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それでも僕は

こんにちは。はじめまして。栗林です。
今日の話をします。

目を覚ますとそこはベッドの上でした。
見知らぬ場所でもなければ何かがいつもと違うということもない、まさに昨日自分が寝た、自分のベッドの上でした。
26年生きてきて誇れることなど何一つないですが、自分のベッドという存在を得たことは少しは自慢できるような気もします。
よく考えればそのベッドも親の金で買ってもらったような気もしますが、それはまた別の話です。

眠い目をこする元気もなく、スウェットを脱いでヒートテックのスパッツを履き、寝巻きを兼ねていたTシャツの上からパーカーを被り、ダウンジャケットを羽織り、その上から作業着を着ました。そうなんです。私大工なんです。
このTシャツ、パーカー、ダウンジャケット、作業着の上着、というのはこの冬編み出した最強の防寒セットです。
寝巻きを脱がずにその上に重ね着をしていくというのは冬の定番スタイルではありますが、夏は寝巻きのままズボンだけ履き替えて出かけるということもできます。
寝巻きとは何なのか。
洋服とは何なのか。
我々はどこから来てどこへ行くのか。
その答えを探るため、我々取材班は南米へと飛んだ。

適当なことを書くとその続きが書けなくなってしまうということは何年も前から知っているのに、それでもやってしまいますね。
先の見えないこんな世の中ですが、せめて三行先のことくらいはわかっておきたいものです。
ここで言いたいことはこうです。
間違ったことをした時は素直にそれを認めれば、またそこから始めることができるということです。
そうです。
続けます。

便所に行きました。
僕は朝晩2回の排便を欠かしません。
ええまあ、時には欠かします。
おおよそは欠かしませんという意味での欠かしませんです。
床にはセブンスターの空き箱とライターが2つ落ちていました。
朝はまだ胃が起きていないので朝食は食べれません。代わりにタバコを吸います。
おばあちゃんは昔ぼくに「あんたタバコのむんか?」と聞きました。
タバコをのむってのは全くなんというか乙な表現だよなあ。ナイスエクスプレッションだよなあと思いました。

タバコを吸ってより調子の悪くなった僕の朝の胃にコーラを流し込み家を出ます。
時にはコーラをのんで冷えた僕の朝の胃にタバコが追い打ちをかけるというパターンの日もあります。
何はともあれ僕にとってはコーラとタバコが朝食、ブレックファストレスなのです。
出勤する車の中で胃に感じる不快感だけが僕に生きてる実感を与えてくれるのです。

嘘です。
世の中はそんなに美しくない。
ただただ気持ち悪い朝と死にたい気持ちのみがそこにはあります。
世の中に生きてる実感なんてものは存在しません。
死にたさと、それでも生きるという儚い人間の意思のみが朝日に照らされるのです。
それも嘘です。
それでも僕は。

おわり

東大出てても馬鹿は馬鹿