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タイトルマッチの敗因を極めてロジカルに考察するマゾ記事

私がKO-D無差別級という、DDTプロレスの最高峰のベルトに挑戦することになったのが1月28日DDT後楽園ホール大会。
それから2週間、私は極度の情緒不安定状態に陥り、このnoteの記事にも影響を与えてしまいました。
普段であれば月曜日(たまに火曜日)にプロレス界で起きたニュースについて、団体超えて私の視点で語らせていただく「週刊男色ディーノ」(大体300円)、そして木曜日(金曜になることもあるし土曜になることもあるけど)には前の記事買ってくれた人が読みたいテーマをコメントしてくれた中から選んで書くという「特別記事」(大体500円)を書くというサイクルで活動しておりました。

もうね、めちゃくちゃになってるよねそのサイクル。
で、結果を報告させていただくと、タイトルマッチに負けました。
今にして思うとやはり完敗だったわけですが、もうタイトルマッチが終わって情緒が回復してしまっている今回の特別記事では、一日過ぎてタイトルマッチをテクニカルな視点で振り返ろうと思ってます。
精神論少なめ。
プロレスってロジカルな「自分の得意な展開引き寄せゲイム」の側面もあって、そういう視点から昨日の敗戦について分析してみようかなと思っております。

ちなみに、これにてこの2週間の情緒不安定シリーズはいったん終了となり、次の月曜日からは通常サイクルに戻ると思います。

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まず、やはりお礼は言わないといけないんだろうなと思います。
試合中のみんなの応援は、やはり私の力になりました。
耳に届く限り、立たなきゃいけないと思えました。
試合の最初から最後まで。
聞こえたよ。
最後の最後はやはり、記憶が断たれてしまって覚えてないけども。
私が立てたのは、みんなの声があったからです。
あとは、私の力が足りなかった。
すごく細かく言うと、勝てる可能性も十分にあった試合でした。
シチュエーション的にも「私が勝ってもいい」雰囲気は出来てました。
でも負けました。
精神論ではない部分で、負けるべくして負けたと今となっては思っています。
有料部分で細かく解説しますが、私の試合のゲイムプランが若干ハマらなかった面は否めません。

だから、私のミスなんです。
これだけお膳立てしてもらったのに、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
何人かの方には
「謝らないで」
って言われたんだけど、でも、やっぱり見せたかった。
みんな防衛だろうなって思われてた一戦をひっくり返すところを。
だから、ここはありがとうと言わせてもらいます。

立たせてくれてありがとう。
一緒に戦ってくれてありがとう。
私を信じてくれてありがとう。

ちなみに、この試合を動画等で見返すことがあるならば、覚えておいてください。
試合中に、ハクに抱き着いたシーン。
あれ、みんなに対しての感情です。
もちろんハクに対してなんだけど、あの時のハクは私にとって
「大切なもの全般」だったんです。
家族、仲間、過去、自分のやってきたこと、そしてカメラ越しにでもあの場にいたみんな。
だから、みんなに対して抱きしめた。
普通に考えたらキモいこと言ってる自覚はあるし、それがセクハラと言われるとぐうの音も出ないけど。
展開としては辛かったのに、ハクがすごく愛おしい存在に見えた。
そのおかげで戦い続けられた。

ありがとう。

これ、私に興味ない人が読むとマジで気色悪い話してます。
それでもいい。
ここに関してだけは、伝わる人に伝わればいいと思って恥ずかしいこと言いました。


あと、恐る恐るエゴサした結果、ありがたいことに今回の試合をベストバウト候補だと評価してくれる人もちらほらいました。
でも残念ながら現実には、今回の試合が東スポのプロレス大賞のベストバウト賞になることはおろか、たぶんノミネートすらされることは無いでしょう。
なぜなら、プロレス大賞を選ぶ人がこの試合を見ていないからです。見てない試合はそりゃまあ選べませんわな。
そんなもんなんです。プロレス大賞なんて。
これは別に批判でも何でもないです。実際、賞取った選手は称えられるべきだと思ってますし、それだけのことを成し遂げているとも思います。

私に言わせりゃ、私は会場規模や団体規模でプロレスやってるわけじゃない。
今回上野さんが声かけてくれたからだけれども、新宿FACEでタイトルマッチをやれて良かったと思ってます。
これが後楽園、それ以上の会場でやってて同じ雰囲気になったかと言えば、そうはなってないと思います。
何が言いたいかというと、見てくれた人が「明日も頑張ろう」って思ってもらえればそれが私にとっての賞で、その賞を年間でなるべく多く取りたいなと思ってるって話です。
それが私のこの職業に対する誇りです。
会場規模とか注目度とか関係なく。
改めて、昨日新宿FACEに来てくれた人、配信で見てくれた人、気にかけてくれた人
ありがとうございました。私、しっかり負けました。
これ、プロレス大賞を誰も気にしてない今の時期だから言えちゃうことなんで、ついでに言っちゃいました。
まあ、こんな偉そうなこと言って試合は負けたんだけれども。


…うん、誰でも読める無料部分で伝えなきゃいけないことはこれでひと通り伝えたかな。
では、ここからはドライに機能の敗因を見つめ直そうと思います。
そもそも、私は戦い方の選択を間違っていました。
王者上野に対する読みが浅かった。
というのもね、上野は相手の土俵に乗るタイプの王者だと思ってたんです。

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