見出し画像

3年前のゲーム「DETROIT:Become Human」のメニュー画面”クロエ”がメッチャ素敵です!

今回はゲームのお話です。
ゲームをプレイいて、NPC(Non Player Character:非プレイヤーキャラクター)に魅力を感じることは多々あると思います。NPCの魅力によりゲームの没入度が違う!なんてのもあるかも知れません。

ただ、今回紹介したいのはゲーム本編とは無関係のNPC。
ゲームにも出てこない、メインメニュー画面にしか登場しないNPCです。

DETROIT:Became Humanに登場

このゲームは、2018年5月発売のゲームで、当初PS4専用、後にPC版が登場したフランスのゲーム会社「クアンティック・ドリーム」のアクション・アドベンチャーゲームです。

映像クオリティの割にお安く、始めやすいのが優しいですね。全てに日本語字幕、日本語吹き替えされているので映画を見ながらストーリー分岐を選べるような作品になっています。

そして、本編のメインキャラクターは3人(?)いるのですが、今回ご紹介したのはNPC”クロエ”さんです。このキャラクターはゲーム起動後のメインメニュー選択時に登場するキャラクターです。

画像1

ちょうど、この記事を書いている7月4日にスクリーンショットを撮ったのですが、時事ネタ「アメリカ合衆国の独立記念日」をぶっこんできました。

予め決められた設定ではありますが、なんていうか、こういうコミュニケーションによって、そこに知性を感じさせられ、意識するように設計されていると感じます。あざとい!

クロエの単独インタビュー映像がある

このクロエ、作品では役割を与えられなかったものの、作品としてクロエは重要なポジションにあるキャラクターであることが伺えるムービーがあります。ゲーム宣伝用のショートフィルムですがなかなか興味深い。

ここで驚きな設定がチューリング・テストに初めてクリアしたアンドロイドという設定。チューリング・テストはAIが騒がれたことで聞いたことあるかもしれませんが、端的には人間or機械(人工知能)を見極めるテストです。

結果、クロエは人間か機械かというと、人間側に近い存在という設定になっています。これでちょっとぎこちなさあっても、アンドロイドだし…というなんとも言えない解釈が働くわけですね。

ちょっとプレイヤーを不安にさせてくる

ちょっとずるい演出だなと思ったのが、話しかけてくるだけの存在ではなくなる瞬間があるんです。そう、プレイヤーに意見を求めてくるんですよ。

その質問が「私を開放しますか?」

画像2

これ、そのままの解釈で行くとメインメニューに今までいた存在のクロエが消えるということ。これまで存在を認識していたが、そこまで意識していなかったメインメニュー背景を急に意識させられる瞬間です。

モデルの女優さんがいます

ガブリエル・ハーシュ(Gabrielle Hersh)さんで、フランスの人です。調べてみた範囲では、外見も似ていると思うのですが、ゲーム内のクロエはリアルタイムレンダリングなので、理論上は今この瞬間、あなただけのクロエです。

ってことは女優さんは何をしているのか?
そう、このゲームで登場するキャラクターのリアルな人間のような表情や動きに由来するもので、モーションキャプチャーの女優さんです。つまりはクロエの人間っぽい動きのそれ。

つまり、プレイヤーはゲーム起動時に毎回クロエに遭遇し、なんとなくゲームを開始するために通過していくのですが、その短時間にクロエという映像の先にいる女優さんの動きをみて、クロエに人間らしさを感じていたと…。

いや、もうメインメニューから凄い没入感を提供してくれますね。
このゲーム会社の次回作が気になります!
※現行最新が2018年の本作なので、そろそろ新作?

おすすめの実況動画

以前の記事でもご紹介したLivedoor Newsのゲームさんぽで精神科医の名越康文さんとプレイする本作の1編がおすすめです。
全く進まない…がメチャメチャおもしろいです。

ゲームプレイしていない人もこの動画みると「あ、プレイしてみたいかも」となる解説に注目です。

面白かったら「スキ」お願いします。そして、承認欲求を満たしてくれ!