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人は『自分じゃない自分』を演じることで新しい自分になれる。

最近どうやったら新しい自分になれるのか、ステージの高い自分になれるのかということをよく考えます。

僕自身もっとビジネスを頑張ってクオリティの高いシゴトをしていきたいし、クライアントさんにも頑張ってもらいたい。

そのためには自分をアップデートし続けるということがとても大事になってくるわけです。

それと同時に人間は何も意識しなければ、何も変わらない人生を歩んでいくという危機感も抱いています。

「人の行動の45%は習慣でできている」と言われていて、人間の行動の半分は無意識のうちに習慣化された行動を取るようにプログラムされているのです。

つまり人間の行動のほとんどが惰性で動いていている。

「ちょっと一休み」と言ってテレビを見ている時間も、10分だけyoutubeを見ようと思っていたら、結局1時間も見てしまったという経験も、全ては習慣化された行動によるものです。

【人生】の45%は習慣でできているわけなので、この「習慣」が好ましくないものであるのなら、理想的な自分になることはできません。

なので「自分を変える」ということは習慣を変えること。いつもの自分とは違う行動パターンを取ることが大切だということです。

そして、その習慣から逸脱した行動パターンをどう私たちの生活に落とし込むのかが、大きなポイントとなると感じています。

※※※

僕はメルボルンに留学を決意した時にあるルールを決めていました。

それは、「日本にいる自分ならやろうと思わないことをやる」ということ。

例えば、自分からカフェの定員さんに話しかけてみるとか、日本にいたら絶対に参加しないであろう教会のクリスマスイベントに参加するとか、meetupに参加して現地の人たちと触れ合ってみるとか、

小さなことでもいいから、日本にいる自分では選択しない行動を選ぶ。

そうすることで、今ままでの自分では起こり得なかった無かったことが次々と起こるようになります。

そしてこれは今でも僕が海外に行ったり、海外で生活する上でもっとも大切にしていることでもあります。

メルボルンでの生活が始まった初日、学校で顔合わせがありました。

クラス分けの面接をしたり、ライティングのテストを受けたりとバタバタしていたのですが、後半戦に移る前にランチタイムがありました。

でも僕は一人になるのが嫌だったんですね。笑

ただそうは言っても知り合いもいないし、日本人もいなかった。

そこで僕は数分前に行われたグループセッションで同じだった、タイの女性に声をかけてみたんです。

Hello!

情けない話ですがかなりビビりながら声をかけましたし、声が出るまでののその数秒がとても長く感じるほど、強いブレーキがかかってることが自分でも感じ取れました。

力のない弱々しい『Hello』でしたが、彼女も誰か一緒にランチができる人を探していたのかすぐに打ち解けて、近くのマクドナルドに行きました。

ちなみに、その時はどんな話をしたのか覚えてないですが、その出会いがきっかけで彼女とは今でも定期的にコンタクトをとる仲のいい友人となってます。

もし僕が「日本にいる自分」のままでいたら、彼女に声をかけることはなかったでしょう。

『自分ではない自分』になると決めていたから一言かけてみた。そのアクションを起こすことができたのです。

人は基本的に変化を好まない生き物です。

仮に自分では「変わりたい」「新しい自分になりたい」と思っていても無意識的に、というより『脳』は変わりたくないと思っているのです。

なぜなら、たとえ今の状態が好ましくなくても「生存」することができているから。

脳の最大の使命は「生き延びること」ですので、このまま同じ行動を返せば生存確率を最大化できます。

なので人間の本能的には『何も変わらないこと』が最善策なのです。

考えてみれば、マンモスを追いかけ、明日を生き延びることが最大のミッションだった時代を生き抜いた人類の子孫が私たちですので、『生き延びた今日と同じ行動を取ればいい。』とインプットされていても無理はありません。

だから、『人は変われない』のですが、それでは自分が理想とする人生や生活が送れなくなってしまいます。

勉強したいことやチャレンジしたいことがあっても、惰性に流されて「明日やろう」人間になってしまいます。

その状況を打開するためには、今ままでの自分とは違う自分を演じること。

これが一番いい方法だとメルボルンの経験から考えるようになりました。

僕は日本人の自分でいることがとにかくイヤだった。

海外に来て異文化に触れて、自分の価値観をめいいっぱい広げるチャンスなのに、今までの自分でいたら結局何も受け取れないままになってしまう。

そんな恐怖感をずっと持っていたんですよね。

だから『海外慣れしていて、日本人っぽくない自分』というキャラを僕は演じていたのです。(香港人とかね..)

まずは理想の自分を設定して、その理想の自分を演じてみる。そんなロールプレイングゲームのような感覚を持つことが、自分を変える秘訣。

僕はそう考えています。

『自分を変える』というテーマではもう一つ僕が感じていることがあって、それはブログの方で書いているので、そちらの方も合わせて読んでみてください。

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