私のプロレス大賞2023

 週刊男色ディーノです。今週は大阪に行ってきました。移動してみて思うけど、遠征して見に来てくれる人にはホント頭上がらない。移動だけで疲れるのに、それを承知で来てくれるわけだからね。楽しんでもらうようアンモラルな事頑張りますよ。

で、もう12月も半ばなわけで、時が経つのは早いなあと思う一方で、2023年ももう終わりに近づいてまいりました。年末ということは、当然プロレス大賞だとか週プログランプリだとか、そういう表彰も行われる季節ですね。なので、今週はまだ今年のプロレスにまつわる賞が決まってない状態でこれ書かないといけないなと思いまして。

全然関係ない話ですが、私、15年近く?15年超えた?かどうかわかんないけど4Gamer.netという国内最大級の総合ゲイム情報サイトの連載を持っておりまして。そこで毎週木曜びに更新される「男色ディーノのゲイムヒヒョーゼロ」というところで記事を書いております。
主にはその週にゲイムを通じて感じたことを記しておるのですが、ここでしれっとプロレスに関する本音を語ってたりするんです。どうせプロレス業界の人見てないだろって思って。そこにけっこうな頻度で賞レースについて書いているんだけれども。今年はnote始めてしまったので、ここで書こうと思います。

そもそもね、私個人は選出形式の賞レースにあまり重きを置いていないのですよ。少なくともプロレスにおいては。
というのもね、物事って表に出ている部分しか評価されないじゃないですか。
もちろんそういう競技なんだからそれでいいんだけど。
だけど、光があれば影も必ずあるんです。
つまり、表に出ない形で貢献している人はたくさんいる。
賞レースが行われる時、私は心痛くなるんですよ。
私が例えば個人で賞を取った時に、発するコメントは決めてます。

「この賞は私よりも、私を支えてくれた人、そしてむしろ私のことが嫌いな人が得た賞です」

そもそも私は賞をもらえるタイプの人間ではないので、言うことはおそらく無いのですがね。
あ、ユニットは別です。あくまで個人の話。
サムライTVのインディ大賞でフェロモンズが2年連続でベストユニットを頂いてますが、ユニットは私個人のモノではなくユニットとしての方向性もありますからどうしても別のコメントになってしまいます。

そもそものそもそもで言うと。サムライのインディ大賞は視聴者の投票で決まります。で、例えばM-1とかR-1などの賞レースはいわゆる実力で勝ち取るタイプの賞レースです。
ですが、プロレス界で一番権威があると言われる東スポプロレス大賞は、審査員の選出形式で行われます。
プロレス界ではないですがベストジーニストもそういう感じの賞ですね。
そうなると話は変わると私は思ってます。

ここから↓は私個人の見解です。正しいかどうかは知りません。
私が勝手に思っていることです。

毎年、プロレス大賞の発表後には選考についてファンから感想が述べられます。で、審査員が見てる、見てないの話にもなります。公平性について語られることもあります。

でもね、身も蓋もない話になりますが、プロレス大賞って東スポの賞なんですよ。

東スポにメリットのある選手を選ぶのは当然の話です。
だって、金出してるんですよ。
何のためにコストをかけてプロレス大賞を表彰してるかと言えば、東スポに話題を提供してもらったお礼として表彰するわけです。

昔はだいたい新日本プロレスと全日本プロレスの二大団体こそがプロレス界そのものと言っていい状態でした。
なので、逆に選ぶ側がバランスを保つため、両団体とお付き合いをするために賞を選んでいた気がします。
とはいえ、誰でもいいかと言えばそういうわけではありません。
メディアとして選ぶ以上、世間に対して影響のあった選手・試合を選ぶという前提はあります。ある程度の納得感は必要ですからね。そうでなければメディアとしての信頼度に関わりますから。

ただ、今のように団体が乱立するようになってからはシンプルではなくなりました。
どこにどう気を使えばいいのかわかんない状態になった、とも言えます。
ぶっちゃけ、現状では東スポの売り上げ、もしくはプロレス欄の話題に貢献しているのは新日本プロレスだけと言っていいんじゃないでしょうか。もちろん、たまには別の団体で記事を作ることもあるでしょうが。
だから、新日本プロレスの試合や選手がメインに選ばれるのは当然でしょう。
むしろ、三賞と呼ばれる「技能賞」「敢闘賞」「殊勲賞」、そして「新人賞」がバランスを取るべき賞だという位置づけになっている現状があります。
そして何がアレって、もはやファンも「東スポが取っているバランス」を感じ取っている状態がわかっちゃってるってのがアレじゃないでしょうか。
こうなると、「東スポに貢献した」っていう判断基準すら怪しくなってきます。
バランスをどう取るかの賞に、私には見えちゃってます。

これ、別に東スポ批判でも何でもないです。
むしろ、東スポに感謝すらしています。
というのも、東スポが一番プロレスを評価してくれているからです。
お金を出してまでプロレスを評価してくれるメディア、他にあります?
だから、東スポにプロレス大賞から手を引かれると、いよいよプロレスがヤバいという信号になってしまいます。
だから、「東スポプロレス大賞」の存在自体がプロレスの格を上げてくれてるのです。

プロレスを知らない人にも
「この人、『東スポプロレス大賞』の受賞者だよ」
って言ったら、たぶん多くの人が「すごーい」ってなると思うんです。
メディアの冠があるって、そういうことなんです。

逆に、私としてはサイバーエージェントが、本気でフラットな目線で選ぶ賞レースを設立してくれねーかなと思ったりしてるんですが。
IT業界からの表彰ってだけで箔がつくというか、続けることで業界の格が一段階上がる気がするんですけどね。ただまあ、投資としてはリターンが明確でないので、なかなか着手できないかもしれませんし毎年続けるのも難しいかもしれませんが。

というわけで、ここから本題です。
プロレス大賞について言及しておいて、「評価から逃げるのか」と言われると癪なので私から見たプロレス大賞述べます。

基準は「私から見て」。見てないものは評価できないのは、どの賞レースでも一緒だと思うのです。
とはいえ、私のDDTの選手はよっぽどじゃないと選べません。
そういう性格なんで。
身内忖度は苦手なんです。マジで。
逆に言うと、DDTから選んだ選手はよっぽどだと思ってもらえると。
選ぶ賞は以下になります。
異論はあるでしょうが、異論も何も「私から見た」なのでご容赦ください。
あと、私の思考をさらけ出す有料記事なので、個人で楽しむ以上に外に出さないでもらえると嬉しいです。

【最優秀選手】
【ベストバウト】
【最優秀タッグチーム】
【殊勲賞】
【敢闘賞】
【技能賞】
【新人賞】
【女子プロ大賞】
【話題賞】

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