見出し画像

DeNAだけスペクトランキング2024【開幕版】

 こんにちは。ダッケンガム宮殿です。

 Twitterで読みたいnoteを募集したところ、DeNAのプロスペクトランキングがみたい!という意見が多かったので、このようなnoteを書いてみました。

 DeNAファンのみなさんも、そうでないみなさんも良かったら見ていってください。
 面白かったらスキ❤️やTwitterでのリツイートなどして頂けると大変励みになります。反応次第でパワプロよろしくシーズン終了後に2024決定版も出るかもしれません。

 そんなわけでよろしくお願いします。

【だけスペクト対象者】

 DELTA社がたまにやっているプロスペクトランキングに準拠しようと思います。

①2023年中で24歳以下(高卒なら6年目・大卒なら2年目までくらい)
②投手は1軍通算100イニング未満かつ50試合登板未満
③野手は1軍通算300打席未満
④外国人枠の対象となる選手は除く

更に“だけスペクトランキング“特別ルールとして

⑤松尾汐恩・度会隆輝は対象外とする。

だけん「だってワンツー決まってておもんないじゃん!」

 因みに森敬斗は通算300打席を超えていて対象外に。仮に対象内なら1-2-3まで決まっちゃってて、3連単1500円くらいですよ。という事で彼らは除外(殿堂入り)です。

 という事で対象者一覧がこちら

 誰がランクインするか予想しながら見てみてください(╹◡╹)

⚫︎記事内の数値はDelta社を参考にしています(https://1point02.jp/op/index.aspx)

【ランキング】

●10位 松本隆之介 投手

 度会と横浜高校の同級生でもあった高卒4年目の大型左腕・松本隆之介が10位にランクイン。
 3年目までは怪我の影響などもあり、殆ど登板機会を得られ無かったものの、復帰してからは高い奪三振能力を見せるなど、ポテンシャルの高さを感じさせる。
 188㌢94㌔の恵まれた体格ながら平均球速は140㌔前後、奪三振能力は高いが与四球も多く、日によって登板内容にバラツキが大きい。
 また、投球の60%以上がストレートである。同じ軌道から落とすチェンジは悪く無いが、スライダー系のボールに強度が無いので引き出しが少ない。将来的には短いイニングで直球の強さを活かすような起用法になるだろうか。
 それでもプロ入り後の経験自体も浅く、殻を破る契機も十分あるはず。度会に負けず、ファームで怪我せず、覚醒を待ちたい。

●9位 林琢真 内野手

 大卒2年目の二塁手兼遊撃手。昨年1年目の後半には実質的な1軍遊撃レギュラーとしてシーズンを過ごした。
 大学時代は二塁手ながら、プロ入り後は300イニング弱の出場機会でしっかり遊撃手の守備を仕上げてきており、守備センスは非常に良い。足も速く盗塁もそつなくこなす辺り、守備・走塁ツールには非凡なモノを持っている。
 その一方で打撃面では大きく苦戦を強いられている。ポイントが極端に後ろで、逆方向に流すもしくはカットして出塁を狙うという意図が透けて見え“過ぎる”。
 大学時代からこういう感じではあるので、修正する暇もないまま1軍で自分の持ち味を活かすために振り切らざるを得なくなった弊害にも感じる。
 まだ若く、そういった”割り切り“をするのは勿体無い。今年こそは打撃から逃げないシーズンにして欲しい。


●8位 石田裕太郎 投手

 2023年ドラフト5位指名、中央大出身で牧秀悟の後輩にもあたる石田裕太郎が8位にランクイン。
 イニング数はまだ多く無いが、先発で好投を続けている期待のルーキー。
 元々ゲームメイクに優れ下級生時代からリーグ戦で主戦力扱いを受けていた好投手ながら、ドラフトイヤーにもう一段クオリティを上げてきた事で指名に繋がった。(詳しくは個別紹介noteを見てね)

 プロ入り後もゲームメイク能力は健在で18イニングで与えた与四球は2つ。K-BB%は17.3%と先発ルーキーとしては上々の滑り出しと言える。(4/27時点)
 平均球速は140キロ前後と速くはないものの、球持ちが良いシュートライズ系のストレートが通用しているのは好材料。ストレートが通用しているためか落ちる変化球(シンカーやスプリット)も効果的に決まり好循環を生んでいる。
 身体も小さくない為、トレーニング次第で阪神・村上のように大化けする可能性もあるが、彼の場合は怪我さえなければ上位評価確実という能力の持ち主だった事もあり、現状の石田ではまず谷間で投げれるくらいに持ってきましょう。というところ。
 とはいえ、“本当に”制球が良い投手は貴重なので個人的な期待は大きかったりもする。頑張ろう。

●7位 石上泰輝 内野手

 2023年ドラフト4位のルーキー内野手。小柄ながら高い身体能力があることは前評判通りだが、打撃面で優れた才能を示して開幕ショートのスタメンを勝ち取った。
 大学時代から3番打者に入り、魅力のあるスイングをしていた点など強打が魅力という評価はあったものの、個人的には打撃面は時間がかかるとみていたので嬉しい誤算をしてくれていた(詳しくは個別紹介noteをみてね)

  打撃面ではゾーン内のコンタクト能力に一定の評価を得ており、新人ながらプロのボールに対応している様子が伺える。一方で、ボール球のスイング率が高く、ゾーンの見極めには課題を残している事が分かる。それでもオープン戦では複数回の長打を残し、捉えた時のパンチ力・爆発力は折り紙付きだ。
事実、バットに当たった時に強い打球が飛んだ事を示すHard%では50打席以上立った1軍選手の中で7番目(上位10%以内)と、新人ながら強い打球を多く飛ばしていることが分かる。(4/27時点)
 一方の守備面でやや苦しむだろうというのは事前に感じていたが、やはりプロ1軍の遊撃手の水準では現状厳しそうにも見える。遊撃手自体を諦めるかどうかはともかく、打撃面が伸びてくれば三塁手や外野手なり別のポジションを受け持つという可能性も出てくるだろうか。
 走塁や肩の部分では既に高い能力を見せているだけに期待も大きい。

●6位 小園健太 投手

 今年で高卒3年目になるドラフト1位はこの位置。
 高校時代は恵まれた体格と良質な直球、多彩な変化球を持った先発らしい投手という評判で競合ドラフト1位にまで上り詰めた。
 プロ入り2年は元々筋肉量が少ない体質もあってか球速も上がらず、制球面も安定せずで空振りが取れない、苦しいシーズンを送っていた。しかし3年目の今年に入り、直球の平均出力がやや伸びて空振りが取れる機会も増えてきている。
 変化球はカットボールが主体だが決め手となる変化球に欠けていて、そうした面も課題ではあるが、スプリット・カーブといった球種もバランスよく投球しているという印象。
 特にカーブはやや強度も出始めていて、こういったボールで投球に幅を出したりと、ちょっとづつ良くなっているのは嬉しく思う。
 未だ出力・球威不足は否めないながら、先発らしさは残したままスケールアップすることは出来ている。アマ時代からフォームの良さには定評があり、未だに悪いところなども見受けられないので、何かのきっかけで大きく出力が伸びればこんなものではないとルーキーイヤーから思っている。
 3年目の飛躍に期待という事で1軍登板もさることながら、2軍戦も注視していきたいです。

●5位 松本凌人 投手

 ドラフト2位ながら開幕一軍、好投を続けているルーキーリリーバー、松本凌人が5位にランクイン。
 大学では下級生時代から先発もリリーフもこなせるパワーアームとして注目され続けた存在。
 サイド気味から投げられる150キロ超のストレートを軸に、カットボール・シンカーも交える。
 (詳しくは個別紹介noteをみてね)

 直球の平均球速は145㌔強とアームアングルを考えれば十分な出力が出ている。右打者に対しては14打席で被安打0(4/27時点)と効果的な攻めを見せている。
 左打者に対してもシンカーを上手く使って抑えており、パワーアームな印象からは随分と器用な事が出来るのも面白い。
 三振があんまり取れていないのは事前の予想通りではあるが、同様に四球も抑えている。シーズン序盤でやや運が上振れている面も否めないが、不用意に自滅する展開が無いというのは良い事だろう。
 勝負根性がありリリーフ向きな性格でもあるはず。もう少し三振が取れてくれれば言うことはないので、真っ直ぐを速くしたり回転軸を変えたり、もしくは下方向に落ちる系のボールを仕込んだり、とすると一段上のレベルにいけると思う。
 即戦力でいけるだろうとは思っていたが、本当に即戦力としてやっていてお見それする。怪我なく無理なく充実したプロ1年目を送ってほしいです。

●4位 武田陸玖 投手兼外野手

 山形大会ではエース兼2番打者、U18日本代表では1勝1セーブ・決勝で4番打者として出場。高いレベルで二刀流をこなせる抜群の身体能力を持つ2023年ドラフト3位の高卒ルーキーが7位。
 投手としては変化球の操作性の高いMax149キロ左腕、野手としては俊足強打の中堅手として、プロでも二刀流挑戦を表明している。
 プロ入り後はコンディション不良もあり実践はまだ出来ていないので高校時代の印象で恐縮だが、投手よりは野手方面で期待が大きく、中堅守備次第では次世代のセンターラインを担う可能性が高い。
 スイングの軌道も綺麗で、インコースのボールも難なく捌くようにミートセンスも高い。左投左打なだけあって押し込みが強く逆方向にも力強い打球を飛ばすことが出来る点も強打を生み出すポイントと言える。
 野手一本に絞るのか二刀流路線を継続するのか今後の選択も楽しみな存在だ。
(詳しくは個別解説noteもみてね)
 https://note.com/dakenn3/n/nf9f2c9d49d6a

 その他の選手と違い、完全な将来性見込みでのこの順位なので、やや今の実力とは釣り合っていないようにも思えるが、抜群の野球センスを活かしてプロ野球にも上手く適応してほしい。
 1年目の成績をとても楽しみにしてお待ちしています。

●3位 井上絢登 外野手

 2023年ドラフト6位の「独立最強打者」がNPB2軍でも最強打者に。70打席ほどだが打率.367 2本 OPS.990とずば抜けた成績を残してあっという間に1軍昇格を果たしたルーキーが第3位。
 フルスイングと評される豪快なバッティングながら、動作は洗練されており、バットコントロールも巧み。独立時代は中堅手を守るだけの身体能力もあり、オプションの為に一昨年から始めたサード守備も軽やかにこなしている。 独立入団後2年目のドラフト指名だったが、1年目から各方面でスキルアップして支配下指名を勝ち取ったのが好印象。(詳しくは個別解説noteを見てね)

 2軍では三振以上の四球数を獲得し、ISO(長打率-打率)も.150と平均以上。総合的な打撃傑出度では(2軍で)50打席以上たった選手の中では12球団内で3番目と非常に評価が高い。
 1軍では限られた出場機会ながら肩による進塁抑止能力で高い数値を示しており、外野の両翼守備は通用しそう。守備のポテンシャルも十分あることが伺える。
 年齢的には大卒社会人と同年代という事で、今後はプロスペクトとして期待というよりは、1軍で重要な役割を得られるかという部分が重視される。特に1軍の速球対応に苦労する選手が多い中で、それを跳ね返す強さを見せられるか。
 それさえ見せてくれればシーズン終了時には他の選手との評価も逆転しているかもしれないが、現状は年齢も考慮し3位までとさせてもらいました。

●2位 深沢鳳介 投手

 昨年、高卒2年目ながら2軍先発の屋台骨として93 1/3回、防御率3.28と安定感のある成績を残した期待の先発右腕が第2位。
 サイドスロー気味の腕の高さで、平均球速も140キロ前後と高くは無いが、非常に高い制球力を持っている。昨年2軍で50イニング投げた投手の中では、制球力の高い大貫を凌ぎチームでもっとも与四球率が低かった。
 アマチュア時代から投球の完成度が高く、サイド右腕にも関わらず左右を苦にしていない。プロでも三振率・与四球率・被打率ともに左右で大きな開きがなく、レベルの高い投球能力は健在だと言える。
https://x.com/inugarashi078/status/1427103474177568775?s=46&t=WNXeJKK6Cao9K9M6YvpgMA

 プロ入り前から見ていた当時の私も深沢の投球術を絶賛していた。
 スライダーの操作性が高く、カットボールとスライダーを使い分けながら外の出し入れが出来るし、対左ではバックドアから入れこんでくるなど攻め方は多彩。球速は遅いながらも、高い制球力を活かして高卒2年目がプロの打者をキリキリ舞させている姿は圧巻だ。
 今年は開幕ローテ入りも期待されていたがTJ手術の為今シーズンの全休が発表された。残念ではあるものの肉体的にもまだまだトレーニングの余地があり、投げられない期間のレベルアップに期待したい。
 年齢も若く、故障による全休自体は評価を下げる理由にはならない。一方で後述の1位評価の選手がおそらく今年急上昇する事を考え、その差を持って2位とさせてもらった。昨年残した素晴らしい成績、オープン戦で1軍でも通用しうる可能性を見せた実力自体は本物であると考えているし、故障から復帰した際の巻き返しを非常に楽しみにしています。

●1位 森下瑠大 投手

 昨年、高卒ルーキーながら素晴らしいスタッツを残した左腕が栄えある(?)だけスペクトランキング1位。
 28 1/3回ながら、防御率は2.22。2軍で20イニング投げた投手の中で、奪三振率(K%)は全体の上位約52%・与四球率(BB%)は全体の上位約40%の位置におり、それらを併せたK-BB%という数値では上位約46%と高卒1年目から平均以上の能力を見せている。
 とりわけ数値が良いのがtRA(奪三振・与四球・被打球の種類を評価する指標)で此方は20イニング以上の2軍全体の上位25%と高卒ルーキーとしては破格。チーム内でも先発ではバウアー・大貫と1軍級の選手に次ぐ成績で、濱口・平良よりも上という異質さ。
 フライ・ライナーを抑止する能力が高く、昨年は被打球全体の53%がゴロ打球。今年に至っては(4/27時点)60%がゴロ打球のゴロボーラーである。こうした長打を浴びにくいリスク管理能力を併せ持ちながら、奪三振・与四球といった能力で平均以上の数値を出しているのが非常に有望。森下はイニング数は少ないながらも、高卒ルーキーで数値的にも深沢と同等の能力を見せているのだ。
 また、森下は直球の平均球速は140キロ前後と控えめなものの、回転軸が綺麗で垂れが小さい。特徴的なのはスライダーで、小さい膨らみの割には変化量が大きく打者を幻惑させていた。チェンジアップ、カーブ、今年からはフォークも投げ、マネーピッチを確立しながら先発として球種もひと通り揃っているのもポイントが高い。
 出力面を心配する声もあるかもしれないが、制球力の高い先発左腕は1軍でも安定した成績を残していることにも注目したい。阪神大竹・伊藤、広島床田、元オリ山﨑など、彼らは直球の平均球速が143.0㌔以下ながらもローテの柱として活躍している。
 まだ19歳と球速向上のポテンシャルも感じる森下も、彼らか彼ら以上の活躍を期待出来るという訳だ。
 今年は去年以上に安定した成績を期待しているし、順調にいけば来年には1軍登板・ローテ入りまでを狙える選手になるだろう。
 数値面での傑出度、今年で2年目という若さ、左腕、1軍でも武器になるマネーピッチがあるという点を踏まえ、将来的に戦力として計算出来る可能性が高いと判断して今回、2024年のだけスペクトランキング1位とさせていただきました。

おわりに・正解者発表

 という訳で、だけスペクトランキングいかがだったでしょうか?
 なるたけ分かりやすくしたつもりですが、もし疑問な点などがあればどしどしTwitterなんかで聞いてください。お待ちして〼。

 なお、Googleアンケートを使って今回のだけスペクトランキングの1位から3位を募集するという遊びをしていました。ご応募誠にありがとうございました。

 そして、正解者は!!!!

 なんと!!!!

 僕の好みを完全に読み切った方は!!!!




 
えっ!?!?!?




出ました!!!!

 なんとびっくり、1/28での3連単的中です🎯おめでとうございます🎊
 正直当てられると思ってなかったのでやられました(╹◡╹)
報酬は特にありませんが、だけスペクトランキング有識者の称号を授与します。
ちなみにお名前は……

・匿名さん(無記名)

おい!!もっと自己顕示欲ださんかい!!

 また、上位3名(森下・深沢・井上)が当たっていたのは3名で
・匿名さん(無記名)
・匿名さん(無記名)
・バントを憎むもの さん

でした。バントは憎んでもいいので、僕のことは憎まないでいただけると幸いです。

(内訳)
【1位】深沢(10票)井上(9票)武田(4票)森下(3票)石田(1票)小園(1票)
【2位】森下(9票)井上(6票)深沢(4票)武田(3票)石田(2票)松本凌(2票)石上(2票)
【3位】石田(8票)森下(6票)深沢(4票)小園(3票)松本凌(3票)松本隆(2票)井上(1票)武田(1票)

重ね重ねご参加いただき誠にありがとうございました(╹◡╹)

おまけ

●度会隆輝 外野手

 横浜高校卒、神奈川県に野球部を持つENEOS出身のハマのスーパールーキー・度会隆輝。
 オープン戦で打率.434 3盗塁と核弾頭の如き働きを見せて開幕1番でスタメンを勝ち取ると、2夜連続のホームランと大爆発。1軍の壁に阻まれたり乗り越えたりしながら持ち前の明るさでチームを盛り上げ続けている存在だ。
 3拍子揃った〜と言われがちだが守備走塁面はプロで突出する武器とは言えず、実際4月終了付近でも少し怪しい部分が見え隠れしている。身体能力は悪く無いので技術面の向上や環境への慣れ等でマイナスを消すくらいは充分可能だろう。(シーズン序盤の偏りとも言えなくは無い)
 コンタクト面ではストライクゾーンのボールは積極的に打ちつつコンタクト率も90%前後と悪く無いので、ここは良いポイント。空振り率や三振率(K%)も平均並なので当てることを苦にしている訳では無い。
 課題は、バットに当たった後だ。強い打球を飛ばした割合のHard%は50打席以上たった選手の中で下位10%に沈んでいる。
 既に3本塁打をはなち、捉えた時の長打力には魅力があるものの、強い打球を飛ばす確率が低いという事はミスショットや中途半端な打球も相当数あると言うことである。強い打球・捉えた打球が増えてくれば、打撃成績の改善も見込めるため、縮こまらずに自分本来のバッティングをしていく事が重要になってくるだろう。
 それでも、世間的には大学4年生の年齢の選手がプロ1軍で打撃面で食らいついていること自体が、既に凄いことである。
 アマ時代のあらゆるカテゴリーで「打撃の天才」と呼ばれ続けた男の天才っぷりを、もっともっと見せつけてくれるのを期待しています。(アマ時代の詳しくは個別解説noteを見てね)

●松尾汐恩 捕手

 名門・大阪桐蔭が産み出した森友哉以来の怪物捕手。
 DeNA内のプロスペクト1位どころか、NPB全体のプロスペクト1位すらその手中に納めかねない”トップ・オブ・プロスペクト“こそが松尾汐恩という選手である。
 高校では遊撃手としてキャリアを始めるものの、捕手に配置転換してからは持ち前の野球センスと運動能力でメキメキ捕手技術を向上させた。内野手仕込みのフットワーク、持って生まれた強肩、柔らかく肘を使ったキャッチング。と、現代捕手に必要な能力が平均水準以上で備わっていると言っても過言では無いだろう。
 彼を更に特異たらしめているのが打撃能力だ。1年目で残したK%8.8は100打席以上の2軍打者の内、上位4%以内に入る数値で空振りをしない能力の傑出度が伺える。長打能力を示すISOも上位35%以内に入ってきている。
 2軍レベルといえど苦労する高卒ルーキーが多い中で、それも捕手としてこの打撃成績を残しているのは凄まじいものがある。
 アマ時代は打撃動作の直前に捕手方向に腰を捻り、その遅れが原因で内角に直球を差し込まれるなど隙もあった。が、プロ入り後(というかプロ入り時点で)修正しており、プロ相手の速球も弾き飛ばしている。元々身体のキレは良く、スイングも強い選手だったのでその能力を存分に発揮しているというところ。
 捕手という特殊な守備位置にも関わらず、高卒ルーキーで”異常“とも言える成績を残している点。
 捕手としての守備自体も高校から本格的にキャリアをスタートしているとは思えない程で、守備面でもまだ伸び代を感じさせる点など、「本物のプロスペクトがいる」と言わざるを得ない。全会一致、文句無しでDeNAにおけるNo. 1プロスペクトです。贔屓球団に入団していただいて本当にありがとうございます。

 長くなりましたが、このnoteが面白いと思ったらスキ❤️やリツイート等よろしくお願いします(╹◡╹)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?