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海外旅行保険に助けられた話。

今回の韓国旅行で初めて海外旅行保険のお世話になることになったので、その時の顛末を書いておきます。とても助けられたので、皆さんの「もしも」の時のヒントになればという思いでここに投稿することにしました。

【何があったのか?】


韓国に一週間くらい滞在していたのだが、ちょっと仕事の整理もあり、打ち合わせ先にPCをもっていって作業をしていた。ちょっと別部屋に移動して続きの打ち合わせをすることになって、PCのインナーケースに入れて小脇に抱えて建物内を移動していた。その時、角から人と鉢合わせになってちょっとバランスを崩し、PCを落下させてしまった。
なんかいやな音がしたが、取り急ぎ別部屋に移動して確認したところ、マグネシウム合金でできたキーボード側のボディが破損していた。多分PCケースのファスナー部分から落下して結構な衝撃がもろに伝わったのではないかと思う。
電源を入れてみたら動作は特に問題はなさそうで、ディスプレイも問題なかった。PCの機能としては大丈夫だったので仕事的には問題なく終了できたが、筐体の破損は痛い。平面においても何かガタガタ安定しないし、何といっても金属が割れているので手を傷つけそうで怖い。
帰国後すぐに保険会社に連絡をすることにした。

こんな感じに破損してしまった。

【海外旅行保険はクレジットカード付帯の保険】


今回お世話になったのはクレジットカードに付帯している海外旅行保険。
利用付帯の保険だった。具体的に何を利用して決済すればいいのかというと、パッケージ旅行の代金や航空券などの代金、または出国時に空港などに向かうときに電車やリムジンバス、タクシーなどの公共交通機関を決済したとき、さらに渡航先に到着した後、渡航先の交通機関を決済したときにこの海外旅行保険が有効になる。大事なのが交通機関はOKなのだが、ホテルなどの決済ではダメだということを覚えておくといいと思う。私の場合、フェリーで福岡から釜山に出国するために博多駅~博多港国際ターミナルまで利用したタクシーをクレジットで決済して保険をアクティベートしておいた。

【全体的な流れ】

①カード会社のHPなどにある海外旅行保険の案内を確認してその問い合わせ窓口に連絡する。私の場合電話で連絡だった。

②保険会社に状況を説明して保険適用可能であるかどうかを確認する。私の場合、携行品の破損ということになり、アクティベートも確認できるので保険適用可能ということだった。修理金額の見積をとる必要があるが保険会社のほうの修理業者で査定してもらうか、メーカーの修理見積をとるかの選択があったので後者を選択。

③後日、保険金請求のための書類が送られてくる。

④必要書類を整えて保険会社に返送。

⑤保険会社から免責金額を差し引いた保険金の金額確認があるので、確認したのちに保険金が振り込まれる。

というのが全体的な流れ。

【今回のケースで必要だった書類】

①保険金請求書
これは保険会社から送られてくるものに必要事項を記載すればよい。

②利用条件確認書類
私の場合、保険をアクティベートしたタクシーの領収書とカードの利用の控え。タクシーの中で渡されるもの。これは旅行が終わるまでとっておいたほうがいい。タクシー会社によっては利用額が反映されるまでにタイムラグがある場合もあるのでその場でもらえるレシートは重要。

③eチケットの控えまたは搭乗券の半券
飛行機の場合はeチケットはメールで送られてくる場合が多いのでそれをプリントアウトすればよい。半券があればそれをコピーして提出。私は半券を捨ててしまっていたが飛行機のeチケットの控えとフェリーの予約確認書があったのでそれを提出。

④損害箇所がわかる写真
損害箇所を写真に撮って提出。この保険会社はメールでの提出に対応していた。

⑤損害額立証書類
今回はメーカーに修理をお願いすることにしたので、メーカーから送られてきた修理費用見積書。

⑥損害品購入証明
これはPCを買ったときの領収書とカード利用の控え。そして保証書。これも私は保管をしていたので助かった。

これだけの書類を整える必要があった。
購入したときの領収書やタクシーの領収書、カードの利用控えとか搭乗券の半券とか、財布やポケットの中にあると捨ててしまいそうな書類が大事になってくるのがお分かりいただけるだろう。
海外旅行が終わるまでは領収書やレシート、半券などは捨てずに保管しておくことをお勧めしたい。
また、購入したときの領収書なんかは保証書と一緒に保管しておくといいと思う。

【まとめ】

この間に保険会社とは別にメーカーのサポートと修理依頼やらPCの送付の作業があったのだが、日本HPのサポートはとても分かりやすかったので非常に好感が持てた。PC本体を送付するときも引き取りサービスが利用できたので、こちらで梱包する必要もなく、料金もリーズナブルなのですごくよかった。ただ、修理を依頼して、現物を確認してもらって初めて正確な見積金額が出るので、2週間~3週間程度はそのPCが手元にない状態になる。先に保険会社に問い合わせたのがよかったのだが、破損個所の写真を送る必要があったので、もし先にメーカーにPCを送ってしまったら写真が取れない事態になるところだった。
また、私の場合、仕事用なので外に持ち歩くモバイルPCと据え置きで使用する大型ノートPCを同期してあるので、特に問題なく仕事もできた。仕事でPCを使う人は「もしも」のことを考えてバックアップ体制をしっかり考えておくといいと思う。人によってはスマホやタブレットで十分バックアップになると思う。

この後、修理の終わったPCを入れるケースをファスナーのない全体を覆えるものに買い替えたのは言うまでもない。

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