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スーパーカップ2024マスコット大集合で起きた色々なことまとめ

Jリーグのシーズン開幕を告げるイベント「FUJIFILMスーパーカップ」が今年も開催され、全国からマスコットが大集合。
マスコット総選挙が終わってマスコットイベントがどうなるのかと危惧された部分もありましたが、蓋を開けてみれば仙台、富山、広島、福岡を除くすべてのクラブが国立競技場にマスコットを送り込んできました。

そんな盛りだくさんの一日の主要トピックスを振り返っていきたいと思います。


一年に一回しかない交流の機会

一年で色々なイベントがあるとはいえ、他のクラブのマスコットとカテゴリ、地域を飛び越えてよりどりみどりな交流できる機会はそうそうありません。
ということで各マスコットも色んな絡みを見せてくれました。


※スーパーカップは、開幕戦に限らず今後の対戦相手とのイメージ画像を撮りためるのに最適な機会です

各マスコットにおかれましても、文字通り一年分の写真を撮りためられたことでしょう…。

地下通路の限定グリーティング

さて、今回のスーパーカップには、一般来場者がマスコットと触れ合える場外グリーティングというものがありません。(というかこの4年間ない)
色々な安全面、スケジュール面の問題がクリアできなかったのでしょうか。国立競技場の外周のスペース運用も難しそうですしね。
それでも、特に事前情報なくそのへんを歩いているお子さんなどが、「偶然」魅力的なマスコットに触れて興味を持つという出会いの機会はぜひ確保していただきたいので、来年以降のフリーグリーティングの復活は切に願いたいところです。

その代わり、「マスコットシート」を購入した方限定で、20分間の限定グリーティングが開催されることに。
このマスコットシート、大人12000円※という高額ながら、270名(90名×グリーティング3セット分)という限定枠にかなりの応募が殺到したようで、このグリに参加できたのは一握りの幸運な方のみとなりました。これを書いている管理人も外れましたし…。

※12000円と言っても、実質8000円くらいの席が付いてくるのでグリーティング代としては高くないと言えるかも?

しかし国立競技場にそんな、外部からのぞき見できないような限定グリ会場なんてあるのか?と思ったら…

めっちゃ地下。

地下通路に詰め込まれたマスコットとお客さんによる密会が…


通路ということで構造的に触れ合い方も少しテクニカルな部分があったようですね。
来年以降も同じ形式で開催するなら参加者は心構えが必要かも。

そして繰り返しますが、やはり「マスコットにお金を払う熱心な層」以外の人たちにもマスコットを知ってもらうため、場外グリーティングを少しでも復活させてほしいと願います。

抜け出せないマスコットガチャの沼

さて、限定グリーティングに参加できたのは一部の幸運な方たちとお伝えしましたが、その運をつかめずグリーティングからあぶれたマスコットファンはどこにいたのかというと…

マスコットガチャのゾーンにいました。

スーパーカップ限定の、ほとんどのマスコットが実写でプリントされたアクリルキーホルダーがランダムで排出されるガチャガチャ(1回400円)。
ガチャガチャ自体は毎年設置されています(商品は毎年違う)が、今年は前述の通り限定グリーティングに外れ行き場を失ったマスコットファンが、その時間と金をぶつける対象として機能し、大きな賑わいを生みました。

今回素晴らしかったのは、ガチャ待機列に両替担当のスタッフを配置したことですね。
ガチャガチ勢ならともかく普通の人は、小銭が尽き、両替も手間がかかるならやる気を失ってしまうのですが、今回の両替体制は大きなお札を出しても異様なほどスムーズに小銭に替えてもらえるストレス皆無のシステムが確立されており、一回、もう一回と何度もガチャを回してしまう沼の様相を呈しておりました。

ガチャの周辺には、何十回も回したり、推しを求めて他の人にトレードを持ちかける猛者が何人も滞留しており、「諸君、ガチャに狂いたまえ」と言わんばかりの熱気が充満していました。その熱に当てられて僕も1回のはずが8回も回すことに…。

欲しい人がいたら差し上げます(渡す機会があれば)

2024年の集合写真は…

さて、昨年まで行われていたマスコット総選挙は「集合写真のセンターポジションを争う」という名目で開催されておりました。
総選挙なき2024年の集合写真はどうなったかというと…

だいたい2023年のクラブの順位に従って並んだようです。
厳密な並びではないですが、J1、J2、J3の順番で前から並んでいますね。これはこれで現実を見せられてる感…。
これにより、見たことないくらい後ろのほうにいるヴィヴィくんとか、過去例がないくらい前にいるレディアさんとか、後ろでも目立つキヅールしか勝たんとか、色々な面白ポイントが生まれています。
残念なのは昨年J1で3位だった広島のサンチェがこの日欠席だったことですね。間違いなく最前列に行けたのに…。

わちゃわちゃ極まる大運動会

スーパーカップの試合後には、Jリーグマスコット大運動会が行われました。今回で3回目。

↓動画がアーカイブで残されているのでぜひご覧ください。

例年通りではあるのですが、各マスコットが爪痕を残そうと躍起になったり、逆に超マイペースでゆるふわな楽しみ方をしてたりと、個性と個性があっちこっちでむき出しになる、わちゃわちゃの到達点のようなイベントとなりましたね。

大玉転がしがコースアウトした一場面。カメラマン全力で逃げる

平ちゃんの司会は国宝

ただこれだけは言っておきたいのですが、司会の平畠啓史さんはやはりすごい。
このカオスの空間をまとめきれるのはこの方をおいて他にない、と再認識させられましたね。本当に色んなマスコットの動きに目を配っている。

一番感動したのは、運動会の冒頭で「今日はガイナマンの誕生日なのでお祝いしましょう」と切り出したところです。
まだ鳥取公式のSNSでも触れてなかった話題を真っ先に打ち出してくるなんて、本当に貴方という方は…!と客席で悶絶していました(マスコット誕生日マニア談)

ガイナマンが30秒間くらいスタジアムの主役になった瞬間

がんばるウィーナ

この日のゲストとして、WEリーグからリーグマスコットのウィーナがやってきていました。


後ろでずっとポンポンを振っていたウィーナ

デビュー以来あちこちでWEリーグのアピールに奔走してきているウィーナですが、この日もかなりの存在感を見せていました。素晴らしい頑張りですね。

JリーグのWE兼任組の皆さんと撮影。ちゃんとサンチェのぬいぐるみまで持ってきてる…!

ゼルビーが個人的に写真を撮りまくるのをみんな受け入れている空間

昨年のスーパーカップで密かに話題をさらった「運動会の最中なのに自分用の写真をひたすら撮っているゼルビー」の姿。
それから一年、ゼルビーのマスコット撮影趣味もだいぶ知られてきたのか、今年は周囲の全員がそんなゼルビーの姿を受け入れている、やさしいせかいが広がっていました。
参考記事:ゼルビー、自分で撮ったマスコットの写真を私的利用に留める


他人にカメラを渡して撮ってもらうことまでやり始めましたね…。

もちろん例のごとく、ここで撮られた写真は公式にアップされたりすることは特になさそうです(全部ゼルビーが個人で楽しむためのもの)

アスルくんとザスパンダ、爪痕を残す

この一年でデビューを果たし、スーパーカップに初参戦した沼津のアスルくんと群馬のザスパンダは、ともに初対面のお仲間たちにしっかりご挨拶を果たしたようです。

アスルくんがそういう感じなのは分かっていましたが、ザスパンダもかなり営業熱心なんですね…。

ヴァンくん&ヴォルタくんは今年も主役だった

そしてそして、今年最も注目を集めたマスコットはやはり彼らでした。


ヴァンくんとヴォルタくん。
もともとスーパーカップでのコラボレーションで火のついたこの「VV兄弟」「せぇへんの会」とも呼ばれる最凶コンビが、今年もその勢いを止めることはありませんでした。


何してんの?

↓以下、だいたい同じ動画ですがみんなバズってたので一気にどうぞ


このふたり、今年の開幕戦で当たるんですよね…(交流があるかは不明)

ということで、今年のJリーグ開幕を勢いづける大いなるマスコット交流が行われたスーパーカップも無事終了。

ここで出会ったマスコットが心に留まって、彼(彼女)のホームゲームに行ってみようかな…?と思うことが遠征のきっかけになることもありますよね。
そういう意味でも、知らないクラブとの出会いの場としてのマスコット大集合は今後も続けて行ってほしいと思います。
そしてそういう意味でも、可能な限り、場外の非課金グリーティングも復活していただければ…(どうぞよろしくお願いします)

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