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DeNA雑に支配下選手解説【石田裕太郎】 #5

 こんにちは。だけんさんです。
 パート4も多くの方に読んでいただいて嬉しい限りです。なんかパート3より伸びてて謎だ(╹◡╹)?
記事のスキ❤️もいつもありがとうございます。

(前回のnoteはこちらから)

 今回も贔屓球団に入団した新人選手をざつーに解説するシリーズなので興味のある方は読んでください。

 第五回は石田裕太郎選手です。

 ではどうぞ。

ざつ解説


 ”好投手“から”ドラフト候補“に成長したゲームメイクに優れた右腕。
 180cm80kg 最速は149km/hと体格や球速は平均的なものの、制球力・変化球の精度・間の使い方など各ツールに大きな穴が無い、実践的な投手と言えるだろう。

 中央大では西舘勇陽(巨人)より早く主戦投手になり、2年秋で最優秀防御率を獲得。一方その後は目立った成績を残せずにいたが、4年生の時期にフォーム変更し飛躍。
 個人的には3年秋のシーズンと比べて前傾を深く、腕を下げて投球しているように見える。前傾を深くしたことで並進距離が長くなり、より打者に近い所でボールを投げれるようになっている。また、腕を振る位置をやや下げ、リリースポイントが以前より低くなった事で、直球がシュート気味にホップする所謂“シュートライズ”系の動きが強くなった事も大きいように思える。
 
 変化球は120キロ台のスライダー、カーブ、シンカー(スプリット)
 低めの変化球をスカウトが評価しているという番組(?)があったように、浮き上がる真っ直ぐと対になる形で落ちる球が効果的で、落とすコースも良く制球出来ている。
 スライダーも右打者の外角に決まっているし、左打者相手にもフロントドア気味に外から入れてくるなど使い方は良い。中間球っぽくは無いので、他にゾーン内で動かせる球があれば面白いかも。

 数字で見ると、大学1年生から投げているにも関わらずBB/9は3.00前半と安定感の高さを示している。K/9は7.00台前半と控えめだが、投球スタイルを見ると三振をバタバタと取っていくというより、ゾーンの厳しい所にボールを集めて効率よくアウトを奪うタイプ。
 奪三振能力に欠ける部分は否定出来ないので、プロ入り後に球速が上がる、効果的な変化球を身につけるといったレベルアップが必要にはなりそうか。
 フォーム変更で一つ殻を破ったようにまだ発展の余地を残している投手なので、期待してもいいのでは。

 編成的には2位の松本とは違い“先発投手”としての可能性を強く意識した指名であるように感じる。
 今永渡米、バウアー・石田の去就が不透明な中で、1位で度会で突き抜けられていない外野手をテコ入れ、2位の松本で即戦力の救援を手堅く補強した都合、上位指名で先発人材を指名出来ないという近年のDeNAに無い今年のドラフト展開。
 喫緊の弱点である野手方面の人材を集めながら、上で先発が足りなくなった際の代替戦力として1〜2年目から一定程度の起用出来る安定性と、今後の伸び代が出来た際の上澄みを含めた投手としてはドラフト5位で石田を取れたのは十分と言って良さそうだ。
 この「纏まっているので球速が伸びれば」タイプを取って先発として満足な球速帯に届かず、リリーフに回して短いイニングでなんとか1軍で出場させる。といったケースが近年見受けられるのは懸念材料だが、そこはファン側の我々が気にしても仕方が無いといえば仕方が無い部分ではある。(荒れ球速球タイプを修正出来たことも無いわけだし)

まとめ

・4年で殻を破った、安定感のある先発タイプ
・制球は◯。三振を取れる力強さが欲しい。
・球速増・中間球の習得などの伸び代にも期待
”先発“のまま育てられるか?

(╹◡╹)目指せ阪神・村上

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