杉山大輔 『私の哲学』編集長|ビジネス・プロデューサー

行動したエピソードや『私の哲学』で取材した方々の公開されていないトークを発信していきます。 http://www.interliteracy.com/philosophy/ 『行動する勇気』(フォレスト出版)『運を動かせ』(Discover21)

第二部「帰国」 Vol.7 アイデンティティ クライシス

幼少期を海外で過ごし、20歳前に日本に戻ると“帰国子女”というレッテルを貼られてしまう。多くの場合、自分が何者なのか認識できず、帰属意識が持てないまま大人になり、日本の社会に溶け込めないという問題が起こる。
そうした帰国子女特有の弊害がある中で、杉山大輔はアメリカ的な価値観・発想だけでなく、日本人らしい謙虚さをも持ち合わせている。それは、高校での恩師との出会いをきっかけに、彼自身のアイデンティティ

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第一部「NY時代」 Vol.6  日本人学校 人生初めての挫折を味わう

─受験失敗が良い転機に

幼稚園から小学校5年生までは、現地の学校に通っていた。同時に日本語の補習学校にも通い、普段の会話程度なら問題なかったが、いずれ日本に帰国する予定だったため、両親の方針で小学校6年生からニューヨーク日本人学校に転校することになる。

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第一部「NY時代」 Vol.5  王貞治氏との出会い

初インタビュー
─No.1とNo.2の違い

中学生のとき、卒業後は日本の高校への進学を決めていたので、その準備として塾に通っていた。そこで国語を担当していた、少し風変わりでとても仲の良かった芳倉茂昭先生からある朝、

「数週間後に王貞治がニューヨークに来るんだよ。そこで、大輔は物怖じしない性格だから、1対1のインタビューをしてもらいたいんだ」と言われる。
“王貞治”も“物怖じ”も知らなかったが、

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第一部「NY時代」 Vol.4 お金と時間

働いて稼ぐ大変さと時間管理
─雪かきをしてもらったお小遣い

アメリカでは、小さいときからお金を稼ぐことの重要性を教えられる。家庭内での芝刈りや掃除の手伝い、ベビーシッターなどをしてお小遣いを稼ぐ。

ニューヨークの冬はとても寒く、一軒家では雪かきをしなくてはならない。雪が降ると僕は、友達と一緒に雪かき専用シャベルを持って近所の家を回った。「お宅の家の雪かきをします。いかがですか」すると相手は「い

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第一部「NY時代」 Vol.3 剣道との出逢い

日本文化への興味 
─KENDOが剣道に 

小学校3年生のとき、遊びに行った友達の家で見つけた竹刀と防具に興味を持った。剣道を習いたいと頼むと母は、「クーラーの効いていない部屋で炊飯器のカバーを1時間被っていられたらやっても良い」と条件を与えた。そして、暑くても嫌がらずに面を被っていられることを証明できた僕は剣道を習い始める。
道場には送り迎えが必要だったため、姉と妹も一緒に通うことになり、その

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第一部「NY時代」 Vol.2 Show and Tell

能動的に学ぶ授業スタイル
─プレゼンテーション能力を養う

アメリカの小学校では、朝授業が始まる前に“Show and Tell”という時間がある。“Show and Tell”とは、「気に入っている物や自慢の持ち物を持ってきて、クラスで紹介する」というもの。順番で毎日1人が5分間、持ってきたモノにまつわる話をする。飼っている犬を連れてきて自分が教えた芸を披露したり(紹介が終わると犬は、一緒に来て

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