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#009 DAISプロジェクト×いでちゃん やってもないのに、やりたいことなんて見つかるわけない

異動したばかりタイミングにも関わらず、DAISプロジェクトに参加することになった井出さん。「自分がやりたいことって一体何だろう?」と考えていた彼女にとって、DAISへの参加は気づきを与えてくれたという。そんな井出さんにお話を伺いました。

【インタビューを受けてくれた人】
いでちゃん(井出晶子さん) 製造業(営業・事務) チーム名:梼原維新の会(YA326)
【インタビューした人】
りょうちゃん(河野亮二)

DAISでの成功体験

【Q:DAISに参加してみてどうでしたか?】

すごく良い経験をさせてもらいました。チームの人にも恵まれたし、提案も一部採択になって成功体験になりました。

【Q:「良い経験」についてもう少し聞かせてください。】

最終プレゼンを担当させてもらったんです。プレゼンは仕事でも機会がなく、みなさんの前でやるなんて想像もしてませんでした。でも、チームで作り上げた提案の内容に自信が持てて、これは実現するしかないと思って手を挙げたんです。今までならやりたいと思っても、責任のこととか考えてやれなかったんです。ただ、リフレクションパートナーさんから「失敗しても、DAISが終わればみなさんとはここで一旦お別れだし、挑戦するには良い機会だよね」と言われて・・・(笑)  無責任かなと思ったんですけど、良い意味で開き直れて、やってみようと決めました。すると、提案の内容をちゃんとうまく伝えるにはどうしたら良いんだろう?と考えることが楽しくなってきちゃって。

【Q:やってみてどうでしたか?】

まず、面白かったです。そして、自分の強みになったと気づきました。
自分にとっては凄い発見で、今までやってこなかったから余計にびっくりしています。うまく言えなかったどうしよう?とか怖さもあったんですけど、やってみることで自信になりました。チームも背中を押ししてくれましたし、結果としても提案が一部採択になったし、成功体験になりましたね。


プレゼン開始直前


安心安全なチーム

【Q:チームはどんな雰囲気だったんですか?】

すごく居心地の良いチームで、安心安全でコツコツ着実に進む雰囲気でした。優しさ溢れるお父さんやお兄さんたちに見守られてる感じ。実は、プレゼン原稿がギリギリになってしまい最終形をみなさんに見せることができずに本番を迎えました。原稿もうろ覚えだったんですが、みんなが横にいてくれたので安心感をもって挑むことができました。終了後、チームメンバーから「井出ちゃんに任せとけばいけると思ってたよ」と言ってもらえて嬉しかったです。
私たちのチームはベクトルもあってました。一緒に最終プレゼンをしたチームの役場の方がとても素敵で、町への想いをその方から感じて、チーム全体でその方の仕事を作ろうという雰囲気になってました。「役場の方の仕事を作る」という同じベクトルを向いたことが結果にも繋がったと思います。

【Q:プレゼン当日はどんな感じでしたか?】

正直言うと朝から気持ち悪かったです、全然お腹も空かないし・・・「お昼は何食べたい?」って気を使ってもらったのですが、それどころじゃくて。でも、プレゼン後は、お腹が鳴りました(笑)。みんなで食べたラーメンの美味しさは忘れられません。
そして結果発表。一部採択と発表されたとき、唖然となってしまいました。チームの中には泣いてる人も。安心安全なチームだからこそ、やり遂げられたと思っています。

チーム『梼原維新の会(YA326)』


自分事になることの大切さ

【Q:DAISでの経験は、仕事にどんな影響がありそうですか?】

「自分事」の大切さを実感しました。私たちの提案は、図書館を仕事場にするという内容だったんですけど、私自身がこの図書館で仕事したい!って気持ちでした。自分事であれば、本気になれるし、本気だとちゃんと通じることが分かりました。また、自分事として捉えることができるということが、自分の強みだとも思えたんです。

提案の舞台となった図書館


やってもないのに、やりたいことなんて見つかるわけない

【Q:DAISで学んだことは?】

色々と自分のやりたいことについて考えていましたが、やりたいことがないということがマイナスだと思ってたんです。でも、今回のDAISを通して
「やらんのやけん(やってないから)、やりたいことなんて見つかるわけないよね」
ということに気づきました。不安もあるし怖さもあるけど、やってみて合わなかったらやめたらいいだけのこと。やってないのは自分の怠慢なのかなと。それが一番の学びですね。


(著者談)
「やってもないのに、やりたいことなんて見つかるわけない。」と笑顔で語る いでちゃん。そう語る彼女の声には力強さがありました。DAISに参加することで「やってみる」を選択した彼女。そして、その「やってみる」を後押しした安心安全なチーム。彼女はこれからどんな「やってみる」を選択していくのだろうか。楽しみです。


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