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今年も明日で終わり〜。

今年も明日で終わり。
来年のコミティア147が終わったら、しばらくリアルイベント活動を休止し、修行に入ります。
なので、新刊新作がとうぶん出せなくなる……やもしれません。

3巻まで出ている紙本を購入してくださってる方々、ウェブで読んでくださってる方々で、続きを楽しみにされていたら本当にもうしわけないんですが、修行後は新章リニューアル(新約)で出しますのでその時はよろしくです。

真面目に漫画を描き始めて2年と7ヶ月経ちますが、ここんところ伸び悩みをすごく感じてます。
アメリカ移住後の語学勉強の時もそうでしたが、スタート直後は伸びを感じるけど、ある一定までいくとそこからがなかなか上達しない感覚に襲われる。
語学と漫力(漫画力)を比べるのは変かもしれませんが、本当に、日常会話を超えたあたりから全く伸びなくなりました。ビジネスに通用するスキルに持っていくには場数だけではなくセンスが必要だな……と感じました。
漫画の場合もそうで、こんなに仕事時間削って毎日7時間とか描いてても、周りの同士に比べて上達しないのはやはり、センスのなさが原因なんだろうなと。

私は大学生のころ、心理学からアートに専攻を変え、毎日人物画やデッサンはやってました。授業でも6時間描いて、宿題もこなして。だから、見たものを描くのはそこそこできました。だけど教授に、
「君は絵のセンスがない。そこそこ描けるがA studentにはなれない。B止まりだ」
と言われた。センスがないのは自覚があったので、そう言われてもショックではなかった。
実際、周りの生徒はディズニーやピクサーにアプライするようなセンスのある子達だったので、自分のレベルが低いことは冷静に、客観的にみることができた。
本当にセンスのある人は、側から見ても「センスあるなぁ」と、センスとはなんぞやっていう話から始めると時代や場所によって変わるので、ちょっとややこしいんだけど、簡単にいうと世の中が今求めているものをナチュラルにクリエイトできる能力がある人、というのが私の思うセンス。
センスがある人は周りが放っておかない。
私より後から漫画活動を始めた人たちが、どんどんスカウトされたり担当がついたりしていくので「それ」が答え。
結果が全てとは言わないが、結果だけなら万人が「いいね」「この人材が欲しい」と思うのが答えで就職の合否とも似ている。

ただ、就職と同じで不採用だからどうってことはなく、縁がなかったと割り切れるだけのポジティブさは常に持っている。
会社をクビになったときも、離婚をつきつけられた時も、家を失った時も、別にそれで人生終わりと思ったこともない。「じゃあ、次はどうしようか」みたいな感じ。

漫画に関しては商用漫画家に憧れてるわけでもないので、誰にも求められないから漫画描くのやめる、なんてことは思わない。声がかからなくても名刺がもらえなくても別に気にはならない(←こんな言い方したら負け犬の遠吠えみたいだな)。ただ、それが結果と受け止め、自分が楽しくなる道を探すなり方法を考えればいいだけの話。

故に、周りがプロに転向していっても、素直に応援できるし頑張ってほしいと思う。そして儲けて私に飯を奢ってくれ、と願ってやまない。

私の人生のゴール、目標、理想はあくまで、自分のオリジナル漫画を納得いく形で完成させたいというものなので、そのためにはセンスがあろうがなかろうが、描くしかないのである。
こんな私のアホみたいな漫画でも、買いたいと言ってくださる方もおられるのでね。無料で読めるのに買ってくれる人ってまじ神ですよね。
いつもありが㌧(*´∇`*)

好きなこと(趣味)が苦手なことの私がどこまで非センスでやっていけるのか。
今の実力はここまで、大きな動きはないが、自分でもどうなるか楽しみではある。

それではみなさま良いお年を!



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