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チェロ 一か月ぶり


夏休み中に体調を崩し、仕事に行っては、冷房でまた体調を崩すという生活を送っている。
そのため八月は中級に進級したはずが、まるまる一ヶ月チェロをお休みすることになった。

今回は、七月の最後の授業ではまだやり残しがあったのと、一ヶ月休んだので、大急ぎで初級の教科書をおさらいして、中級に突入する授業となった。



毎回弦を押さえずに弾く準備運動を始めていたのに、しょっぱなから苦手な練習曲をする。

案の定、弦を押さえる指の力がかなり減少していた。
先生も案の定、できていない点をとんとんと述べてくれる。



先生の怒りの一番のポイントは、

音が定まっていないこと


だった。

第一ポジションと第四ポジションでの音が定まっていない。
一ミリでもずれてたら、音がずれるから。
第四ポジション弾くのは初めてじゃないでしょ。
もっとちゃんときっちり場所を捉えて!


と言われる。



そうだったんだ・・・。
チェロや弦の張り方によって場所が変わると思ってた。

いつもこの辺かなって感じで雰囲気で弦を押さえていたよ。


ちゃんと、きっちりって一番私が苦手なやつ。
好きな言葉は
『だいたい』『ざっくり』『雰囲気』『いい感じに』
だ。
ずっとこんな感じに感覚で過ごしてきたから、『きっちりする』っていうことが私には難しい。


一年半も習っていて、全然伝わってなかった弦の押さえ方。。


へぇ~そうだったんだという顔をマスク越しにしながら、先生怒りのボルテージが…と話を聞く。




ついでに私の性格も指摘される。
おそるおそる弾いているので、もっと思い切って音が変でもいいから
とりあえず弾くこと
と言われた。
確かに自分の性格でビビりなところあるなぁと思い起こす。
またバレた。
でも大人になってなかなか自分について指摘されることがないから参考になった。


ただ、先生私チェロ触ったの、一か月ぶりな。
それ大前提な。



怒りが収まってきたのか、授業の最後に
「まぁ一ヶ月ぶりに弾いたのならまぁまぁできてるよ」
とやっと言われる。


次は、新しい教科書に音符の読み方を書いていくこと
が宿題となった。


先生、教えるって大変だな。



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