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エリザベス女王杯、出走馬血統考察!!



こんばちわ!!


今週はエリザベス女王杯‼️
京都コースは改修の為、阪神2200mでの開催となります。同舞台といえば宝塚記念の舞台でもありますが、開催時期の変化で起こる相違点や共通点などもちらっとご紹介できたらなと思います😊


それでは今週もよろしくお願いします‼️





⬇︎【参考記事】宝塚記念、血統考察⬇︎










阪神2200m、コース解説

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*netkeibaより抜粋

大阪杯が行われる阪神2000mと同じく内回りを使用します。阪神2000mに比べ直線の4コーナーに近い位置からスタートするためホームストレッチ一杯に先行争いが行われます。長い直線の影響で基本的には隊列が出来上がりペースもやや落ち着き加減で1コーナーを回るケースが多くなります。基本的には一団に近い形のまま3コーナーまで進むことが多く、ペースアップする3コーナー手前の残り1200m〜1000m前後では更に詰まった一団になり外追走で追い上げる馬が多くなります。その分、内で溜めてる馬は前さえ開けばロスなく立ち回れる恩恵を受けやすいコースになっています。

全体のラップバランス的にも加速位置がより後半になる分前半でどれだけ楽に走れるか、かつ後半に長く脚を使えるかは大事な要素になります。





阪神2200m、好走血統



✅長い脚を使える欧州血統
✅Nasrullah由来の追走力
✅父ディープインパクト





✅長い脚を使える欧州血統



こちらは宝塚記念の血統考察でも取り上げた要素になります。

他にも天皇賞春の考察時にも出した要素です。コース解説でも述べたように長く脚を使う適性を求められますので、スタミナ要素が強い血統でいながら後半に動ける血統要素は重要になります。天皇賞春同様にノーザンテーストやトニービンなんかがメインになり次点でNijinsky、Lyphardなどが良いかと思います。

また同コースが非根幹距離である2200mなのもこれらのタフさのある血統が生きる条件になりやすいです。仮に時計が早い馬場であっても後半に長く脚を使うことになるラップバランスは基本的に変わりにくい側面があるコースですので、(少頭数などの特殊条件は別)馬場問わずこの条件は外しにくいかと思います。









✅Nasrullah由来の追走力



阪神の内回りコースですので、スピードに乗りやすいコース形態とはいえ小回り気味の形状。前述もしているように後半に長く脚を使う事を求められやすいコース形態ですので中盤〜後半で断続的に起こる加速ラップにいかに楽に付いていけるかは非常に大事になります。

Nasrullahの中でも小回り的な追走力の代表格でもあるBold Rulerや欧州的なタフな流れに強いNashuaやNever Bendなどは特に注視しておきたい要素になります。






✅父ディープインパクト



非根幹距離である事や、宝塚記念ではあまりディープインパクト産駒の活躍が目立ってない事から意外に思われる可能性もあると思い、取り上げておきます。

宝塚記念では時期的な面から(開催終盤+梅雨前後開催である事から)慢性的にタフな馬場になる事でディープインパクト産駒が苦手な条件になってしまいますが、全体的に見れば前述の通りスピードに乗りやすいコースではある分、ディープインパクト産駒の潜在的なスピードは有効になりやすいです。

ディープインパクト産駒:阪神芝2200m
勝率・15.1%、連対率・23.3%


ディープインパクト産駒:阪神芝2200m(良)
勝率・20.5%、連対率・31.8%



こちらの数字も参考にして頂ければと思います。宝塚記念ではまず疑う要素の一つになりますが、降雨も少なく、開催序盤ので時計面も標準〜早めになると予測するなら概ねこの傾向通りと見て良いかと思います。








〜〜出走馬、全頭考察〜〜

✅人気馬考察(想定1〜5番人気)

ラッキーライラック

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札幌記念3着から臨みます。過去の戦歴から見ても典型的な叩き良化型ですし、前走はかなり仕上がりも甘かったので敗戦自体は気にしないで良いかと思います。

父のオルフェーヴルは欧州的なタフさを持ちつつダート替わりなどでパフォーマンスを上げる産駒も多いようにステイゴールド系の中でもパワーのあるタイプ。この辺りは母方のBold Rulerと共に急坂にも対応できるパワーを持ってる所以か。

同コースの宝塚記念で2.5秒差の6着に負けてはいますが、直前で雨が降った稍重という表記以上にタフな馬場になってしまったのが大半の敗因。父はタフ馬場○のタイプですが、牝系は高速馬場に強い傾向にあるステラマドリッドの牝系ですので(同牝系からアエロリット、ミッキーアイルなど)そのあたりから対応できなかったとも考えられます。

阪神コースは(3-1-0-2)ですし、宝塚記念のような特殊すぎる馬場にならなければラップも含め広い範囲で対応できるかと思います。






ノームコア

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札幌記念1着から望みます。

前走は久々の中距離でしたが内で溜めて後半の長く脚を使う展開に上手く対応しました。洋芝だった点も高パフォーマンスを見せた要因でしょう。同馬のセールスポイントは父ハービンジャー、母父クロフネ由来のスピードの持続力とラスティックベル牝系の高速馬場適性。(ラスティックベル→同牝系にはビーチサンバやクロノジェネシス、フサイチエアデールなど。)総じてワンペース気味のレースに強い血統構成と言えます。

そういった点からも前走は内で立ち回れたことは同馬に取って大きな収穫ですが、(とはいえ少頭数)中盤緩み→後半の持続力勝負の展開がマイラー寄りの同馬にはハマっていた印象です。Nasrullahの追走力も薄いタイプですので、札幌に比べ、より追走力が必要になるこのコース替わりは決してベストとは言えず。札幌記念のように中盤のどこかで距離適性を補う緩んだラップが入るかどうかが同馬の好走の鍵になるでしょう。









ラヴズオンリユー

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府中牝馬S9着から望みます。前走は仕上がりが甘くテンションもやや高かった面もありますが、素直に馬場が合わなかった面が大きいので能力面の悲観はしなくても良いかと思います。

血統的には兄弟にリアルスティールやプロディガルサンなどがいる良血馬で一族の実績からも大箱コースでスピードを活かすのがベストな傾向にあります。とはいえ、母方にはBold RulerとNashuaと追走力をしっかり抱えている分、阪神内回りコースも上手く対応している印象です。鳴尾記念2着や忘れな草賞勝ちの経験がある為問題は無さそうです。

非根幹距離でのレースという懸念はありつつも、前走の道悪に比べれば格段に条件は良くなるので、状態面を精査しつつ評価をして良い一頭だと感じます。







センテリュオ

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オールカマー1着から臨みます。

前走は同距離×直線急坂コース×小回りコースと阪神芝2200mと似た適性を求められるコースでの重賞勝利は評価に値する所です。

父はディープインパクトで、母方はクラフティワイフの牝系で、カンパニーやトーセンジョーダンを輩出した晩成傾向にある牝系です。センテリュオ自身も、3歳2月と遅目のデビュー。また、体質の弱さからか間隔を開けながら使われてきた背景があります。ただ、前走のパドックからも馬体の完成度からも本格化の気配が見込めました。

ディープインパクト産駒が上がり上位を使っている内は評価したい節もありますし、ここに来て好上がりを続けて使っている面からも現在の充実度の高さが伺えます。懸念があるとすれば高速決着への対応ですが、過去に小倉で2000m1:57.6の時計で勝利してる経験もありますし、Bold Ruler×Nashuaの追走力もある分、よほどのハイペースに巻き込まれない限りはある程度対応できると感じます。

同馬にあったややゆとりのあるローテを組んできているのも好感が持てますし、充実度からも素直に評価して良い一頭だと思います。






サラキア

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府中牝馬S1着から臨みます。

この馬も同様に上がり上位を使っているディープインパクト産駒なので、それなりの評価をしたい所ではありますが、、、

半弟にサリオスがいる良血馬で、Nijinsky、Danehillをといった欧州要素を抱える血統構成です。そういった面から前走は馬場とも合っていた印象です。また、一時逃げる競馬を中心としていた時期もありましたが、Nijinsky内包など長く上がりを使える要素持っていますので、近走の後ろから上がりを活かす競馬の方が血統とも合っていると感じます。

ただ、同馬の特性として少頭数の方がパフォーマンスを上げる傾向にあります。少頭数の方が捌きやすいというのがあるのでしょうが、この多頭数替わりに加え、馬群が渋滞しやすいコース形態でどこまでパフォーマンスを上げて来れるか。距離適性を含め前走以上は見込みにくいと考えます。







✅中人気馬考察(想定6〜10番人気)

リアアメリア

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秋華賞13着から臨みます。

その前走は馬場的にも不利目な内枠から先行して激流に巻き込まれるかなり厳しい内容で、ノーカウントで構わないと感じます。

ただ、父ディープインパクトに、Fappiano、Gone Westと言ったダート的なスピードを内包した配合。その分欧州的な要素を求められるこのコースへの適性は微妙です。

そもそもフレッシュさが肝心のディープインパクト産駒において、前哨戦快勝→G1で勝ちに行き結果激流に巻き込まれるという流れの後でどこまでお釣りが残っているか。前走は早めに追うのを止めたとはいえ、道中で十分消耗しているのでそこまで影響が無さそう。早い馬場になるならばプラスにはなりそうですが、他に強調したい材料もなく、ここは条件としてはかなり厳しくなりそうです。






ソフトフルート

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秋華賞3着から臨みます。

父はディープインパクトに、母母ストームソングが🇺🇸BCジュベナイルフィリーズ勝ちの良血牝系。
母母父がSummer Squall (Storm Catと同じ父と母父)奥にはFappianoと、🇺🇸のダート的な早さを追求した血統に見えますが、同牝系からは🇮🇪セントレジャー2勝や凱旋門賞3着のオーダーオブセントジョージやフローラS勝ちのミッドサマーフェアやアイスストームなど芝中距離で対応する傾向にある牝系です。やはり母方のStorm Cat(ほぼ)ですので、タフな芝にも融通が利いているという事でしょう。

また、秋華賞の考察時にも挙げましたが、追走ペースが上がって良くなる如何にもな"昇級ディープ"タイプで、ここまで10戦して9戦で上がり3位以内を使っている堅実タイプ。前走はこれまでの好位追走とはスタイルを変えて後方から運ぶ競馬で大外を回し上がり最速と内容も上々。相手は上がりますが、堅実な末脚は武器になると思います。

懸念があるなら高速決着にたいしてでしょうが、追走力も無いわけでは無いのである程度であれば対応可能と見ます。上がりを使えているディープインパクト産駒ですし、非根幹距離も向きそうですので、一定の評価をしたいと思います。






エスポワール

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新潟牝馬S2着から臨みます。

父オルフェーヴルに母父シンボリクリスエス、更に奥にはトニービン、Sadler's wellsの影響が強いバレークイーン(同牝系からはリンカーン、ヴィクトリー、アリストテレスなど)の牝系と欧州色一色の血統構成です。それだけに、欧州的な要素を求められる同コースの相性は良さそうな印象です。

ただ、前走は重い芝に加え、非根幹距離でのレースと条件としては相当マッチしていた印象です。勝ち馬のウラヌスチャームには上手く乗られましたが、不利目の内枠から立ち回り2着を確保する好内容でした。そこから、馬場も早くなるでしょうしパフォーマンスの上々は見込みにくいと感じます。

好走には雨の恵みが必要なるでしょう。






ウインマリリン

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秋華賞15着から臨みます。

前走は外枠から先行し、先行勢総崩れになった激流に巻き込まれる内容で悲観する必要なないかと思います。

Roberto系の父スクリーンヒーローに加え、兄弟からはウインマイティーやマイネヒメルなどタフな芝で好走傾向にある血統です。サンデー内包のスクリーンヒーローの影響か、広いコースでパフォーマンスを上げていますが、DanzigクロスやRoberto×ミスプロのNashuaなど追走力はあるタイプな分、小回りは対応できるタイプです。また中山内回りで2勝しているように急坂も問題ないタイプです。

前走は展開に恵まれなかった事に加えて、京都芝2000mはスクリーンヒーロー産駒にとって相性が良い訳ではないコース。また、一頓挫あり前哨戦を、"使えなかった"事は叩き良化傾向にある血統だけにかなり大きい痛手だった印象です。前走こそ先行力が仇になりましたが安定した先行力は同馬の武器でもありますし、今回の方が先行力はプラスになります。そう考えれば前走から見て条件は好転すると見て良いでしょう。







ウラヌスチャーム

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新潟牝馬S1着から臨みます。

その前走は馬場が向いた面もありますが、スローペースを見越して早めに動き出し中盤からハナに立ちそのまま押し切る好内容のレースでした。父のルーラーシップらしい持続力の高さを証明できた一戦になったかと思います。

母方はIn Reality内包のフジキセキにBold Ruler、さらに牝系を辿ると🇺🇸ダートG1(当時)であるサンアントニオHの兄弟制覇を輩出したダート的なパワーのある血統で、父のルーラーシップが持つ欧州的なパワーとダート🇺🇸的なパワーを併せ持つ血統構成と言えます。その分、追走力を要し、早い馬場になった際にどこまで対応できるかが課題になるでしょう。

また、こういったパワー増し増し配合のルーラーシップ産駒はやや不器用な面があるため、(キセキやダンビュライトなどをイメージして頂ければ、、、)前走のような強引めなレースがマッチする傾向にあります。今回は馬群も渋滞しやすいコース形態ですし、多頭数に変わる事もプラスにはなりにくいです。

好走には馬場の恩恵が欲しい所です。







✅穴人気馬考察(想定11番人気〜)

ウインマイティー

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秋華賞9着から臨みます。

前走は勝負どころで外を回す競馬をしましたが、結果的には更に外を回した馬が好走する結果。勿体ない立ち回りも幾つか見られた為、甘い判定と思われるかもしれませんが個人的には巻き返しの余地があるかなと思います。

とはいえ、前走は"父のゴールドシップが持つ下り坂血統のPrincely Gift5×5が良い方向に働く"と考察時でも評価をしていた為、追走力が求められ、急坂もあるこのコース替わりではやや評価しにくい印象です。

血統的にはシンプルに言って中距離でのスタミナとパワーが強化された配合。ステイゴールド系のゴールドシップは言わずもがなだし母父のカコイーシーズも中距離ダート向きAlyderの後継。そのカコイーシーズ産駒である母アオバコリンはパワーを問われる南関のダートで交流重賞のTCK女王杯3着やS1(南関のG1)ロジータ記念で3着の実績があります。

前走も出来としては相当良かったと感じていますが、叩いて良くなるタイプが多い産駒だけに更なる上昇があってもおかしくないですが、、、血統は違えどウラヌスチャームのような不器用タイプのイメージをもつ血統構成なので、阪神内回りにどこまで対応できるかが鍵でしょう。

馬場としては標準〜重めの馬場で見たい所です。






ミスニューヨーク

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秋華賞5着から臨みます。

その前走は、前半は総崩れだった中団の前目を追走し、3〜4コーナーで外から早めに仕掛けてきた差し馬達に進路を取られ包まれながら後方へ、そんな中で直線で蒸し直して5着に入ると、内容としては不利を受けつつも大健闘したと言って良いかと思います。

前走の秋華賞時の考察では、、、
『牝系自体は近親にHis MajestyがいるFlower Bowl牝系の良血馬なのですが、(His Majesty→🇺🇸の芝レースを中心に活躍した子達を出した名種牡馬)それがこのレースにおいては良さが出ない印象です。

総じて芝適性の高い血統と言うことは言えますが、日本においてはどちらかと言うと非根幹距離やタフな馬場で力を発揮しそうな印象です。』

と考察を挙げました。前走は結果的にタフな馬場になったとはいえ、展開面を考えればハイパフォーマンスを発揮したと言って良いと思います。それならば前走の考察に挙げた通り今回非根幹距離替わりで更なるパフォーマンスアップを期待しても良いかと感じます。追走力が薄い分、速い馬場で速い時計を求められた際にどうかですが、前走くらいで追走できるならそう問題ないと感じます。

前走の5着が評価されないようなら、狙ってみたい一頭です。






サトノガーネット

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新潟記念4着から臨みます。

その前走はドスローの流れを後方から運び、上がり最速で追い上げるもさし届かなかった内容のレース。前述としているように上がり上位を使い続けている内は評価したいディープインパクト産駒の典型で実際穴を開けた経験もある為、個人的には引き続きの好走があっても驚けません。

ディープインパクト×Fairy King系というハープスターやワントゥワン、トーセンブレスなどがいる"切れる末脚を持つディープインパクト牝駒"の代表例で、サトノガーネット自身もその特徴が前面に出ている印象です。その分、脚を溜めてこそなので、前走スローの追走→追走ペースアップになった際にどこまで対応するか不安はありますが、前々走の小倉記念や昨年のエリ女→中日新聞杯でも同様の追走ペースアップシチュエーションで好走しているだけに対応しても驚けません。(今回は前走がいくらなんでもなスローペースだったのでペースアップの振り幅が大きくなりそうな不安点が大きいです。)

スローペースが見込めるなら面白い存在になりそうな一頭だと思います。






サムシングジャスト

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府中牝馬S3着から臨みます。

前走は馬場の恩恵がかなり大きい好走だと感じていますので、今回良馬場を想定するならパフォーマンスアップは見込みにくいと感じます。

血統的には瞬発力を活かすタイプの如何にもなヴィクトワールピサ牝駒。更に母父タイキシャトルからのパワーと、Storm Catで馬場融通からタフ目な馬場でパフォーマンスを上げる傾向にあります。(母方のStorm Catは馬場融通を広げる効果があると分析しています。)

そういった面からも直線急坂は追い風になりそうですが、前走時より速い馬場でレースをするのは明らかに合わない印象を持ちます。






シャドウディーヴァ

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府中牝馬S2着から臨みます。

前走は馬場が向いた印象もありますが、捌きやすい少頭数が功を奏したと感じます。前述しているサラキアもそうですがDanehillなどの欧州Danzigを持っている馬は馬群を縫いながら加速するような器用さが無く、広々と走れた方がスムーズな加速ができるタイプが多いだけに多頭数、馬群が渋滞しやすい小回りコースでは評価しづらいのが第一印象です。
(他にはハービンジャーなども欧州Danzig系なだけにそういった傾向にあります。)

父のハーツクライからも距離が伸びて追走ペースが緩むならば末脚を使える可能性も高くなりますが、馬場が速くなり相対的に追走ペースが忙しく感じてしまう可能性の方が高く、距離延長でも評価しにくい一面が。急坂コースに対応するパワーも乏しく、実績的にも重賞クラスでは甘さを見せてしまっているのが現状です。

好走には馬場の恩恵があった上で、馬群がなんらかの影響でバラけないことにはなかなか好走は難しいと判断します。






リュヌルージュ

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七夕賞8着から臨みます。

同牝系からローレルゲレイロが出ている牝系ですが、それよりも母父メジロマックイーンやモンテロッソが内包しているSadler's wellsの重さが前に出てきているようです。父のモンテロッソはDubawiの後継種牡馬で、芝・ダート両刀ではありつつもどちらかというとダート向き。また母方には中距離ダート向きのAlyderを内包し芝・ダート両方のパワー要素を併せ持っている事が読み取れる。

それだけに時計が掛かる馬場で見たい所。2.4走前のように条件が整えば重賞でも好走できていますがハンデもあっての物。G1レベルでは流石に静観か。最低限、恵の雨が欲しいか。






ロサグラウカ

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新潟牝馬S7着から臨みます。

祖母にローズバド、近親にローズキングダムがいるバラ一族の良血馬です。一族の傾向としては広いコースでパフォーマンスを上げる傾向にあるので、この新潟内回り→阪神内回りのコース替わりはイマイチ評価できない印象です。また、前述もしているように不器用なタイプのルーラーシップ産駒らしく加速に時間が掛かったり、ワンペース気味なレースに強い傾向があるので、何度も言ってるように馬群が渋滞しやすい同コースでどこまででしょうか。

実績的には中山2500mや2200mで好走歴が多いように急坂の非根幹コースはマッチしていると思います。コース適性自体は高いので適性の高さでどこまでか。






カーロバンビーナ

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新潟牝馬S5着から臨みます。

母のカンビーナは🇺🇸オークスを勝ち馬で、兄弟には同じく阪神内回りの重賞である阪神大賞典で2着に入ったトーセンカンビーナがいる良血馬です。兄弟の傾向を見ても時計の早い馬場の方が向きますし、そう考えればここ3走はタフな馬場での物ですので度外視は可能かと思いますが、、、

やはり力量面でかなり心許ない印象です。ここを経て、広いコース替わり、時計の早い馬場替わりで狙いたいと感じてしまいます。







現状の印



◎センテリュオ
○ラッキーライラック
☆ミスニューヨーク
☆サトノガーネット
△ラヴズオンリユー
△ノームコア
△ソフトフルート
△ウインマリリン



8頭への印とやや多くなってしまいましたが、、、


想定としては中高速の馬場でミドルペースと標準的な流れや展開。目立った逃げ馬も居ないので、枠の並び一つで展開・隊列は大きく変わりそうです。

その上で評価したいのはセンテリュオ。考察にも挙げた通り、高速馬場への懸念は多少あるのものの対応可能の範囲と読みました。充実期を迎えた今なら尚更対応可能でしょう。急坂コース、2200mへの実績が豊富なのもセールスポイントでしょう。

注意したいのは前走展開に恵まれず、血統的にもパフォーマンスアップが見込めそうなミスニューヨークに、流れがそこまで早くならず、脚を溜めて爆発される事ができる展開になれば面白いサトノガーネットなどが穴では良さそう。






本日は以上になります!!

最後までご覧頂きありがとうございました😊

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