手の使い方2

 自分にとって弾くのが=打鍵するのが大変に感じるピアノを弾く必要があるときにどうするとよいか。どうしても力を入れたり普段より強く弾こうとしてしまいがちになるが、その二つは最も思い通りに弾けなくなる二大方法である。

 力を入れて弾くと、出る音量は小さくなる傾向が強まる。打鍵のための指や手首のスナップが短くなりやすくなるためだ。その上鍵盤が重い=普段より大きい運動量が与えられないと降下しないのであれば、手や指の筋肉量自体が変わらないのにスナップが短くなったら打鍵のためのエネルギーが減少してむしろ鍵盤を適正な量だけ降下させられなくなる。

 意識するとしたら、力まないまま打鍵速度のみ速くしようと心掛けることだろうか。鍵盤が重い=指や手への抵抗が大きいということだから、普段より速いくらいの打鍵でないと音量も小さくなり発音タイミングも遅くなってしまう。

 様々な状態のピアノに適応するためには、速い打鍵と深すぎない打鍵が安定してできることが重要である。その二点を指や手や手首を固めてしまわずに保てること、また変化させることで音量を変化させることの技術が、重さの違う鍵盤=強弱をつけるための運動エネルギーの基準値が異なる鍵盤を弾き分けるための基本となる。

  指や手を固めずに速い打鍵を行うには、手首のスナップが助けになる。手の重さや旋回のエネルギーを打鍵に加えるイメージ。普段より椅子を少し高くしてもよいかもしれない。

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