は延期になり(結局やらなかった?)、小学二年生の息子の授業はいつまでたっても開始されず、家族でNintendo Switchを遊ぶ毎日(スーパーマリオ オデッセイ最高!)。

仕事面では、コロナ特例貸付の窓口業務をしていたので、着々とリモートワークに切り替わる友人たちを妬ましく思いながら、ガラガラのJR埼京線に乗って優雅な通勤生活。

緊急事態宣言解除直後の5月31日には、オンラインでバリアフリーeスポーツ大会を開催し、NHKに取り上げていただいたのは良い思い出です。

(参考)
■なぜ僕は「不謹慎だ」と怒られながらも、eスポーツの歩みを止めなかったのか?
「NHKおはよう日本」ePARA特集による3つの嬉しい影響(と誤算)




あれ?
この半年が人生で一番輝いてる??


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半年以上前のことを無理やり思い出すと、結構悲惨な生活を送っていました。成年後見活動は予想以上にエネルギーを要し、慣れないうちは訪問事務が終わった後も深夜まで書類作成に追われていたこと。

昨年11月に初めて障害者eスポーツ大会を開催した際には、週に半分は漫画喫茶で寝泊まりして準備をしたこと。
(参考)ePARA2019(2019.11.24)開催報告

家族との時間が全く取れなくて悩んでいた事を思い起こし、朝晩家族と一緒に御飯を食べられる生活を送れるようになったことに感謝しています。

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(注)加藤家にはソファーはありませんし、食事の時以外はマスクをしていないと家族中から怒られます。

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私が「家族との時間」を倍増させられたのは、コロナを理由にした社会の変化の波にうまく乗れた、ということが大きいです。

●会議の出席者は、三密回避のために「本当に必要な人」に限られるようになった。
●直接対面が必要だと思われていた訪問活動が、「Zoom等のオンライン面談で代替できるか」を検討できる雰囲気になった。
●出たくない飲み会を断りやすくなった。

前例踏襲でやっていたイベントについて、「それ、命より大切なの?」と問いかけられる大義名分があらゆる分野で立ったことは本当に革命的なことだと思います。

<PTA>
学校のPTAがLINE公式アカウントを作って情報発信すると聞いて期待せずに登録したら、ワンボタンで最新版主要お便りにリンクしてる神仕様だった…「羨ましい」「ついに来た」

<マンション自治会>
くじ引きで選ばれてしまったマンションの自治会長が「会報はスマホで共有・投票はオンライン・zoomで役員会・無意味なイベント廃止」を打ち出した話

どちらのケースも、もともと旧態依然とした組織運営に不満を思っていた人たちが、「それ、命より大切なの?」と現状維持原理主義者を押し切って改革した好例のように読めます。

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企業活動でも、この半年の革命時期を経て「リモートワーク」が当たり前になものとなりました。

半年前までは、少なくとも取引開始の際の挨拶は、平日の日中にアポイントを取り、「移動→面談→移動」のプロセスが必要でした。
しかし今や、どんな大企業の、どんな偉い人が相手であっても「こんな時代ですから」とZoomでの顔合わせが許容される雰囲気になりました!!!
複業ワーカーのワタシにはこんなにありがたいことはありません!!!!

しかし、企業活動全般がオンライン化されたことにより、「心温まるコミュニケーションが困難になっている」というのも事実です。

Zoomで仕事の用件を伝うあうだけのつながり。くだらない雑談もする時間もなく、Googleカレンダーに指示されるまま次のオンラインMTGに突入。平日深夜、土日にも鳴り響くChatworkの通知。

これが企業人が革命から掴み取った成果物なのででしょうか?


違いますよね。


今こそ、今回の革命により生まれた自由な時間を、これまで交流がとれなかった人とコミュニケーションに使うのはどうでしょうか?

●流行りのZoom飲み会を開催して旧交を温めるのもよし
●有名人のオンラインサロンに参加して学ぶのもよし
●両親にiPadを送りつけてテレビ電話をするのもよし
●企業内外の人達とeスポーツの秋を満喫するのもよし

あ、最後のに関しては、来る10月17日(土)からバリアフリーeスポーツ社会人チームの頂点を決めるチャンピオンシップ大会「第1回 ePARA CHAMPIONSHIP」が開催されるらしいですよ(宣伝)

障害者雇用で日本をリードする4企業が、少なくとも1人は障害者を交えてチームを組織し、オンラインで激突するというバリアフリーな取り組みみたいです(宣伝)

アンバサダーには中嶋涼子さん猪狩ともかさん(仮面女子)が就任し、豪華なイベントみたいなので、チェックするといいことがあるかもしれませんね(宣伝)

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障害の有無に関わらないコミュニケーションを図れるなんて、SDGsの重要性を刷り込まれている企業人にとっては、秋の夜長の活動に最適ですよね(宣伝)

それでは、皆様にとって、実り多き秋となりますように心から祈っております!

(告知)
世界初のバリアフリーeスポーツ社会人チームの頂点を決めるチャンピオンシップ大会「第1回 ePARA CHAMPIONSHIP」

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(スペシャルサンクス)
昨日「’89 牧瀬里穂のJR東海クリスマスエクスプレスのCMが良すぎて書き殴ってしまった」という記事を読んで、文章を無性に書きたくなりました。執筆者のpatoさん、良い刺激をありがとうございました!

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