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ハングル文字を覚える最も簡単なレシピ。

韓国語に興味があっても、「ハングル文字がどうにもとっつきにくいなぁ」と思っている方もいると思います。この記事ではハングル文字になじみが無い方向けにハングル文字の基本を、かなり単純化してお伝えします。

この記事を最後まで読んでいただけたら、とりあえずハングル文字が読めて音にするまではできるようになると思います。

「読めるだけで意味がわからないじゃ意味がない」と思う方もいると思いますが、音にできるだけでわかることや役に立つことはたくさんあります。

特に韓国旅行をするときや、ネットで韓国語で検索するときなど、結構便利に使えます。

例えば外来語は韓国語でも外来語として使っている場合も多く、オレンジジュースは韓国語でも「オレンジジュース」と表現します。これがハングル文字で書いてあるだけなので、音にするとすぐにわかります。

地名などはそのままなので、読めると列車やバスの行先や停留所の確認ができるようになります。

ここでは発音や文法などはほぼ説明していないので、あくまで「ハングル文字を理解するため」の考え方を書いています。そんなに難しくはありませんので、韓国語学習のきっかけになればと思いまとめました。

【ハングル文字】はローマ字である。

韓国語の先生が見たら怒られそうな見出しですが、ハングル文字は表音文字でいわゆる発音記号です。で、その成り立ちが「子音字」+「母音字」が基本なので、この辺はローマ字と同じです。

例えば「k」と「a」が合わさって「ka」となると「カ」

ここから「a」の代わりに「i」をつけて「ki 」となると「キ」

「ka」と「ki」の子音字Kの部分は変わらず、母音字がa か i かで音が違いますね。

ハングル文字も基本はこれと同じです。

「ㅅ」
この人(ヒト)みたいなのが「s」の音を表す子音字です。

「ㅏ」
このカタカナのトみたいなのが「a」の音を表す母音字です。

この2つが合体すると
「사」
となってこれが「sa」「サ」っていう文字になります。

「ㅏ(a)」
の代わりに

「ㅣ(i)」
を入れると

「시」

これが「si」「シ」という文字になります。

ご覧のように漢字の「人」みたいな「s」の部分は変わらず母音字が「ㅏ」なのか「ㅣ」なのかで違う音を表しています。

【パッチム】って何?

ハングル文字はこの「子音字」+「母音字」にさらに「子音字」を足すことができます。
この「+子音字」をパッチムといいます。

さっきの「사」は「sa」でしたが、これを「sam」にすることができます。
パッチムは必ずこの「子音字+母音字」の下につきます。

mの音は「ㅁ」この四角形で表します。

「ㅅ」「ㅏ」「ㅁ」なので「사」の下に「ㅁ」をつけて
「삼」これで「sam」という音になります。

日本語だと「サム」ですが、ローマ字にすると「samu」になって
母音が「a」と「u」の2つであるのがわかると思います。
これだと「サ」と「ム」で2音あり、「sam」は母音1つの1音です。
日本語ではこうするしかないのですが、ハングル文字だと1音で表現できるという違いになります。

この2つの法則を理解するとある程度の解読ができるようになります。
日本語の五十音はすべての形が違うので、ひらがなとカタカナだけで100個文字を覚える必要があり、さらに漢字で覚えることが山のようにあるのですが、ハングル文字は「子音字」と「母音字」を覚えるとあとはその組み合わせなので、パズルを解くように読めるようになります。

ではここから基本の母音と子音について説明していきます。

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