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スペイン巡礼11日目


朝日と歩く。

しっかり板につきました。

少し肌寒い早朝日が昇る前に宿を出る。

最初に見つけたカフェで軽めの朝食。

この時決まってカフェコンレチェを頼む。

一息ついて今日一日歩くための英気を蓄える。

身体的にということもあるが気持ち的なところが大きい。

よし、今日も朝から美味しいものを食べたからたくさん歩くぞ、という気になるのだ。

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今日からサニーさんと二人で巡礼。

改まって二人で話しながら歩くとサニーさんの話がすごく興味深かった。

サニーさんは恐ろしく気がきく。

ジェシカとグレイスは僕やサニーさんよりも一回り以上年上で、韓国社会は上下関係が日本よりもよりはっきりしている。

気を使っているのが見るからにわかった。

結構しんどかった?

と、きくと、サニーさんはジェシカとグレイスと会うよりも前に一緒歩いた韓国人グループの方がしんどかったらしい。

ジェシカとグレイスはすごく波長があって居心地がよかったそうだ。

サニーさんの日本での苦労話もその気を使えてしまうところに端を発してしまったようだ。

毎日仕事終わりに近所のお寺に駆け込んで煩悩をなくそうと修行していたらしい。

彼氏と別れた理由も宗教観の違いが大きかったという。

近くの国でも文化が違えば考え方も違う。同じように接していると知らぬ間に相手を傷つけてしまいます。

これは今の世界情勢、近くで考えたら国内の政治家と僕ら、生産者と僕ら、女性と男性などに照らし合わせることができます。

急に世界を変えることはできません。

人も変えることはできません。

お互いが寄り添って徐々に徐々にすり寄せあった先に変化はあるのかもしれません。

途中アカシア?かな。サニーさんに甘いよって行って渡された花の蜜つぼ。

最初は何考えてるかわかんないけどいい人っぽかったサニーさんがすごく近い人になった気がしました。

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途中子供連れの韓国人ご夫婦と休憩所で会いました。

毎年、少しづつ歩き進めてサンティアゴを目指しているんだって。

巡礼は自由なのです。



Belorado - San Juan de Ortega

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