神ひろしの「ダンスジャンル」解説

基本、僕はジャズダンサーですが、そこを基軸に色んなダンスジャンルを学び広げてきました。
全くやったことないのは、ポールダンスとレゲエダンスです。
ポールダンスはやってみたいと思いながら、使う事はほぼないので、今一、踏み込めません。
レゲエは面白いけど、ヒップホップなど、ストリートダンスをやってれば十分かなあ?・・・と、時間もないので、やっていません。
ま、機会あればやってみようかな?と言うスタンスです。

━━━━━━━━
【ダンスビジネスと言う発想なら★ジャズダンス】

内容:ミュージカルや歌手のバックダンス、CM等、ダンスビジネスとしての活躍の場が最も多くポピュラーなのがジャズダンスと言われるものです。
 
ジャズダンスを体系化したのはニューヨーク在住のルイジ・スチュワート(2015年4月7日90才で死去)先生。僕の師匠でもありました。

で、ブロードウェイの主流になったきっかけは、黒人で初めてバレエカンパニーをつくり、黒人ではじめてブロードウェイの舞台に立ったキャサリン・ダンハムと言われています。
 そして、白人達が、黒人達の奴隷制度の苦しみや差別を超えて、生きる力や希望や魂や生命の表現だったダンスをジョージャズとしてビジネスで成功させました。
 そして、プロになりたい人は、ミュージカルなら声楽、バックダンサーを目指すならコマーシャルジャズやストリートダンスもトレーニングしていきます。
 ストリート系のダンスは、「ストリートジャズ」「ヒップホップ」「ワック」「ハウス」「ロック」「コマーシャルジャズ」など細分化されています。
が、海外では、ストリートダンスしかやってない人は、だいたいの場合、基本トレーニングを受けてないと判断され、アマチュアと言う扱いを受けがちです。
ストリートダンス大会で、活躍の場はありますが、ストリートダンサーが上手にバレエを踊れるかどうかが、アマチュアとプロの境とされています。

【舞台に立つなら★シアターダンス】

内容:日本ではまだ根付いていないジャンルのダンスですがブロードウェイなどではとてもメジャーなクラス。言葉の通り舞台(劇場)やショーの為のダンスです。基礎はバレエとジャズで、シアターダンスはその両方を使って表現するダンス。又、見せる為のテクニックや表現力も必要としています。

僕が影響を受けたのは振付師のボブ・フォッシーです。
ジャズダンスの根源を変えた人と言って良いと思います。

◆フォッシースタイル◆のセクシーダンスのポイント
★ポイント:ボブ・フォッシーの振り付けは、鳩胸出っ尻と言う不自然な感じの動きがポイントで、かつ、通常、踊る為に訓練された身体の軸を敢えて曲げた結果、セクシーな表現になっています。★
1鳩胸&出っ尻
2ポーズを決めながら魅せるダンススタイル:一つ一つのポーズのキメ方とそのポーズを見せながらの手首等の細かい動き。
 頭や手首をがくんと落としたり・・・ 内股になって肩をすくめたり・・・ 脱力したままつま先だって歩く・・・
(代表作)映画『スイート・チャリティ』『キャバレー』『シカゴ』。 『オール・ザットジャズ( All That Jazz (1979年) – 監督・脚本)
こんな人にお勧め(対象):劇団四季・宝塚・東宝ミュージカル等を目指す方。ステージでの表現や見せ方やテクニックを学びたい人におすすめ。

【Sexy系なら★バーレスクダンス】

内容:バーレスクとは、ヌードに至らない、女性美を強調した脱衣ショー。20世紀初頭のアメリカで流行したキャバレーショーの形式のこと。 一時衰退していたが、1990年代になってニューバーレスクとしてリバイバルされ、ユーモアや風刺も交えながら魅せる大人向けのエンタメとして、今や世界中で人気を博しています。近年、公開され、ロングランヒットを記録したクリスティーナ・アギレラ主演の映画『バーレスク』が、流行の拍車をかけています。

◆補足1◆:★ボーイレスク(boylesque)★:
男性のバーレスクダンス。バーレスクがダイレクトな性表現でなく、「チラリズム」を大きな柱としているのと同じように、ボーイレスクもただのメイル・ストリップとは違って色々なジャンルがあります。で、単純に脱ぐ姿を見せるのではなく、「いかに脱ぐか」「どう脱ぐか」「どうオリジナリティを出すか」が問われます。
◆補足2◆:★セクシーダンス★:
近年、「セクシーダンスやってます」と言う女性が増えていますが、映画「バーレスク」や「シカゴ」の中で踊られているようなダンスがルーツ。露出の多い衣装に身をまとい、女性の魅力をふんだんに魅せるダンスと言われる場合が多いですが、セクシーのポイントはヒップと胸のボディウエーブやラウンド運動で、セクシーダンスのポイントは男女とも同じです。
 が、女性はヒールを履く事で体の中心のポジションを整え、怪我をしないように腹筋に力を入れる事で、逆に体幹が鍛えられます。セクシーだからといって激しい動きのダンスばかりではなく、ポージング、しなやかな足の動き、視線や髪の振り乱し方、ウィンクまでが計算されて振付されています。
こんな人にお勧め(対象):ショウダンスの中でもSexyを身につけたい人向け。

【クラブ好きなら★ヒップホップ・ハウス】

内容:ヒップホップとは、ニューヨークのサウスブロンクス地区から発生した黒人のユースカルチャーの総称。ラップ・DJ・ブレイクダンス・グラフィティアート(街頭等にスプレーで描かれた絵)、そしてファッションがその構成要素。狭義の意味では、80年代のストリートで生まれた、ラフな黒人系のダンス。身体に心棒を作る訓練の要るジャズダンスと違い、ノリさえマスターできれば、初心者にも入りやすく楽しいダンスです。
「ハウス」もこのジャンルですが、今は、ハウスミュージックと言う音楽的なもので独自なジャンルになっています。
こんな人にお勧め(対象):クラブ好き、クラブイベントが好きな方。

【TVの「ソウルトレイン」が好きな人なら★ロックダンス】

内容:ロックダンスは1970年代前半にかけてのDon Campbellの踊りが原点。任意のタイミングでかっちりと鍵をかける(Lockする)ように止まる動作を入れながら踊ることからLOCKIN’(ロッキン)やLOCKING(ロッキング)、ロックダンスと呼ぶようになりました。で、機械人形的な独特の雰囲気を醸したり、近未来的なムードを漂わせたりする技法としても有名です。
 また、Donを中心に結成された「THE LOCKERS」がアメリカのテレビ番組「SOUL TRAIN」に出演し、この番組の影響によって世界中にLockingが広まりました。
 ロッキングは上半身と下半身が別々に動くダンスで、ビートの取り方やファンキームーブなど、最初は難しく感じるかもしれませんが、基本を覚える事で踊れるようになります。
代表的な基本は、アーム系(主に上半身や腕などを使うムーブ)はトゥエル、ポイント、クラップがあります。
ステップ系(主に下半身を中心としたムーブ)はスキーターラビット、ウィッチウェイ、キックウォークなどが挙げられます。
全身を使った代表的なムーブにシャッフル(クロスハンド)、ゲットダウン(スプリット)などがあります。
こんな人にお勧め(対象):クラブで目立ち人。

【身体が打楽器になる★タップダンス】

内容:タップダンス (Tap Dance) はタップスと呼ばれる金属板を靴底の爪先(ボウル)と踵(ヒール)につけて床を踏み鳴らしながら踊るダンス。
 元来はアメリカ南部の黒人のダンスで、18世紀アメリカ合衆国サウスカロライナ州の黒人奴隷の労働後のダンスでドラムが打ち鳴らされていたが、1739年にサウスカロライナ州で暴動が発生。白人が黒人の集まる場でのドラムを禁止した。が、ドラムの替わりに足を踏み鳴らし音を出した事から始まりました。
20世紀に映画や音楽とともに世界に広がり、現在ではタップダンスも多様化しています。
「リズムタップ」や「ミュージカルタップ」などのスタイルがあり、「リズムタップ」はビートを重視し、ステップによって音楽を作りだしていくスタイル。
「ミュージカルタップ」はブロードウェイミュージカルに見られるようにタップだけではなく体全体の動きも重視し、曲に合わせて踊っていくスタイルです。
こんな人にお勧め(対象):身体のリズム感を育てたい人。

【楽しむなら★ディスコダンス】

内容:簡単なステップの組み合わせで誰にでも楽しめるダンスがディスコダンスです。
 現在のクラブは自由に踊るのに対して、ディスコは映画「サタデイナイトフィーバー」でブレイクしたように、みんなで同じステップを踊るのがメインでした。 で、ディスコの有名なステップは、「ソウルチャチャ」「ジゴロ」「ワーム」があります。
また、 アメリカではカントリーディスコが大流行。特に92年から火のついた、ビートの利いたカントリーミュージックとそれに伴ったカントリーラインダンスが大ブームとなりました。カントリーディスコでは男女ペアで踊るツーステップなどのパートナーダンスと、シングルで横に列をつくって踊るラインダンスがあります。 
◆補足◆:★「ワッキング・パンキング」★:ワックはダンスバトルで「叩く」と言う意味。ゲイピーピルにより1970年代頃からディスコ踊られました。パンキング(PUNKはスラングで「オカマ」)とも言います。タイロン(TYRONE)というダンサーが現在の動きを創り出したと言われています。
こんな人にお勧め(対象):ディスコ音楽が好きな人。ヂィスコが好きな人。

【美しい姿勢なら★クラッシックバレエ】

内容:芸術としての完成度が高く、あらゆるダンスの基本です。『白鳥の湖』や『くるみ割り人形』は超有名。
トウシューズの発明以前は、女性のパートも男性が踊っていたことは、バレダンサーでさえ、知らない人が多いです。
こんな人にお勧め(対象):美しい姿勢を手に入れたい方。

━━━━━━━━
次回ライブ:
◉神ひろし『カラオケ飲み会・パーティー』(お友達作り異業種交流会)3月30日(土)19時・「神ひろしミニショー」19時半スタート!!
詳細:
http://j28studio.com/archives/6179.html
【記事ZERO】
http://pressrelease-zero.jp/archives/139213
【記事ぷれりり】
https://www.prerele.com/releases/detail/25096

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?