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ゆる学徒カフェに行ったはず【ゆる学徒カフェ体験記】

18きっぷで旅行に行った際、ついにゆる学徒カフェにお邪魔してきました。

開店以前から行きたかった場所に行けて感極まったオタクが思うままに綴ります。

ゆる学徒カフェについて


ゆる学徒カフェとは、ゆる言語学ラジオを親とした6チャンネルのファンが集まる、ラジオスタジオを兼ねたカフェである。

筆者はゆる〇〇学ラジオ系列、ひいては店長兼ゆる民俗学ラジオの話し手である黒川晝車さんのファンで、開店までの進捗動画も見ていたので、一度行ってみたいと思っていたのですが、先日念願叶って行ってきました。

1.鈍行電車の中で

今回は18きっぷでの旅行だったので、べらぼうに長い移動時間、ひたすらぐるぐると考え事をしていました。

ゆる系コンテンツ好きの同志の方々とお話しできるかな、黒川さんいらっしゃるかな、なに頼もうかな、などなど、かなり緊張していて、池袋駅について改札を通った時、
本当に?行くの?大丈夫かな?とかなり不安に思いつつ、重たい扉を開けました。

池袋駅C1出口すぐの皮膚科の上の階にあるカフェ。
ドッグイヤー柄がかわいい。

2.店長と副店長

ドアを開けると、ゆる学徒カフェの看板が目に飛び込んできて、ついに来たんだな、とちょっと泣きそうになりました。

スタッフのお姉さんに「相席されますか?」と聞かれ、奥の席で他のお客さんと相席することに。

通されたのは、ガラス越しにラジオブースが見える席で、荷物を置いて席に着くと、たまたま店長と副店長はラジオの収録中だったらしく、正面に黒川さん、客席側に背を向ける形で副店長の谷口さんが座って収録をされていました。

当然、目の前の方との会話が全く頭に入らず、しばらくお話したのち、離席して戻ると、収録を終えたお二人がブースから出てこられていて、

わ、黒川さんだ!!

と叫んでしまいました。びっくりさせてしまって申し訳ない…

3.雑談と教養と経験値の差に愕然

ブースから出てこられた黒川さんはとても気さくな方で、ラジオで見ていたそのまんまというか、相席されたもう一人の方とめちゃくちゃ濃い異文化体験談に花を咲かせていて、お話の中にも教養の高さを感じたし、やはりお話が上手いし聞きやすい…さすが本職、という印象。

対して筆者は話せる持ちネタもなく、緊張で何も話せず終始あわあわしていた。お話して頂いて、写真も撮ってもらいました。嬉しいを通り越して語彙が爆散した。

ホットコーヒーを注文したら、黒川さんが豆から挽いてくださったのですが、その様子があまりにも素敵で、しっかり脳に保存しました。かっこよかった…。もちろん味も美味しい。

そんなこんなで、相席のお兄さんが帰宅、少し作業をしたのちお会計をしようとしたら、谷口さんが
「じゃあ店長に」って黒川さんをわざわざ呼んでくださって、お会計までして貰った。
ちょっと粋すぎません??
お会計のあと、握手までしていただきました。生まれてはじめて長生きしたいなと思いました。

酒に酔ったようなふわふわ気分で宿に戻り、その日は帰ってメモを取り、それでも飽き足らず宿の女将さんに喜びを語った。ちゃんと聞いてくれる良い女将さんだった。ありがとうございました。

翌日、ゆる学徒カフェのラインを追加したのにスタンプを貯めるのを忘れたことに気づき、早々にリベンジを決めました。

4.2回目。リベンジコンビーフとゆる黒川学ラジオ?

さて、今回の旅行はわりと長期の予定だったので、目的地に行って帰り道に東京を通る必要がありました。いちど東北の方へ向かったのち、Uターンして戻ってくる形です。

加えて、前回諦めたコンビーフが、どうしても食べてみたかった私はふたたび池袋へ向かいました。

前より少し早めの時間帯について、相席したお姉さんが同じく黒川さんのファンということで、しばし黒川さん談義で盛り上がっていたところ、なんとご本人登場。自分でも驚くほど黄色い悲鳴があがる。お姉さんは喜びで少し泣いていたし、黒川さんは「イヤダア…」とやりづらそうにしていた。
(どうやらスタッフのお姉さんが連絡してくれたらしい。前回も思ったが、この方も谷口さんも黒川さんも、ここのスタッフさんはなんて優しいのか。粋すぎるって…)


前回のあのたじたじ感が悔しすぎて、あらかじめ黒川さんや他のお客さんにする用に質問を用意していった。その甲斐あってか、聞きたかったことが聞けて嬉しかった…
(なんと筆者のことを覚えていてくださった。感極まってロボットみたいに「ウレシイ」としか言えなかった)

ところで筆者が黒川さんの好きなポイントは初見のイメージと話す内容のギャップが激しいことなのだが、以前から黒川さんに、理想の死に方についてどうしても聞いてみたかった。

そんな折、旅行中に聞いたラジオで

「にっちもさっちも行かなくなったらモンゴルで中古車を買って潰れるまで乗り回して死にたい」(#38インドア体育会系とアウトドア文系が喋ったら平行線だった」より)と仰っていて、

私が今まで聞いた中でいちばんハードな答えだったので嬉しくて拍手してしまった。そういうところが魅力的だと思っています、とお伝えすると、面白いっすね!と笑ってくれました。優しい。

https://youtu.be/Zu6vsWNomvo?si=_nyeceLXKR1L8XfZ

(#38インドア体育会系とアウトドア文系が喋ったら平行線だった【33の質問】39分あたり)

その日はゆる民俗学ラジオの手ぬぐいを買って、サインを頂いたのち写真を撮ってもらった。

帰って見返したら私は見たことないほどに緩んだ顔をしていた。人生でいちばん強い酒を飲んだので、顔が真っ赤だったし足もふらふらだった。

しかし、私にとって、いちばん憧れている人に会いたいと思って会えたことは初めてだったので、人生で一番ドキドキしたこととして、きっと墓場までずっと忘れられないし、一生自慢するだろう。

それくらい、ぜんぶ夢かもしれないところ思うほどに楽しい空間だった。

相席した方、スタッフの方も、みなさんとても親切で、とても居心地がよかった。
ぜひまたお邪魔したいと思います。



帰り道、池袋駅を発車した武蔵小杉行きの電車内で、ようやくスタンプ押し忘れたことに気づきました。3度目の正直なるか、また絶対行きます。

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