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ユニフォーム色にスタンドを染めよう

千葉ロッテマリーンズは現在、ピンストライプユニフォーム(白)、ビジターユニフォーム(黒)、CHIBAユニフォーム(赤)、マリンフェスタユニフォーム(青)、サマーユニフォームという5種類のユニフォームを選手が着用して公式戦を戦っています。

そして千葉ロッテマリーンズファンは選手がその日着用するユニフォームを毎試合持参し、スタンドをユニフォーム色に染め、選手の視覚に入るスタンドの絵、雰囲気を見事に作り上げています。
他球団もユニフォーム配布日ならこの光景が可能でも、それ以外の日では同一色にスタンドを染める事はなかなか難しいのではないでしょうか。

ユニフォームの種類が多くなり今でこそ、球団公式SNSでも選手着用ユニフォームを事前に案内して、"選手と同じユニフォームを着て応援しよう"という呼びかけを行ってくれていますが、そもそもこのユニフォームを着て応援する形式は球団発祥ではありません。ファン発祥の応援なのです。
詳しくは「ユニフォーム応援の歴史」をご覧ください。
また、球団SNSで着用ユニフォームを事前案内する事も、ファンからの要望に応えてはじまったものです。

有名な話ではかつて、西武ライオンズの東尾監督がマリーンズファンを「ライトスタンドの白いオバケ」と評したほどの、このユニフォームによる同一色の迫力と大声援。
「マリーンズの選手にプラスになる力」
「相手チームに対してはマイナスになる力」

26番目の選手としてチームの勝利にファンが貢献できる1つの方法、手段だと思います。
スタンドをユニフォーム色に染める事で、一体となってファンが行動する文化が今も継承されており、球団もそのファンの行動に対して後押ししてくれています。

「どのユニフォームを着ようが自由だ」
「好きなユニフォームを着させろ」
「全部のユニフォーム持っているわけがない」
「考えをおしつけるな」

そう、強要ではありません。
選手と同じユニフォームを着ていないからと言って、批判される事も絶対あってはなりません、個人の自由です。
ただ、これが千葉ロッテマリーンズの外野スタンドであり、ローカルルールのように思います。


どうですか?同じ色に染まったスタンド。
ブラックブラックデーは球団のイベントではありますが、ビジターユニを着るというファンの行動がなければ、ここまでスタンドを黒一色にする事は実現は不可能だと思います。ましてやそれがイベントデーでなくても普段から千葉ロッテファンは出来ているのです。
ユニフォームは千葉ロッテマリーンズならではのドレスコードと言いましょうか。
他球団ではこうやってファンが演出する事はなかなかないと思います。

もしユニフォームをお持ちでなければ、選手着用ユニフォームに合わせた色のシャツ等をご用意ください。
これは20年前からファン同士でも呼びかけている常套句です。

ユニフォームをお持ちでなくて、これからも球場で千葉ロッテマリーンズを応援してくださるなら、ぜひ白ピンストライプ、更に黒ビジターユニフォームを購入される事をオススメします。

赤や青、サマー色のユニフォーム、シャツをお持ちでなければ、最悪ホームは白、ビジターは黒に合わされた方が無難です。
逆にピンストライプやビジターユニ着用日に赤や青等のユニフォームは、かえって悪目立ちをしますのでお控えになった方がよろしいかと思います。

常連客でも今はグループをアピールする意味合いもあると思うのですが、白ピンストライプの日に黒いTシャツを着たり、またわざとユニフォームの色を合わせない方も中にはいらっしゃいます。
「いつもここにいるというチームへのアピール」だったり「ただ単に自分が目立ちたい」「ユニフォームを自慢したい」という理由である事も耳にします。
確かに強要ではありませんので、それは自由です。

ただ特にマリンのライトスタンドはホーム球場のスタンド。そして白のピンストライプユニフォームはチームの伝統のユニフォーム。
あのM.V.P.の中心部でさえ、ほとんどの人がマリンスタジアムでは白のTシャツを着て、ファンと共にスタンドを白に染めて応援する意識が人一倍強かったという事だけはお伝えしておきたいです。

【追記】2019.8.28

元ロッテの渡辺俊介投手のインタビュー記事にも、スタンドの"色"について強くイメージが残っていらっしゃる事が記載されています。
また、マリーンズファンの声と"色"の力や美しさに励まされていたこと、誇りに思っていた事も述べられています。

スタンドの色をロッテファン皆が合わせて応援する事で、チームや選手の力にプラスになるのは間違いありません。