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呪いの少女

少女は呪いを置いていった

冬が近づくたびに

時間に割かれた記憶が
這い上がり

朝が来れば
澄み切った夜露のように

夜で染めた髪
思い出せないあなたの声

生きているあなたは
何も言わなかった

ただその後ろ姿が
私に呪いをかけ続ける

世界が小さくなっていく
そして私は枯れていく

あなたの呪いに
触れることもできずに

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