え～これは『ヒーリングっどプリキュア』の考察であります。

大した内容ではないのであしからず。

『ヒーリングっどプリキュア』はもしかしたら『ハピネスチャージプリキュア！』を語りなおそうとしてるかもしれない。

『ハピネスチャージプリキュア！』はつい最近『ハートキャッチプリキュア』の長峰達也監督がプリキュア１０周年と言う事で愛をテーマにしたプリキュアですが長峰達也監督も内心は複雑であるが愛を持ってて作ったのは間違いない

当時のアニメージュ２０１９年４月号の「この人に話を聞きたい」から一部抜粋

長峰「テイストを変えるつもりではなかったんですよ『ハピネスチャージプリキュア！』を始めるときに「こういうことをやりたい」と言うのを書き出したんですよ。最後にめぐみが「お母さんか世界の平和か、どちらを取る選択しなくてはいけない」となる展開にしようと思っていたんです。だけど、作ってるうちに恋愛要素が大きくなっていったんです。

ー恋愛要素が大きくなっていったのは長峰さんが意図したものではなかった？

長峰「基本的には普遍的な愛愛をテーマにしようと思ってました。『ハートキャッチ』の最後で「無限の愛」というもの扱ったので、その先にあるものを描こうとしたんですけれど、それが男女の集約されていった。シリーズディレクターが続いたこともあって僕自身が疲弊していて、作品の内容をコントロールしきれなかったというのもあるんです。

ー世界各国にそれぞれのプリキュアがいるアイデアは『世界忍者戦ジライヤ』の世界忍者を意識したものだったんですか？

長峰「それは意識しましたよね。あのアイデアもっと広げていってみればよかったと思います。キャラクターのドラマについても、自分の中で色々と構想はあったんですけどね。必ずしも思ったように作れたわけではないし、僕は『ハピネスチャージ』のあの４人のキャラ大好きですよ

抜粋終わり

ちなみに『ヒーリングっどプリキュア』のシリーズ構成の香村純子さんは以下のアニメージュ２０２０年７月号『映画プリキュアリープ　みんなとの不思議な１日』の記事インタビューで「理想の家族』の押し付けにならないようにと心がけてる

抜粋

ーのどかたち家庭環境を設定する上で、全体的に意識した点や安見香プロデューサー、シリーズディレクターの池田洋子さんらと話し合ったことなどを教えてください

香村「考え方としては……まず、のどか、ちゆ、ひなたをどんなキャラクターにするかを決めて、「そういう子が育つのはどういう家族かな？」という視点。それと、主人公たちの暮らす町を自然豊かな場所にしようという話や、作品モチーフが地球のお医者さんだったので「誰か一人ぐらい家族を医療関係者にしたほうがいいのでは？」という話など、いろんな要素を総合して決めていきました。あとは、なるべくいろいろな家族を家族構成にしたいなと。人間のスタメンが３人しかいないので限りはありますが「核家族一人っ子」「三世代同居の長子」「父と三兄妹末っ子」に決めました。『スタプリ』のえれなさん（両親が国際結婚の大家族）とか、いいですよね」

中略

ーのどかの母が配送ドライバーというのは？

香村「のどかの設定からして、両親のどちらかは仕事辞めて、娘のそばにずっといたのだろうなと。女性＝家庭担当にはしたくなかったので迷ったのですが、メインターゲット層のことも考えて、よりのどかの近くにいる大人の女性のほうがいいかなと思い、番組スタート時はのどかの母は専業主婦にしました。ただどこかのタイミングで復職させたいなとは思っていて、元々サバサバしたカッコいい女性にしたかったのと。父を頭脳労働系にしたのでそれとは違うイメージの職種にしたいと思っており、第１話が母の運転シーンから始まったので、ドライバーにしようと思ってました。うちによく配達して来てくれる女性に、感謝をこめて（笑）」

ーあえて言えば、のどかは両親のどちら似なんでしょうか？

香村「特にハッキリ設定はしてませんが……ほわっとしたところは父親似、強い所は母親似でしょうか。」

抜粋終わり

つまりこう言う事がわかる『ハピネスチャージプリキュア』と『ヒーリングっどプリキュア』は……

女の子は強い存在である。

女性＝家庭担当はステレオタイプ。

キャラクターにバックグランドを作り手が誇りを思ってる。

愛をめぐる戦いである。

すなわち『ヒーリングっどプリキュア』は『ハピネスチャージプリキュア』が成しえなかった「男女の愛」を復活させようとしてるかどうなのかはまだわからないが今度は『ヒーリングっどプリキュア』のアニメージュ増刊号で考察してみたいと思います。

新刊なのでインタビュー記事の抜粋はしますがネタバレ防止と記事の抜粋は労力いるのでお金は取ります