●セットリスト
1.ア・イswear
2.Link
3.Message
4.ネクストエベレスト（新曲）
5.ぶいちゅっばの歌（カバー）
6.ファンサ（カバー）
7.新・羅万象
8.Gimme×Gimme（カバー）
9.振りかぶって猫パンチ
10.Brand New Days
11.Someday Someday
12.Distance of LUV

2022年6月26日、SPWNにて「銀河アリス 4th Anniversary Live -NEXT ORBIT-」が開催されました。お銀の4周年ライブを振り返っていきますので、気になった方はぜひアーカイブをご視聴ください。

1.ア・イswear

野外ステージに登場したお銀は、ハンドマイクを片手に格好良く「ア・イswear」を歌い、早速会場のボルテージを上げていきます。「ぶちかましていくぞー！」と挑発的に観客を煽り、ラスサビでは「こぶし」をきかせてくるほど、今日のお銀はアゲアゲに仕上がってました。歌っていない間奏のダンスのキレも流石。「誰もおいていかない」という歌詞は、ライブはステージ上の出演者だけでなく観客も含めて全員で作るもの、という覚悟を感じます。

MC1

MCになった途端、先ほどまでの格好良く歌って踊っていた姿はどこへやら、いつものフワッとしたお銀に戻りました。「ごきげんようです！」と元気のよい挨拶をして、「最高のお時間をお銀と一緒に過ごしていただけたら嬉しいです！」と今日の意気込みを熱く語ります。

2.Link

お銀のライブで盛り上がる曲と言えば、この曲「Link」。コメント欄の一体感もバッチリです。歌詞の「ねえ誰にも忘れられない歌があるでしょ きっと何度も助けてくれたはずだよ」を聴きながら、「Link」のお銀の歌とダンスが、自分の中でそういう存在だと思いました。

3.Message

去年のお銀の3周年ライブで発表された「Message」には、お銀の地球人類さんたちへのビッグラブがギュッとつまっています。お銀がその思いを歌とダンスに乗せて送信すれば、地球人類さんたちは「受信オッケー！」と答えます。まさしくライブはコミュニケーション。お銀と地球人類さんたちの気持ちがつながる（Link）のを感じました。

MC2

お銀が「毎年周年ライブさんで必ず発表しているものがありんすね？」と匂わせ、からのデキたてホヤホヤの新曲「ネクストエベレスト」が歌われます。

4.ネクストエベレスト（新曲）

新曲は「ネクストエベレスト」という言葉がずっと頭に残る楽しい曲で、お銀のラップも可愛い応援ソングだと感じました。「わかってくれとは言わないが Check!」の所で手をピシッと額に合わせる振り付けが好きです。そして最後に指を空に向けて突き上げる様子は、曲名の通り「次のいただき（ネクストエベレスト）」を目指すという宣言にも見えました。

MC3

早速新曲の感想をコメントでもらい、大満足なお銀。そして4周年ライブにあたり、野外ステージに立ちたいという意見や、グッズの案をお銀自身がたくさん考えたことを語ってくれました。さらに新しく挑戦した姿を地球人類さんにお見せしたいという思いから、Vtuberさんのカバーと、もう1曲みんなが喜んでくれそうな曲のカバー、という嬉しすぎるサプライズプレゼントを贈ってくれます。

5.ぶいちゅっばの歌（カバー）

「周防パトラ」さんの「ぶいちゅっばの歌」は、「可愛らしいVtuberの曲の言えば？」というアンケートを取ると、必ず上位に上がってくるであろう曲です。4周年ライブが始まる前に「可愛いお銀を見せたい」と言っていたのですが、この曲をカバーするとは予想外でした。歌い方も文句なしに可愛く、振り付けの手や足の動きも清楚でぶりっ子で、普段のお銀の可愛さ5割増しです。

6.ファンサ（カバー）

ファンサと言えばアイドルの曲。この曲を歌っているお銀は間違いなく銀河一のアイドルでした。歌い方が可愛いのは当然として、「ファンサしちゃうぞ」の後にフフっと笑ったのが反則レベルの可愛さでした。歌詞の「お手紙も書いてください 何度も読んで宝物にします」も、地球人類さんたちからもらったお手紙の匂いをかいだり、歌の収録にお守りとしてお手紙を持って行くお銀にピッタリでした。

MC4

歌い終わったお銀から「生きてきて最大限のぶりっ子です」という告白。コメントに「ぶりぶりー！」を求めて照れ隠しをしている様子も可愛かったです。「みんなビンテージここまで来てますか！？」と「ボルテージ」を言い間違うポンがあり、いつものお銀が戻ってきた感じでした。

7.新・羅万象

可愛いターンは終わり。ゲストの「おいち」こと「宗谷いちか」氏が登場し、可愛い空気を吹き飛ばすように二人で格好良く和ロックの「新・羅万象」を歌います。サビを二人で向かい合って歌い合う様子は、互いに体からあふれ出る熱量をぶつけるようでした。

MC5

MCになると、ライブ前のコラボ配信で結成した芸人コンビ「はたがやしまい」のトークショーかと思うほどの、ワチャワチャした楽しい空気になりました。「はたがやしまい」で挨拶をしたり、次の曲の読み方をお銀が間違えた話を交えつつ、二人のコラボ曲は続きます。

8.Gimme×Gimme（カバー）

二人ともMCとは別人のように「Gimme×Gimme」を格好良く、怪しく歌います。そしてこの曲だけ、お銀とおいちの衣装に演出が表示さたのは、最高にイカした演出でした。おいちの某アニメ風の全身ピッチリスーツはこの演出のためにあったのかと思うほど。お銀の腕と足もダンスに合わせて幻想的な線を描いていました。

MC6

お銀が「Gimme×Gimme」を「ジメジメ」と読み間違えたという答えが明かされたり、先ほどの衣装に電気が流れる演出が全然痛くなかった、などまたお笑いコンビのようなやり取りをする、はたがやしまい。

おいちを地球人類さん代表としてリバーシブルゴングの時間。「うまのみみにー！」「ねんぶつー！」「こわきに！」「コシヒカリー！」「お銀河軍団！」「さいきょー！」「Next！」「ORBITー！」と、お銀とおいち、コメント欄で交流を楽しみました。

9.振りかぶって猫パンチ

おいちとお銀の最後の曲は事前に言われていた通り「振りかぶって猫パンチ」。おいちも今日一番の可愛い歌声とダンスを見せてくれました。二人のダンスが見事におそろで息もピッタリ。結成して間もなくても、はたがやしまいの絆が深いことがわかります。

MC7

最後にお銀に「4周年おめでとう」と伝えて、おいちは惜しまれつつステージからはけていきました。

お銀が侵略活動を始めてから4年間、変わったことと変わらなかったことが語られます。お銀の性格や頭が銀河なところは変わらなかったけれど、猫ちゃん会議で自分からすすんで意見を言うようになったことが、お銀にとって大きな変化だったそうです。地球人類さんのためにたくさん意見を言うお銀と、それに対して「地球人類さんの一番近くにいるのはアリスなんだからドンドン意見を言ってね」と優しく受け入れてくれる猫ちゃん。お銀の侵略活動には猫ちゃんたちの存在は欠かすことができません。いつもお銀を支えてくれる猫ちゃんたちには、本当に感謝しています。

お銀の隣にはいつも猫ちゃんたちと、大切なお友達と、地球人類さんたちがいます。「そして地球人類さんにも必ずお銀がお隣にいます。みんな一人じゃないです」という想いを込めた２曲が歌われます。

10.Brand New Days／11.Someday Someday

「Brand New Days」の「私は一人じゃない」という歌詞と、「Someday Someday」の「とても真っ暗で一人で泣いてた」や「でも一緒にいたいよ」という歌詞が、MCでのお銀の「お銀がお隣にいます」という言葉と合わさり、お銀の想いが心に染み込んできました。宇宙を思わせる光を背に踊るお銀はとても綺麗で妖精さんみたい。この2曲は特にウェッティになりやすい曲で、ライブもみんなの気持ちもクライマックスに。今日のライブのセットリストは格好いい曲、可愛い曲、コラボ曲、ウェッティな曲、とコンセプトがハッキリしていてお見事でした。

MC8

毎日元気に笑顔で侵略活動が続けられたのは、猫ちゃんたち、お友達、そして地球人類さんたちがいたからと、あらためてお礼を言うお銀。そして「知ってるとは思いますけど、お銀は地球人類さんのことが大好きです！」とお銀らしくストレートに気持ちをぶつけてきました。

12.Distance of LUV

最後の曲「Distance of LUV」を踊るお銀の背景にはMVが表示されて、ステージのお銀とMVのお銀の動きは完全にシンクロしていました。「愛 愛 愛してるよ 届いてるかな？」「you're my only one ずっと想ってる」という重い歌詞以上に、お銀の地球人類さんへの想いはきっと重いです。ぶりっ子しているお銀も可愛いかったけれど、「Love.」で両手でハートを作るお銀が、歌に込めた想いも手伝って今日一番キュートでした。

エンディング

ライブ終了後、NEXT ORBITアフターパーティー開催決定の告知がありました。そしてフラワースタンドを贈ってくれた地球人類さんたちへお銀からのお礼も。ウェッティになりながらも、一人一人に「本当にありがとう」と心を込めて感謝をしてくれるお銀。My Dearsのピアノアレンジが流れているのも、ウェッティさに拍車を掛けます。画面には見えなくても深く深くおじぎをしているお銀の姿が見えました。

感想

お銀の成長した姿と新しい挑戦を見ることができた素敵なライブでした。普段は可愛いと言われると照れてしまうお銀が、可愛い曲に挑戦してくれました。今まで周年ライブでは身内のMZMや、もう仲が良いお友達がゲストだったのに、今回はほぼ初めましてのおいちをゲストに呼んだのも、人見知りのお銀にとって大きな挑戦だったはずです。こんな風に新しい一面を見せてくれたり、お友達の輪を広げようとしてくれたりと、お銀はいつも地球人類さんのために頑張ってくれているのが伝わってきます。

きっとお銀はこれからも成長してもっと魅力的な宇宙人になっていくことでしょう。でもお銀のシンの部分はこれからも変わらないんだろうな、と信じることができて、それが何よりも嬉しいと思いました。

猫ちゃんたちと仲良しで、お友達を大切にして、ダンスが上手で、ちょっと頭が銀河で、照れ屋さんで、頑張り屋さんで、でもそれを表には見せなくて、そして地球人類さんのことがとっっっても大好き、そんな銀河アリスのことがこれからも大好き、そう思えるライブでした。