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遠距離通勤の落とし穴(呑んでる場合)

どうやら昨日から関東地方は梅雨入り。今日も昼から延々と雨。晴れている湯河原の家からの景色は濃淡のある緑色の山。私の絵心はさておき、60色ぐらい揃っている色えんぴつで描きたくなるほど豊かな色合いだ。海が好き、山が好き、川が好き…とそれぞれあると思うけど、私は山を眺めるのが好き。季節ごとに移ろいゆく山の姿を日常に持てるのはとても贅沢な事だと思う。そう、ここだけで生活している分にはストレスフリーで気持ち穏やかに過ごしていけそうだが、人生まだまだそこまで楽はしていられない…。

稼ぐための週3東京通勤。朝は東海道線を利用し、帰りは小田原まで湘南新宿線が通っているのでいくつかのパターンで帰ってきているが、タイミングが悪いと小田原から先の乗り継ぎが悪く30分近く待ったり、飲んだ日の帰りの電車が熱海や沼津行きだと湯河原から先に寝過ごしたらヤバい…という緊張感で余分に疲れる。

昨日は新橋からちょっと早めの21時台小田原行きの東海道線に乗ったところ、小田原でその先熱海行きの東海道線接続に30分もあることに気づいた。「どうせ飲んじゃったし、だったら途中下車してもう少しビールでも飲むか。」と、トイレ休憩がてら戸塚で降りて、ビールを買おうとしたら、駅員が改札先に出してくれない(…当たり前のことだったのかもしれない。)。で、車内でビールを飲むためにグリーン車券を買ったのに、無駄じゃんー、と酔っぱらいの私はプリプリしながら、湯河原方面に進むべく再び電車に乗って、グリーン車内でうとうとしていたら、駅員さんにグリーン車券の確認で起こされた。「え? 私、ちゃんと'ピッ'(ICカードで購入したグリーン車券を座席上にタッチ)したんだけどな。小田原まで買ったんですよ、ちゃんと…。」と伝えると「お客様、この電車は横須賀線です。次の北鎌倉で乗り換えてください」と。 

へ?! …そっか、遠距離通勤にはこんな落とし穴もあったのか。乗り継ぎ悪し、寝過ごし怖し、もひとつおまけに、ホーム見落とし。やれやれ、都内でべろべろになってもいつも魔法のように自宅にたどり着けていた頃が懐かしい。湯河原で暮らし始めてから、幸か不幸か帰宅する労力のせいでちょっとは酒量が減ったと思う。よかったのかな。






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