今月の18日、「NEOかわいい」「コンプレックスはアートなり」などのコンセプトを掲げて活動してきた4人組のバンド、CHAI が解散を発表しました。

きょう、最後の全国ツアー（初日の札幌公演）に参加してきたので、記憶があたらしいうちにライブの感想レポートと、かわいい屋さんの決意をざっと書いてみます！

☝️ CINRA さんのニュース記事

え、CHAI が解散！？！？！？

CHAI の存在を知ったのは、ファーストアルバムの『 PINK（2017年リリース）』でした。前から曲は聴いてたし、メンバーの発信する「セルフラブ」のメッセージがすっごく素敵で、音楽以外も魅力的なバンドだな〜と。でもライブに行ったことはなく、ただ遠くから見ている感じだったんです。たまに YouTube で、海外のファンから大歓声を受けている映像を見かけては「世界中に（NEO）KAWAII を届けててすごい！」と思ったり。あんまり「かわいい」を軸に活動してるバンドってないので、かわいい屋さんとしても気になる存在というか、毎回アルバムが出たらすぐに聴く！っていうバンドのひとつでした。

そんななか、まさかの解散ニュース。「え、CHAI が解散！？！？！？」と、思わず声が。最後のライブはいつ、どこでやるんだろう。行けるチャンスはあるのかな。調べてみたら、なんと4日後にじぶんの住んでいる札幌で公演が！　しかもチケットまだ残ってる！　妻に、このライブを逃したら後悔するかもしれないってことを伝えると、それは行っておいでと。そんなわけで、急いで購入ボタンを押し、無事にチケットを入手することができました。

会場は、札幌 cube garden

そして当日。会場は、札幌 cube garden です。札幌の中心部にあるライブハウスで、JR札幌駅からは歩いて10分くらいでしょうか。ライブハウスなんて何年ぶりだろう。ひとりで行くお客さんは少ないかな。そんなことが気になりつつ、今回、家からバスで向かったんですけど、妻の実家からバスに乗るのは初めてだったので、そっちのちがう緊張感もあって笑。でも CHAI のライブを見てみたい！っていう気持ちが強かったので、ためらいはなく。雪の積もった道を転ばないように歩いていくと、人だかりが見えてきました。

17時半オープン、18時スタート。会場前に到着すると、スタッフさんがチケットの番号順にお客さんを列へ誘導しているところでした。じぶんは317番だったので、だいぶ後半です。このライブハウス、建物の外にロッカーがあって荷物はぜんぶ外で預けてから入場するしくみなんですね。で、よりによってというか、もっこもこのダウンコートを着て来ちゃったので（ライブ初心者すぎる笑）、ロッカーを使わないわけにもいかず。CHAI のライブってめっちゃ動きそうだし、できるだけ軽装がいいのかなぁと。持ってきたカバン、マフラー、ダウンをロッカーへ押しこみ、入口のほうへもどってみたら、スタッフさんが呼んでいたのは「250〜260番の方」でした。じぶんの番まで、まだ60人くらいいます。コインロッカーは取り出すときにお金がもどってこないシステムだったので、そのまま薄手のトレーナーで待つことに。脱ぐタイミング、完全に失敗です笑。

NEOかわいいを引き継ぐために

受付でドリンク代を支払い、チケットを見せて中へ。ふだんはあまり買わないんですけど、なにかライブの記念を残したくって「新可愛い（NEOかわいい）」の文字が入ったキーホルダーを買いました。ホールの中は、すでにお客さんでいっぱいです。ぶつからないように気をつけながら、後方にドリンクの交換場所があったので、受付でもらったコインと引き換えにお水を。600円で買った水、って考えると高すぎるけど、お酒やジュースの気分ではなかったので、値段は気にしないことに。

ライブの内容は、うまく説明できません。いや、しようと思えばできるかもなんですけど、もうすこし余韻にひたってみることにします。演奏も動きもメッセージも、ぜんぶ CHAI でした。元気で、可愛くて、やさしくて、おもしろくって、NEOかわいい。かっこよさもあったし、最後の解散を伝えるあいさつは、たぶんあの場にいたみんなが「こちらこそ、ありがとう」って思ったんじゃないかなぁ。コンプレックスに感じるようなことも「みんな同じなんてヘンじゃない？」と歌う CHAI に、救われたひとは多いとおもいます。バンドの活動が終わるけど、曲はのこるから。そう言ってました。これからもずっと大切に聴いていくとおもいます。MCのなかで、マナちゃんが「生まれてきただけで可愛い」みたいな話をしてたんですけど、それは実際、じぶんに娘ができてから強く実感していることで。みんな、生きてるだけで可愛い。いてくれるだけで、ありがたい。じぶんも最近、娘に対して「ありがとう」って感じるように、ひとと関わっていきたいなぁと考えていたので、それを発してくれて確信に変わったし、かわいいのちからも学ばせてもらいました。ひととして、親として、表現をする身として、すごく共感するところが多かったです。

で、いろいろ書きましたけど、今回いちばんにおもったことは「かわいい屋さんとして、NEOかわいいを何かしらのかたちで引き継ぐ必要がある！」ってことなんです。だって「かわいい」屋さんですよ。NEOかわいい。みんなで同じ方向を目指すだけじゃない、じぶんだけの可愛さ。コンプレックスにおもっていることを、魅力として再解釈する姿勢。逆にそれ以外なにを伝えていくんですか？ってくらい、じぶんがやるべき仕事じゃん！と笑。

まだ、NEOかわいいを引き継ぐためにはどうしたらいいか？ってことを具体化できていないので、すぐに企画としてお伝えすることはできませんが、これからかわいい屋さんの活動の一部に「NEOかわいい」を掲げていこうとおもいます！　みなさん、よくわかりませんが、どうぞよろしくお願いします！笑

きょうはこれを宣言して、おやすみなさい 𓂃𓈒𓏸