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dancing 21 ★ Bean


2月13日(月)


仕事終わった〜

取り立てて書くことがないので、息子に向けて適当にパパの好きなものでも紹介しますか。


パパの好きな有名人の話をしよう。

パパは「ミスタービーン」が好きだ。知ってる? Mr.Bean


イギリスのコメディアン、ローワンアトキンソンが演じる「やべえオジサン」なんだけど、彼の魅力に取り憑かれてから15年以上は経つ。
(ちなみに、ローワンアトキンソン自身もやべえおじさんである。詳しくはwikiへ。)

小学校3年生くらいの頃に、実家にあったVHSのビデオを観たのがきっかけだった。


頑張ってジャンル分けするなら「無声コメディ」なのかしら。チャップリンみたいなね。でも、完全に無声って訳じゃなくて、登場人物たちはそこそこ喋るし、主人公のビーンも極端に口数が少ないだけで変な声を出したり、ごく稀に自分の名前を言うこともある。


ま、とにかく「視覚にガンガン訴えかけてくるコメディ」なんだけど、まずもってローワンアトキンソンの顔芸、動き芸が絶妙すぎて笑える。

世界中で愛されている理由の第一はそこにある。パパみたいに英語が全然分からない人でも、字幕なしでゲラゲラ笑える。イギリス人には分かるブラックジョークみたいなのは中々理解出来ないかもだけど、ネットで調べれば分かりやすく解説しているサイトなんかが結構あって、「ああ、こういう意味だったんだ」って答え合わせ出来るのも楽しい。


ビーンという男について、ざっくりどんな奴かというと

・自己中心的

・見栄っ張り

・嘘つき

・ケチ

・目的のためなら手段を選ばない
(悪知恵ばかり働く)

・人の不幸が好き

・空気が読めない

・というか根本的にズレている etc


はっきり言って「良いやつ」とはお世辞にも言い難い。

病院の順番待ちを早めたいがために、体の動かせない人から番号札を取り上げ(しかも自分の体はこんなに動くアピールまでかまし)たり、募金をケチってお金を入れるフリをしたり、駐車場料金を払いたくないから他の車を利用したあげく横転させたり・・・


それでも結局は痛い目を見るから、ただ単にイヤな奴というよりは何か可哀想な奴、っていう見方になるのが憎めないところ。
結果的に人助けしたりすることもあるのよね。


さらに言うと、世間一般で言うところの「優しさ」「寂しさ」みたいな感情も一応持ち合わせていて、ますます本質が分からなくなる。愛車のミニクーパーが戦車に踏み潰された時の切ない顔と芸術的な二度見は見ものだ。
大事にしている(もはや家族)熊のぬいぐるみテディへの愛情も強くて、車で待たせる時は息が出来なくならないように窓を少し開けたり、コインランドリーに入れる時も息継ぎできるようにストローを入れてあげるくらい。


良いとか悪いとかでは括れない、人間くさい部分と常人離れした部分が混在しているところが魅力なのかも。

上手く説明したいけど、一生かかっても出来ない気がする。

何でこんなに好きなんだろう。


ビーンを観ていると、自分の主張や感情を押さえ込んで、周りに溶け込もうと頑張る自分が馬鹿らしくなったりする。


憧れてるだけなのかも。

いつか一緒に観ようね。

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ヘッダーは、みんなのフォトギャラリーからsoikickさんのイラストをお借りしました。
素敵なイラスト、ありがとうございます。

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