ライブって色々あるよねってハナシ

 2018年~2019年初頭まではaiko一色!!ってくらいaikoのライブばかりに参戦していました。

 2019年3月にLLP21が終了してから5か月が経とうとしており、aikoの詩。が発売され、TVやたくさんのラジオに出演こそしていたものの、僕自身が参戦できるライブ/TV観覧は今のところ、ない。ただ、5月くらいからaiko以外のアーティストのライブ参戦して、ライブって色々あるなぁと感じたのでこれからそれらについて書き連ねます。

2019/4/30 後輩のライブ

そのままです。学生時代の後輩がつい最近バークリー音楽大学から日本に帰国しまして、彼のライブがピアノとサックスのDUOでやるというので、行ってきました。セットリストはEgberto GismontiやBenny Golson、Charlie Parkerの楽曲、彼のオリジナル曲。お客もまばらに、昔から聴きなれた音やフレーズを聴いてはまた別の変化を感じてました。知名度は全然ないし、狭いフィールドでまだまだ大変だろうけど、頑張れ青年!彼がいつか大成することを陰ながら応援してます。(結構本気なのでパトロンにでもなろうかしら?)


2019/5/1 KO SHIBASAKI CONCERT TOUR 2019 『EARTH THE KO』/柴咲コウ

 令和元年元日は柴咲コウさんのライブ。aikoがLLP20で唯一カブトムシを歌ったロームシアター京都での公演。内容は柴咲さんが語り部となって自然がテーマの物語?(テーマ)の冒頭を詠み上げて曲が展開されていくというもの。一冊の本をオーディオブックとして、または教育番組のラジオを聴いているかのようなライブ構成でした。

 印象深かったのは語り部からいつの間にか映画「ララランド」で最後にミアが歌唱する「Audition」に入っていったところ。ここでこの曲のカバーを持ってくるのか!!と驚きました。また、椎名林檎が作詞作曲をした「野生の同盟」のアレンジがとても素晴らしかった。発表された頃はそこまで好きではなかった楽曲もここまで生まれ変わると途端に手のひらを返して好きな曲になりますね。「最愛」も大好きな曲。真っ新で真っ白な曲のイメージがそのまま表現できてました。

 女優に環境特別広報大使、さらには歌手とマルチに活動している彼女ですが、最近は英語詞/ジャズ/洋楽の日本語カバーに挑戦しています。今回の語り部のライブ構成も環境特別広報大使に任命されたことで、自然の大切さを伝えるために今の自分の社会的立ち位置を利用してやろうと思ってこの構成になったらしく、彼女の芯の強さを感じたライブでもありました。

SET LIST
OPENING VTR
1. Prism
2. 浮雲
「 夢 」
3. 漆⿊、⼗五夜
4. いざよい
5. ⽉のしずく
「 滴 」
6. silence
7. 影
「 魂 」
8. wish
9. 最愛
10. 野性の同盟
Butterfly Dance
11. interference
12. Maps
「 叶 」
13. Audition
「 絆 」
14. Blessing
15. フィロソフィア
「 幸 」
16. また、うまれるころには
ENCORE
1. The silhouette
2. かたち あるもの

2019/6/9 ゆず弾き語りドームツアー2019 ゆずのみ~拍手喝采~/ゆず

 日本音楽史上初となる弾き語りでのドームツアー。引き語りだからステージ中央で静かに歌って聴かせる系ライブと予想していったら見事に裏切られた。ステージ中央のユズドラシルと銘打ったモニュメント/ゆずマンのVTR/天使と悪魔の寸劇VTRとゆずマンの着ぐるみ/会場を走るトロッコカー(リフト付き)/レーザー演出と、歌以外でも観客を楽しませる工夫が至るところに散りばめられていた。aikoと同じようにオーディエンスに近づく仕掛けが多く、二人の温かみを感じたライブでした。

 お馴染みの「タッタ」「夏色」「栄光への架け橋」から新曲「SEIMEI」まで、あまり ゆず を知らなくても存分に楽しめました。嵐に楽曲提供した「夏疾風」は嵐が歌うとイメージが青色なのに ゆず が歌うと赤色のイメージに変身するのが新しい発見でした。歌い手が変わる。それだけで楽曲は無限に可能性が広がっていきますよね。同じ曲を歌っても違いが現れる。それが「個性」ってやつですよね。

SET LIST

DOME★BOMBAYE
飛べない鳥
贈る詩
始発列車
うまく言えない
陽はまた昇る
嗚呼、青春の日々
マボロシ
Hey和
うたエール
ゆずのみ2019メドレー
 マスカット
 シュビドゥバー
 3番線
 タッタ
 岡村ムラムラブギウギ
夏疾風
サヨナラバス
夏色
SEIMEI
アンコール

栄光の架橋
少年
終わりの歌

2019/6/29 「ばけもの」発売記念リリースイベント/NakamuraEmi

 日本の女性を歌うニューカマー、NakamuraEmiのシングル「ばけもの」のタワレコ主催のリリイベに行ってきました。G20開催中の大阪城近くのショッピングモールでのイベント。到達するまで緊張してました笑 ライブのMCでも「厳戒態勢の中、お集まり頂きありがとうございました!」「みんなこの日はイベント避けてたんだってね笑」と言ってました。

 彼女のことはツイッターでも書きましたが、リリックが強い。強い言葉で現実離れしてないことを力強く唄う。それが彼女の魅力だと思っています。気になった人はYoutubeで検索してみくださいませ。学生は「大人のいうことを聞け」社会人は「YAMABIKO」を先ずは聴いてみてね。

 まだリリイベでしか彼女のライブは行ったことがないのですが、本番前の音出し/音合わせも彼女の場合は良いです。色々なアーティストの楽曲を掻い摘んで音出しします。ふつうに歌ってます。音出しでもカラオケチックになってなくて、「個」が出てるのも彼女のシンガーとしての実力が垣間見えます。

 本編ではボイスパーカッションとギター、ボーカルのトリオ構成で前回ではしていなかったパーカッションをNakamuraEmiも担当していました。いつの間にかパワーアップしてて嬉しくなりました。歌唱力も抜けがさらに良くなっててリリックがとても聴き取りやすいし、野外なのに声が遠くまで響いて届いていたと思います。これからも楽しみなアーティストさんです。

SET LIST

Don’t
雨のように泣いてやれ
ばけもの
あまっちょろい私が目に染みて                  YAMABIKO

2019/7/13 official髭男dism one-man tour 2019/Official髭男dism

 現在旋風を起こしているOfficial髭男dismのワンマンライブ。ライブハウスの1階を初体験。aikoのLLRのもみくちゃ汗まみれを想像してたので、ビクビクしてましたが、基本節度の保たれた観客ばかりでよかったです。

 Youtubeをチェックしてたらある程度はついていけるセットリストなってました。肝心のセットリストが攻めに攻めててすごかったです。ヒゲダンちゃんの最近の曲ってすっごく豚骨ラーメンで、そういう曲がここまで並ぶと嬉しい胃もたれを起こすというか。でもそれが「キモチイイ」それがライブ!「キモチイイ」の理由として、aikoと同じでCD音源以上の歌声と演奏をしてくれるのが一聴瞭然なのも挙げられますね。そして圧倒的パフォーマンスとゆるい地方出身感のあるMCとのギャップがこりゃたまらん。バンド内で仲の良さがライブで自然と滲み出ているのが観客が感じ取っちゃえる関係性がすごく売れたり、続けたりするのに不可欠なんじゃなかろうかと思ったライブでした。とてもビッグなバンドになりましたね。個人的にはaiko様の紹介がなければこのバンドを3年前から知られなかったし、aiko様様なバンドだったなって今でも思ってます。←

 運も実力も人気もすべて整ってる素晴らしいバンドなので、このフィーバーに天狗にならないで、髭が似合う年齢まで続けて欲しいですね。でも本人たちはそんな風にならなさそう。音楽を楽しむっての気持ちが溢れてるし、メッセージのストックがたくさんありそうです。aikoみたいに21年は最低続けてください。

異端なスター
Amazing
Second LINE
始まりの朝
FIRE GROUND
明け方のゲッタウェイ
犬かキャットかで死ぬまで喧嘩しよう!
コーヒーとシロップ
115万キロのフィルム
バッドフォーミー
55
Tell Me Baby
Rolling
Pretender
ノーダウト
宿命
アンコール

ブラザーズ
Stand By You

まとめ

①タマゴミュージシャンのライブ②少し名の通ったアーティストのライブ③演奏はシンプルでも演出を拡げていくライブ④物語のようなライブ⑤一世を風靡してるアーティストのライブ 全部で5種類、どれも違った視点/聴点から楽しめるライブでした。

 aiko以外のライブに参戦して音楽はもちろんのこと、ライブにもそれぞれの表現方法、楽しませ方、魅せ方、客との距離の詰め方があるんだなと改めて感じ取ることができました。ステージの大きさや動員数の数字がライブの成功の指標かもしれないですが、どれだけ誰かに長く残るかっていうのも大事ですよね。そうなるようにそのアーティストはこういう工夫をしているんだな、っていうのをこれからも感じ取っていきたいです。

 ただ、「数が大事ではない」というのは確実に間違いだとも思います。(どっちだ。)商業的に売れなきゃ彼/彼女は生活ができない、今も夢見てる「音楽で生きていく」ことができなくなる、っていうのがジレンマにどうしてもなってしまうから。では、どうやったら塩梅のいい音楽のwinwinが出来るかって考えたらオーディエンス側も色々な音楽とステージングに触れて「いつでも思い出せる過去」をたくさん作ったらいいんじゃね?っていうアホ丸出しの答えに辿りつきました。

まぁ言いたいことはどんなライブでも、自分が楽しめてなかったとしても出演者は何かしらの工夫を入れてる/自信があるんだよ!それを感じ取るのもライブの楽しみの一つだぜ!夏も音楽を楽しもうぜ!!ってことです。

人生楽しんだもん勝ち

です。

僕はグッドミュージックで勝ちます。



そのサポートは最後、aikoさんの懐にいきます。