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あなたも色眼鏡をかけている

先日JCDA広島大会が行われました。
地方開催はこれで最後、来年からは東京で開催されるそうです。資格をとってから初めて開かれる大会が地元という幸運に恵まれたので行ってまいりました。

JCDA大会の位置づけがよくわかってないまま参加した私ではありますが、各セッションごとに気づきが得られるような工夫がされており、大会を企画された有志の方々が時間をかけて取り組んでこられたのだろうと、想像できる内容でした。
そんななか、特に共感した、曹洞宗八屋山善門寺副住職/公認心理士/臨床心理士/相愛大学非常勤講師、さらに精進料理の講師で地元のテレビでも時々見かける吉村昇洋さんの講演について触れたいと思います。

人は他人を見るときに色眼鏡をかけている

吉村さんは副住職でありながら臨床心理士の資格も持っており、人が人を見るときの注意点を挙げられました。
行動心理学の視点では、個人は環境との相互作用の関係にあるといいます。自己を知るには自分の内面だけでなく自分を取り巻く環境を理解することが重要ともおっしゃっておりました。そして他者理解も同様であると。私たちキャリアコンサルタントにとって、大切な考え方ですね。

そして、人が人を理解しようとするときの見方として、
人は必ず何らかの色眼鏡で他者を見ているのだとも述べました。
これにはとても共感できました。
なぜなら、私もそういう見方をしていたと気づくときがあるからです。
男だったら普通○○だろ、とか、血液型がB型だからあの人は○○なんだ、昭和生まれは・・、平成生まれは・・、とかです。
私を縛り付けているこういった価値観、固定観念、などこうした”とらわれ”に気づくのは一人では気づきにくいです。たいていは人から言われて気づきます。
みなさん、そういう経験はありませんか?

こういうとらわれに対して、対処方法のひとつに、吉村さんは座禅を提案してくれました。実際その場でも体験しましたが、納得する部分もあります。
そういった体験によって、「考える」のではなく、「感じ」「気づく」ことが大事と締めくくって講演は終わりました。

多様な価値観の大事さ

大会を終えて、自分がどんな色眼鏡をかけているのか気づけるよう、これからもっと多様な人と接していきたいと思いました。
キャリアコンサルタントが相談者に偏見を持って対峙しているのを想像してみてください。怖いですよね。

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