見出し画像

はしご酒24イベントから推察するSNS採用

みなさん、こんにちは。

浅草の町を24時間かけて酒場をはしごしまくる狂気のイベント『はしご酒24』のプロデューサーこといしやまです。

ご存じない方へ。こんな様子です。


大の大人が酒場をただただ巡り、朝の8時から翌朝の8時まで飲み続けるイベント・・・

そんな狂気が満ちたイベントには、「コミュニティ醸成」というテーマのもと「採用」というキーワードが隠されていたのでした。

SNSを活用したダイレクト・リクルーティング


ウチの会社は、2018年冬時点では社長と社員と社外取締役の3名という小規模な会社なため、さまざまな事業を運営するのにフリーランスや協力会社の皆さんのお力をお借りしてチームでお仕事していました。

テクノロジー系コンテンツを活用したイベント企画・運営とか地域メディア運営にはもちろん会社メンバーだけでは成立しないので、なるべく多くの人と関わりを持っておくことが大事だし、できれば採用活動もしていきたいということで始めたのが、こんな募集。

そう、bosyu です!

参考にしたのは、皆さんもよく知っているこちらのアカウントの方。

ワタシも実際にお会いしたのですが、会って話して伝わって共感できることっていっぱいあるので、bosyuの誘引力すごいなーと感心していたのです。

ただ、ランチって柄でないし日頃お酒のこといっぱいつぶやいてるのもあって、「やっぱ飲みでしょ」ということで一緒に飲みましょうにしました。

でも、ランチと違い飲み代負担はそれなりにコストもかかってしまうし、それで出会えそうな方との機会損失になるのも嫌だしなあということで、
「奢りで飲みましょう」にしたんです。
特に会ってみたいターゲットが、より若い世代の方々でしたので。

おかげさまでこれから会う予定の方も含め、10名を超える方と出会えました。
でも、ダイレクト・リクルーティングと書きましたが、この飲みの場で”ウチで働かない?”とか言ってるわけではありません。
お互いに興味を持っている同士が、どんなことをしていてどんなことを楽しいと思っているかを酒のアテに飲む、ただそれだけです。

ただその会ってるときになんとなく自分との相性とか、ちょっとした人となりや仕事への向き合い方なんかは覚えておくようにしています。
さらに会った後はけっこうSNSでやり取りすることも増えるので、さらにコミュニケーションの感覚がつかめてくる、ということにもつながります。

直接その人となにかをする場合もあれば、その人がさらに人を繋いでくれるパターンもあるので、SNSからの出会いは無限だなーと実感しました。

FaceBook時代からTwitter時代へ変遷したことを実感するTwitter上での懐かしき再会からの会社へJOIN


実は、このbosyuを出す半年くらい前にTwitterでは考えられなかった出来事が発生しました。

それは、Campfireのクラウドファウンディング企画を通じてSNSでも繋がることとなった方がおりまして。
当時、Campfireサイトを見て面白そうな企画や人を探すのが好きだったので
クラファンサーフィンしててたどり着いたのがこちら。
なぜ興味を持ったのかちょっと忘れてしまったのですが、カフェのフェスのリターンに不思議な「麻雀プロとの対局権」を見た瞬間パトロンになってました。

そのオーナーがこちらの友添さん。今では東京でも京都でも酒を酌み交わして夜な夜な楽しむステキな友人であり、尊敬する経営者のひとりです。

このリターンをきっかけに友添さんのツイートを見るようになり、昔から麻雀好きなこともあって麻雀ツイートもよく見かけるようになったころ。。

なんとなく、麻雀でよくある「難しい牌姿でどの牌を切るのが最善手か」ってツイートを見てぼんやり考えてたらそのツイートした人をクリックすると
「あれ、俺この人知ってる?」ってなりまして。。
本名じゃなかったのですが、IDとかツイート見てたらやっぱりそうかも!って思ってFaceBookでメッセージを送るかのごとく、RTしましたw

それがこの方。お互いが学生時代(といってもかたや●留?かたや卒業後に専門学校通ってるほぼフリーター)に毎日のように遊んでた時から数えて10数年ぶり。。びっくりしました!

で、また何かのタイミングで一緒に食事をする機会がうまれ秋頃に友添さん交えて再会。
そこからはダイレクトに繋がるようになり、仕事の話なんかもちょいちょいすることもあって。
で、ある時ふとした時に電話がかかってきて「一緒に仕事やれないか?」

で、4月から弊社の営業役員になっているという驚きの展開です!
ただ、10数年ぶりの旧友と一緒に仕事を始めてからも特に距離感も話しかけ方とかもほぼ当時のままなのでは?って思う部分もあるほど自然です。

そういう意味で、Facebookでよくありがちだった久しぶりの出会いがTwitterでも可能なことが証明された瞬間でした。

はしご酒イベントのコミュニティづくりから生まれた採用


で、始めの「はしご酒24」イベントの話に戻ります。
はしご酒イベントは、COREZO!ASAKUSAのメディアを開始してから半年おきに春・秋と開催し今回で3回目でした。

過去2回の開催を踏まえて、今期大事にしたかったことはズバリ「コミュニティを醸成する」でした。

ゆるゆるとした空気感のなかで、酒場を媒介にいろんな人が集まってきてただただ酒と会話を楽しむ、そんなイベントをしながらシタマチの酒場が活性化できたらいいなと思って始めていてその思いは変わらず持っています。

ただ、ゆるゆるとした空気感を作りつつも、それなりにしっかりとしたコミュニティを作ることができるのではないか?時間がかかっても作っていきたいと考えてコミュニティ醸成の方法を考えていました。

そこで、コミュニティづくりのために採用したアプリがこちらです。

KOUは、昨年12月に「コミュニティテック」というカンファレンスイベントで出会ったスマホアプリです。
はしご酒コミュニティを作っていくのに、何らかテクノロジーを活用してできないものか、って考えていた折に見つけたイベントだったので飛びつくように参加したのを覚えています。

その中でKOUは、ワタシがやりたいなと思っていた「コミュニティを作る」点と「感謝で小さな経済をまわす」という点に共感したのでなんとか春に行われるはしご酒24で使おうと決めたのです。

実際、このような形で使っていました。
39人の方がイベント当日までにこのコミュニティにJOINされました!
その中で、アクティブにコメントする人・情報を共有してくれる人が現れて
イベントを「自分事」として楽しんでくれたのを見るのが嬉しい瞬間でした。

KOUでは、正直ワタシ自身もうまく活用しきれなかった点もあり、説明もうまくできず、参加者が使いきれなかった形にしてしまったことが残念でしたが、今後もはしご酒コミュニティを楽しい場に育てていくのに、活用して一緒に成長していこうと思っています。

結果として言うと、その「自分事」のようにコミュニティに参加してくれてイベントにおいても楽しんでくれた仲間から2人も同じタイミングでウチに入社してくれることになったのです!

SNSでのつながりや、bosyuのようなライトに出会えるコミュニケーションツール、そしてオフラインイベントがひとつにつながり「楽しそうなことをしている会社で仕事がしたい」と言ってもらえることになったのです。

これは奇しくもふたりともに言ってもらえた言葉でした。

会社なので、楽しければいいのかほかにやるべきこともあるだろうと言われるかもしれないけどワタシはこの言葉を受けたときにこう思ったツイートがあります。

ワタシは小さいながらも経営者なので、「責任を取ること」「一緒に働く仲間を守ること」が責務になります。ウチの場合は、正社員のみならず形が違えども一緒に活動してくれるみんなが「仲間」なのでそう表現しますが。

ただ、「楽しそう」という印象を受けてもらえるのには言葉で言うだけでもだめだし、なんとなく楽しいことだけやってるだけでもダメだと思います。
人と人が向き合ってつながり、それはオンラインでもオフラインでもよくて。そこから一緒に何かをしてみようというコミュニティを作り出すことで、その活動が「自分事」になっていき会社への印象にも繋がっていったことが結果「採用」という形に現れたのだと思いました。

ワタシは今後もTwitter,bosyu、KOU、そしてnoteといったオンラインコミュニケーションツールを活用して人と出会い・向き合い仲間を作っていくつもりです。

会社が社員なり仲間を採用する方法って一つじゃないんだな、てことを実感したこの半年間でした。

最後に実は、もう一名さらにTwitter麻雀コミュニティから縁があって繋がった友人を介して、入社を予定している若者がいるのでまだまだ採用活動頑張っていきます!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?