見出し画像

心臓を打ち抜く3曲の弾丸、『Shotgun Rose』レビュー

文化放送「超!A&G+」で配信中の「すばるあずきみずしーの3コードミラクル」から生まれた3人組ユニットShotgunRoseのEP『Shotgun Rose』(ショットガンローズ)がリリースされました。

下記のA&Gショップから購入できますので、みなさん買って聴きましょう。

本記事では『Shotgun Rose』に収録されている3曲の感想を述べていきます。(140文字に収まらなかった)

(1)鈴鳴すばるメインボーカル曲『Million stars for you』

一度聴くと血が騒ぐギターとドラムが耳から離れないロックな曲で、ライブで盛り上がること間違いなしなテンションぶちあげ曲です。EPの1曲目がこの曲でガッチリ心をつかまれました。

メインボーカルのすばる様の声には少年的な格好良さがあり、それに対してサブボーカルのAZKi先生とみずしーの女性的な声が良いアクセントになっていたと思います。

2番の「Million stars for you 震える君がいる」の部分の音がピアノとすばる様の声だけになるのが最高でした。ライブですばる様にだけスポットライトが当たっている姿が見えました。

歌詞を読んで、この歌はアイドルを応援している歌と私は感じました。100万の星や億の愛はファンの声援、それを集めて未来へ進む存在はアイドルそのものです。

(2)AZKiメインボーカル曲『Devil&Angel』

ダンサブルなメロディと治安の悪い音が融合したこの曲はまさしく天使と悪魔。開拓者風に言うと「AZKi Red」と「AZKi BLaCK」の良いとこどりをしたような曲でした。

最初聴いた時「感想を語るのが難しい曲だな」と思いました。初見ではこの曲をとらえきれず、何度も聴いて初めて良さがわかります。3回くらい聴いて「スルメ曲だー!」って思いました。

歌詞のいたるところで韻を踏んだり、「(1,2,3 Chords)」が悪魔的な声だったり、「Gun gun gun gun」で銃声がなったり、細かく聴いていくと曲の中に仕込まれた遊び心を見つけられて楽しいです。一体いくつ仕込んだのかライナーノーツ的な解説を読みたいと思いました。

2番で歌詞が英語になるところでも「hunny bunny」や「rollin rollin ノリノリ」と韻が踏まれ、すばる様のネイティブな英語の発音が光ります。AZKi先生とみずしーの英語は可愛く、特に「love&peace!!do it do it!!」の歌い方が楽しそうでキュートで好きです。

(3)水科葵メインボーカル曲『世界は忘れていくだけだ』

空のように透き通ったピアノの音色が綺麗なバラード曲を、メインボーカルのみずしーがエモーショナルに歌い上げます。はい、間違いなく床曲ですね。「ここにいた証を...」の芯の通った歌声には鳥肌が立ちました。

「世界は忘れていくだけだ」というタイトルの通り、聴いていると少し切なくなる曲でした。「もしもこの声が消えてしまっても 世界は普通に進んでいくだけだ」というどこか投げやりにも感じる歌詞は、コンテンツが大量に作られては次々に消えていく現代の虚しさを連想させます。

それでも「君は君の道をいけばいいんだ」と背中を押してくれる優しい応援ソングのようにも感じます。本当に心に染みる、一人で聴いていると泣きたくなる曲でした。

まとめ

EPの3曲とも全く違う音楽を奏でていて、ユニット「Shotgun Rose」の可能性を感じました。この3人ならもっと色々な曲を歌いこなせると思います。

また曲以外にもCDジャケットの3人がとても可愛いく必見です。裏面のすばる様を挟んで3人で寝ている衣装が個人的にツボです。AZKi先生の服の布面積が普段の衣装より増えていて、みずしーが逆に普段は見えないお腹が見えているのが最高です。神絵師様です。

そしてこの素晴らしいEPを引っ提げて2020年11月1日にShotgun Roseのワンマンライブ「First Bullet~Shotgun Rose One-Man Live~」がニコニコ公式生放送にてオンライン開催されます。しかもフルバンド、生歌・生演奏。3人の歌声に心臓を撃ち抜かれること間違いなしなので、みなさんぜひ視聴してみてください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?