就職活動におけるESの書き方

現在就職中のただの大学生であるのだが、今回は少しずつESの書き方のコツを掴めるようになり、通過率も高くなってきたため、そのティップスをここで紹介したいと思う。

私自身、就職活動を始めたサマーインターンの時期、ESの通過率は50パーセントもいかないくらいだった。もちろん、Webテストが全くできていなかったという理由もあるが、ESのみの選考で落ちてしまうこともあった。しかし、秋冬ごろから始まった早期選考や、本選考ではESの通過率は96パーセントになった。(25社出して、24社通過)

そこで本日は、なぜ、ESの通過率をここまで高めることができたのかを紹介したい。

先ずは学チカの書き方について、紹介する。

学チカ作成プロセス


就職活動をする上で、学チカをつくることは必須である。中には、志望動機を聞かない会社はあるが、学チカを聞かない会社はほとんどないだろう。
面接でも、基本的には、この学チカの話を深ぼられることが多い。そのため、学チカを固めなければ、内定をもらうことはできない。

当初、ESの通過率が悪かった私は、学チカを見よう見まねで文章の構成など全く意識せずに書いていた。今、振り返ってみても「そりゃあ落ちるはな」と感じる。
では、具体的にどのように書いたのか?
それは、「文章の構造化」である
学チカの基本構成は以下の通りである。
①文章の構造化

結論(何をしたのかでも良い)
背景(始めたきっかけ)
問題(この学チカを成し遂げるうえで何が問題としてあったのか)
原因(その問題の原因は、どんなことだったのか)
施策(問題を解決するために、実施した施策)
結論(施策をした結果)
学び(ここで得た学び、文字数に余裕があれば)

②文字数を気にせずに殴り書きする。(1000文字くらい)

基本的に、企業のESで求められる学チカの文字数は、400文字前後である。そのため、その文字数で納めないといけないということから、いきなり400文字で学チカを作ろうとする人がいる。(私もそうだった)しかし、書いてもらえば分かるが、この文字数の少なさでは、先ほどの文章の構造化はできない。そのため、先ずは、学チカ作成に当たって自身がやってきたことを整理して、構造化するためにも殴り書きをしてみよう。もちろん、上記の構造に沿ってであるが。

③要約

ここは、少し難しい作業になる。上記で述べた1000文字程度の学チカを構造化した文章を要約することがここでしなければならない作業だ。文章のの中でも、ここは、いらないと思う部分を省いていく。しかし、ここで気を付けて欲しいのは、上記の構造化の骨組みとなる部分は残しておくことだ。

④ 添削、人に見てもらうこと

自分で書いた文章というのは、あくまで主観的なものに過ぎない。そのため、他人に読んでもらって、読みやすいのか、何をしたのか伝わりやすいか、誤字脱字はないのか等チェックしてもらことは非常に大切だ。学チカを完成させたら、添削をしてもらいひたすらPDCAサイクルを回す。
※添削は2種類の人にしてもらうのが良い。1人目は、自身のことを知っている人、就活ガチ勢の同期、先輩など 2人目は、自身のことを全く知らない人、メンターや、社会人、キャリアセンターなど このように様々な属性の人からのFBをもらい、客観的な視点を取り入れることで、学チカをさらにブラッシュアップすることができる。

学チカを書く上で、気を付けていたこと

① 機械的にならないように、自身の人間性が伝わるようにする

どうしても就活の文章を書こうとすると、お堅くなりがちなのは非常によくわかる。ただ、学チカを読んで、選考するのは人間である。そのため、お堅くなりすぎて、機械的な文章や施策の実施だと中々選考官の印象には残らない。具体的に自身が、取り入れていたのは、鍵かっこ「」を使い、その活動にかける熱意や、想い入れを伝えるようにしていた。また、施策の中でも、人間味があるような施策(例えば、現場に足しげく通ったなど)※文系職種
を書いていた。

② 定量的な表現を使う

やはり、学チカの中で行った施策がどれほど有効だったのか、成し遂げたことがいかに難しいことだったのかを表すには、定量的な表現は必要不可欠である。例えば、偏差値が35の状態から、70へ or 勉強が苦手だったが、得意になったでは、どちらの方がその人が上げた実績が分かりやすいのだろうか? 間違いなく前者である。このように定量的な表現を使うことは、文章をさらにわかりやすくするために、非常に大切である。

③ 自分が読む立場になったことを考える

ES添削もそうだが、客観的に文章を見た上でわかりやすいか、自身の人間性が伝わるかを常に念頭におくことは大切だ。どれほど素晴らしい活動をしようが、実績を持っていても、そのことが選考官に伝わらなければ、意味ない。そのため、相手の立場に立って物事を考えることは大切である。(面接でも)



自己PRの作成について

基本的には、学チカとプロセスはほぼ同じだ。構成だけ少し違う点があるため、紹介しておく。

文章構造

強み (私の強みは〜である)
それを裏付けるエピソード
👇
エピソードの構成
結論(〇〇で発揮された)
背景(どんなモチベーション、なぜそれをしたのか、きっかけ)
課題
原因
施策(自分が何をしたのか ここに強みが当てはまるようにする)
結果

社会でどう活かすのか(この強みを活かして、社会でも〜したい)



志望動機の作成について

続いて、志望動機の作成について紹介する。
志望動機は、就活生の頭を悩ませるものの一つだろう。実際に私自身もこれまで、志望動機を書くときに頭を悩ませてきた。時には、たった400文字を書くのに1日を費やしたこともある。

就活生たるもの、時には志望度が全く高くない企業の志望動機を作ることも多々あるだろう。

そこで、今回はどんな企業にも汎用できる志望動機の書きた方を紹介する。これを参考にすれば、志望動機を書くことに苦労はしないだろう。

先ずは、ガクチカと同じように志望動機の文章の構造化についてである。

① 文章の構造下

私は、基本的に以下の通りで志望動機を書いていた。パターンは2つある。

パターン1 理由は2つある。

①その企業で何をしたいのか、なぜその企業なのか(私は〇〇を成し遂げるために、貴社を志望する)

②上記のように考えるようになった原体験(ここが大事、その人の個性が出る)

③自身だけの強みや経験は、その企業の業務だからこそ活かすことができる

④なぜそう考えるのか(その企業の業務内容などを提示しておく)


パターン2 理由は1つ

① その企業で何をしたいのか、(私は〇〇を成し遂げるために、貴社を志望する)

②上記のように考えるようになった原体験

③  ①を成し遂げる中でも、なぜ、その企業ではないといけないのか(その中でも、〜で、〜に力を入れている貴社を志望する)


② 業界、企業、業務について知る

文章の構造は、分かったが、その企業のこと、業務のことを理解していなければ、上記の文章を書くことはできない。
そこで、やらなければならないのが、業界、企業研究である。

ここではどのように業界、企業研究を行えばいいのか紹介したい。
手順は以下の通りだ。

① 業界研究に関しては、四季報などの業界地図を読む。YouTubeなどの業界研究動画を見る(名キャリ ユニスタイル、ピボットなど)

②企業研究については、ホームページにある会社概要や社長メッセージ、IR、中期経営戦略等を参考にしていた。また、採用ページなども参考になる。その他にも、ワンキャリアの説明会動画や、体験談、openworkの口コミなども参考にしていた。

③業務理解に関しては、OB訪問(キャリセン、ビズリーチキャンパス、マッチャー等)が最も手取り早い。現場社員の生の声を聞くからこそ、業務理解は深まる。しかし、中にはOBを用意していない企業もある。その場合は、社員インタビューやopenworkの口コミを参考にしていた。

このように業界、企業、業務について知ることで、その業界で成し遂げることができること、またその中でもその企業でできることや強み、優位性、どのように自身の強みを業務で活かすことができるのか等を書くことができるようになる。

③ 添削 

志望動機も添削してもらうことは大事だ。志望動機に関しては、その企業、もしくは、業界で働いていれる社員に見てもらうことをおすすめする。自身の企業、業務理解が間違っていないか壁打ちをする良い機会にもなる。


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