生まれたばかりの子供はまた神様である

昔の人はそう思っていたらしい
例えば縄文人 生まれたばかりの子どものは 埋葬の仕方が違うのである
頭を下にして瓶の中に埋めた
生まれたばかりの子どもと しばらく経った子供では埋葬の仕方が違う

うろ覚えであが沖縄では 普通の人は西の方に埋葬する 太陽が沈む死後の国にということである
生まれたばかりの赤子は 死後は東の方に埋葬する
人間の世界に来る前の神の世界に戻すということである

またジャングルの奥のある民族で
女は子供産む時一人でジャングルの中に入る
一人の子供を産んで 生まれた子を
そのまま放置するか
育てるか自分で決めるのだ
とても恐ろしいことのように思えるが多分意味は
神様の世界に戻した方がいいか
人間の世界に入れた方がいいか
それを母親は悩むのである
太古の感覚が敏感であった人間は 生まれたばかりの赤子を神様だと思っていた

人間の世界で生きるということは
エリートの世界に生まれた人が
修行のために 派遣労働か何かやって いるようなことと近いかもしれない

人間の世界に染まる前の生まれたばかりの赤ん坊というのは

まだ神様の世界のことを知って僕たちなんかよりも宇宙の 真実を知っているのかもしれない