言い訳をするときのコツ

一般的に、

「言い訳をするくらいなら素直に謝ったほうがいい。」

と言われますが、僕はむしろ、

「素直に謝るくらいなら、気合いを入れて大げさな言い訳をした方がいい。」

と思います。

例えば上司から、「至急メールに返信しろ」と言われているのに、なんとなく気分が乗らなくてメールを寝かせちゃっていて、だいぶ時間がたってから返信をしなきゃいけないというときに、

「すいません、今朝出勤中に、カルガモの親子が道路を渡ろうとしているのを見かけたんですが、子カルガモがもたついていて、トラックに轢かれそうだったので、慌てて滑り込んで助けようとしたら、逆に僕の両手がトラックのタイヤの下敷きになっちゃって、全ての指を複雑骨折してしまい、メールの返信が遅れました。むしろ、メールの返信はおろかポケットからスマホを取り出す事も出来ませんでした。何しろ全ての指の骨が折れていたので。
ただ、その後偶然高校の同級生が通りかかって、しかもその同級生がすごく立派な医者になっていて全部治してくれたので、指のことはもうご心配いただかなくても大丈夫です。
あと、カルガモも無事でした。」

という内容のメールを送ったとしましょう。
このメールを受け取る前の上司は、

「あいつは何でいつまでたってもメールを返してこないんだ!」

とイライラしているに違いないですが、
このメールを読んだ直後は、

「カルガモ、助かってよかった!」

となってるはずですからね。
で、上司はその後少し冷静になって、

「というかこれ明らかに嘘だし、上から一つずつツッコミを入れていこうと思ったけど、ツッコミ所が多過ぎて疲れるわ。」

という感じになったあげく、

「いや、でも一個だけ言わせて!こいつは何で『指のことはもうご心配いただかなくても大丈夫です。』って、いつの間にか自分が心配される側にまわってるわけ?」

となるはずです。
そして、

「あれ?冷静に考えたら、俺なんでこいつのメールにこんなに心を揺さぶられてるんだ?」

という感じになって、

「本来であれば、ただ怒られて終わりというシチュエーションから、ここまで俺の心を揺さぶって来るなんて…こいつ、実はもしかしてかなり人の心を操る才能があるのでは?」

となり、気が付いたらあなたは重要なお客様向けのプロジェクトを任されているはずですから。

「ピンチはチャンス」

とはよく言ったもので、せっかくのこういう言い訳が出来るチャンスを、ただ単純に謝る事でみすみす手放すことはない。

僕はそう思うんです。
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田中大介

田中大介のノート

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