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【旅の感想文その8】隣の客もメイドにほぐしてもらう客だ(福岡)

【旅の感想文その8】
隣の客もメイドにほぐしてもらう客だ(福岡)


今回は #メイド マッサージについてです。
場所は #福岡県 #福岡市 内の某所。
念のため、コロナ禍のはるか前の話です。
なので、今もそのお店が存在するかどうかはわかりません。

なんとかメイド文化に触れたくて探し当てた店でした。
入ると、氏名と住所、身分証明のコピーを取らされました。
この時点で、いわゆる「ムフフ」は無し確定です。
そんな展開を期待された方、残念でした。
私もそんな展開を期待してこのみせに入り、初っ端の身元確認で「あ、ないな」と残念に思ったのですから。

マッサージをしてくれるのは、ピッピちゃん(仮名)。
他のメイドさんよりもスカート丈の長い、ロングヘアのメイドさんです。
まず、足を丁寧に洗ってくれます。
その時点で「お、ここは、マッサージだにゃん😽、な感じの緩い店なのだ」と思ったのはここまで。
次に肩のマッサージに移ったのですが、この細身のどこにそんな力が、と思わずにいられない、#強力の神 ばりの刺激が両肩に刺さります。
「いてててて!、いてててててて‼︎」
という私の悲鳴などガン無視で、ピッピちゃん(仮名)は私の肩のコリを力任せにほぐしていきます。

こうなると、なんとか口でボロを出させてやろうと、邪心がムクムクと首をもたげます。
誘導質問で、このピッピちゃん(仮名)のメイドとしての仮面を剥いでやろうと思ったのです。

おれ「ピッピちゃん(仮名)は、この仕事の前は、何してたの?」
ピッピちゃん(仮名)「ピッピちゃん(仮名)はね、生まれた時からピッピちゃん(仮名)なんだよ」

もう、仮面を剥ぐのもバカバカしくなりました。
ピッピちゃん(仮名)の仮面は、#北島マヤ よりも分厚く、しっかりと顔についているみたいでした。

お客は自分以外にもいるみたいでしたが、仕切りがあるので、どんな客がいるのか見当もつかない状態。
さしたる会話をすることなく、淡々とマッサージを受けてるみたいです。
私は、ピッピちゃん(仮名)のキャラの強固さに白旗をあげ、ただ単純に会話を楽しんでました。

ピッピちゃん(仮名)「ほら #ゴージャス っているでしょ?」
おれ「あぁ、あの #宇宙海賊 の?」
ピッピちゃん(仮名)「ピッピちゃん(仮名)のいとこのはとこなんだよね」
おれ「あぁ、そうなんだ」
ピッピちゃん(仮名)「あの決めゼリフ、なんだったけ?」
おれ「ピッピちゃん(仮名)、いとこのはとこなのに、覚えてないの?」
ピッピちゃん(仮名)「君のハートに……」
隣の客「レボリューション♪」

これには私もピッピちゃん(仮名)も驚かざるを得ず、ただ数秒顔を見合わせるだけでした。
この隣の客は、その「レボリューション♪」だけを発して、その後の会話に入ってくることはありませんでした。

マッサージが終わり、#チェキ の撮影を勧められましたが、やんわり断り、店を後にしました。

このメイド体験で、なんかもやっとしたものが残り、既述の秋葉原のメイドカフェ体験に繋がります。

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