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【ツアレポ】変わりゆく旧中村遊廓街、戦後の闇市からの駅西銀座までレトロでディープな路上観察まち歩き

こんにちは、大ナゴヤツアーズです。
今回のツアーレポートはリニア開通に向けて大きく変化する名古屋駅の西エリアにある、戦前の名古屋の様子を感じられる地区のまち歩きです。
過去に開催した時の様子をちょっとだけお伝えしますよ。

日赤から大門地区へ

戦前ノスタルジーの芳香。名古屋情景まち歩き~旧中村遊廓街から駅西銀座、金時湯まで~38
戦前ノスタルジーの芳香。名古屋情景まち歩き~旧中村遊廓街から駅西銀座、金時湯まで~

ツアーのはじまり、地下鉄「中村日赤」駅から歩き始め、まずは中村日赤へ。日本赤十字社愛知支部病院として戦前に開院した旧本館の玄関がモニュメントとして保存されており、戦前に流行した表現主義という建築様式がモダンさを感じさせます。

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歩みを進めていくと、旧遊郭街として栄えた大門地区に着きます。当時の面影が感じられるものは日々刻々と姿を消してしまっていますが、いまでもまだ一部見ることができます。

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ベンガラ色の門が印象的で非常に豪華な旧遊郭がありましたが、2018年6月に惜しまれながら取り壊されてしまいました。かつて栄えた遊郭街を代表する建物の一つだっただけに、非常に残念です。門は「稲楼門(とうろうもん)」と命名され、ジブリパークに移設されているそうですよ。


向かいには、現存する旧遊郭の中で一番格式のある建物が。かつての遊郭街を忍ばせる唯一の現存する建物でもあるため、みんなで守り残していきたいものです。


かつて建物が建っていた場所が駐車場となったことでよく見えるこの壁は、火災の時に燃え広がるのを防ぐための工夫で、当時の防災の工夫をいまに伝えています。


レトロやディープをめぐり駅西へ

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路地の中には飲み屋が連なる大門小路


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ディープという言葉がぴったりな大門小路や大門横丁は雰囲気のあるお店が多く残っています。「夜に来てみたいな」という方もちらほら。こういったところを通ると、お店の名前を見ているだけでも楽しくなります。


さらに歩みを進めると、名古屋駅の高層ビル群やリニア開通に向けた工事現場が見えてきます。


名古屋駅から徒歩10分の駅西銀座

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カラフルな「駅西銀座」の看板を過ぎると、名古屋駅から徒歩10分ほどの場所となります。

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名古屋駅が目と鼻の先にあるにもかかわらず、高い建物が少なく、現役の銭湯「金時湯」や古民家喫茶、マジョリカタイルが施された建物(いまは無くなってしまいました)など、レトロな面影がまだ残っています。

どんどん再開発が進み新しい街に変わっていく中でも、変わらずに残っていって欲しい雰囲気や建物がたくさんあると実感するツアーになりました。

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◆ガイドさん


◆今後の開催予定

※ツアーの内容や体験内容はレポートと異なる場合があります。

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