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君の声は届いているか。その想いは伝わっているか。

どうもこんにちはだいきーとです。

だいきーとんこつです。

唐突ですけど、言いたいこと伝えたいことを相手が100%理解してるか、どう理解してるかって気にしたことありますか?

ことの始まりはサッカー⚽️のセッション(練習)の中のトレーニング。

スペイン🇪🇸語の方のツイッターアカウントで呟いたことなんですけど。


今季はユース年代のチーム(選手はU17が99%で残り1%はU18)のアシスタントコーチを務めるんですが、セッションのトレーニングの中で、攻撃時のボール⚽️と選手🏃の動き方(movilidad de balón y de jugadores)が目的のやつがありまして。選手たちを実際にグラウンド上に配置して、静止状態のトレーニング。

監督1人が12人(その時にいたフィールドプレーヤー全員。12人なのはポジションがかぶる選手がいるから)にボールをこう動かして、こうなったらこういう動きをする、みたいな説明をするんです。
CBかたSBにボールが入ったらCMFはこう動いて⚽️をもらって…もしSBから良い体の向きで⚽️もらえないなら、またSBで逆サイドのSMFはこういう動きしてSBはこういうパスを出して…っていうふうなのをやるんですけど。
しかしその説明に参加する人数が限定されてるから、直接関係ない選手(例えばFWとかね)は突っ立って説明を聞くんだけど、それでも距離によっては声が聞こえない場合もあるし、何より同じ状況を延々、それも20分とか繰り返すと集中力も切れる。

そしてまた違うパターンを数個やって、そこでも絡まない選手は突っ立って話を聞いてるだけ。逆サイドのSBはぼーっと見てるだけ。
その状況の続き(中ゾーン、フィニッシュゾーン)になって、やっと参加する選手もいる。

結局それを1時間やってたんですけど、正直どこまで選手たちが理解したか疑問だし、そもそも選手たちよりそういうのに興味がある僕自身が聞いてて「情報量が多いなー。多分、これ自分が集中して聞いても途中で集中切れてわかんなくなるし、選手たちは最終的に最大でも理解は20%くらいやろな」と思ってたくらいですから。

人間が一度に処理できる情報量には限度があるって言われてるし、文献とか調べてませんが(なんかで読んだ)情報10のうち人間が一度に取得できるのは4割が最高とか。自分の興味のないもんならなおさら入ってくる情報は少ないだろうし。

まあぶっちゃけ自分が選手でこの中にいたら、多分直接関係ない部分は右の耳から入って左の耳から抜けてくだろうな、と。実際、現役でやってた頃そうだった。

人間なんてそんなもん。

全て伝えようとしても、結局全部伝わるなんて不可能。

でもそれって『完璧主義者』で、それはいいことなんじゃないか。

昨季はユース年代、U19からU17まで各年代が混ざってたチームで監督してたんです。
そこで、どうしても選手たちをグラウンド上に配置して静止状態で攻撃時のボール⚽️と選手🏃の動き方のトレーニングをする必要がある場合、まずはグラフィック(紙とか最近はスマホでWhatsAppのグループとかもあるんでそれでファイル形式で送ることもできる)で見せてました。例えばDFとMF2選手しか参加しない場合、それをやって次のゾーンに進んだた5x5でフィニッシュ入れるとかでなんとか騙してやってました。そして本当に選手たち全員をグラウンド上に配置してする場合、できるだけ短くそして一度に出す情報は少なく。
10教えて90分のセッション、20分程度の一つのトレーニングで10習得できるなんて無理なので、1習得してくれるようにしてやってました。

僕は90分のセッションで10教えて10習得してもらおうとする『完璧主義者』じゃないかもしれない。そもそも10教えて10習得してもらえる伝え方があったら今すぐ学びたいくらい😌
それより90分のセッションで10教えて1を確実に取得してもらえる方がいいし、そもそも美味しいとんこつスープだって、長時間根気よく煮込んでやっとできるじゃないか。

そんな締めで。

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