読書週間

夏休みなので、久しぶりに読書に没頭している。ふだんも読んでいるには読んでいるけど、やっぱり行きの電車と、帰ってホッとしてからの数時間ではペースが遅いし(ただでさえ遅いのに)、なかなか本の世界に没入できない。長編小説ならなおさらだ。

久しぶりに村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を読んでいて、なんとも言えない村上春樹の言葉の磁力みたいなのに圧倒されている。要するにおもしろいのです。

上巻が読み終わったところで新潮9月号の巻頭、千葉雅也の「デッドライン」を読んだ。最後、「デッドエンド」という言葉にに向かって駆け抜けていく感じ、とてもどきどきした。小説を読んだときに、いろいろ語れるようになりたいなあと思う。語れたら楽しいだろうなあと思う。

社会人になってから小説を読むことがパッタリとなくなってしまい、ちょっとしたきっかけがあってまた小説を読み出して半年ちょっとくらいたったのかな。「何がよかった」なんて言えないけれど、本当によかったと思う。小説を読んでいる時間は、イメージの世界を飛び回ることができるのです。

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