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地元の人から見たバリ島

ダイキアクシスグループでは新卒内定者を対象に入社前にインドネシアでの研修を行っています!
あえて海外で研修を行う理由は、水環境に恵まれている日本で生活していては分からない海外の現状を肌で感じてもらう為です。
現地の様子を肌で感じ、入社後ダイキアクシスグループとして世界にどう貢献出来るかを考えてもらうきっかけとなることを目指しています。

今回は2024年卒内定者でインドネシア出身のプトゥ アグス エリック マヘンドラさんが研修に参加して、何を感じ、何を考えたかをご紹介します!

過去の内定者海外研修体験記事はコチラ!

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初めまして、インドネシア出身のエリックです。
今回、内定者の1人として貴重なバリ島での海外研修に参加させていただきました。

私は生まれてから18年間にバリ島で育ってきました。
子供の頃の私は澄んだ空気、きれいな夕日、きれいな海などバリ島にはいいイメージしかなく、その時は水環境問題の言葉さえ耳にしたことがありませんでした。
バリ島の水道水が汚いというのは普通のことで水道水を利用してしまうと、お腹を壊すこともたまにありましたが、それほど、バリ島の水環境問題に注目していませんでした。

しかし、高校を卒業して、すぐに日本に留学して以来、新しい発見があり、カルチャーショックを受け、考え方が徐々に変わってきました。
先進国の発展の素晴らしさやきれいな町並みを見て、大変驚きました。特に、日本の川は水がきれいで、魚、鴨の泳いでいる様子を見て、とても感動しました。
ある機会で、私は静岡県の三島で川清掃と公園の掃除というボランティア活動をすることになりました。当時、静岡県の水路を見た時に「インドネシアでもいつか日本と同じようなきれいな水路を見たい」という夢を抱き始めました。

日本の水路
静岡県でのボランティア活動

今回、内定者海外研修で故郷のバリ島に帰って、改めてバリ島の水環境問題に気づきました。
まず、バリ島の水路は色が濁っていて飲めるどころか水に触れただけですぐに肌が痒くなってしまいます 。また、何カ所の水路でゴミが詰まっている様子も見ました。実際に、田舎の辺りに住んでいる人たちは川の水をまだ利用しているため、便秘や疥癬などの病気になった人もいます。

驚いたことに、昔、私は水道水を利用しても平気でしたが、今回の研修中、水道水でシャワーを浴びた直後に肌が直ぐに痒くなってしました。昔、18年間、故郷のバリ島で生活していて、水環境問題は大したことがないと思っていましたが、今のバリ島の水環境問題の状況が続くと、観光地として有名なバリ島では、水環境問題で観光客が来なくなることも考えられます。

私たちは海外研修でバリ島の水環境問題だけでなく、浄化槽、バイオガス、アグロフォレストリーなどの沢山のことを学びました。

バリ島の水路
海外研修の活動

私にとって、バリ島の水環境問題は放置してはならないものです!

現在のバリ島では、ビーチクリーニング活動や工場の排水に関する法律の改善などにより、環境への意識が変わりつつありますが、まだまだ十分とは言えない状況です。国、そして住民みんなに「環境問題」への意識を今よりももっと高めてもらい、環境を守る大切さを伝えなければなりません。

海外研修を通して、改めて、日本と同じように、バリ島の水路を綺麗な水にしたいと強く感じました。この経験を入社に向けてのモチベーションとし、発展途上国に貢献できるような自分になると決心しました。
 


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