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mixiのあの子とあの時代

某snsで
「幼い子供複数抱えてワンオペフル勤、ちゃんとご飯を作っていますが、どうしてもどうしても疲労困憊の時の皆さんのオススメ料理を教えて!」
ポストされたのは半日以上前の為、結構レスが付いていた。

良い時代になったなぁ、とめちゃくちゃに思った。

20年前、育休復帰するもワンオペ。
同じ状態で苦しいと叫んだ時、私はボコスカに叩かれたんだよね。
なんでそんな1歳児抱えて旦那も仕事が忙しいなら
正社員復帰したんだ自業自得だと。

たった20年。母親フルボッコから声援に変わった世の中で嬉しくもあり、あの時私も誰かに応援や味方が欲しかったと今でも思う。同じ立場で頑張ってる人がいるって励みに出来たと思う。

同時に当時招待制末期のmixiで追いかけてた一人のシングルマザーの事を思い出す。
確か妊娠するも彼は公務員試験に合格し、警察学校に行くも上司から今の彼女と別れる様言われたから、という理由で一方的に別れ宣言。
確か別れた後に妊娠が発覚して、彼の友人経由で連絡を取ったが彼から連絡なし、友人も次々と連絡が取れなくなって、唯一繋がっていたmixiで状況報告や産む決意を綴っていた。確かお子さんが産まれた所まで追っ掛けてたけど、我が身と段々重なっていって苦しくなってフォローを外したんだ。

随分勝手なんだけど、彼女は今幸せだろうか。
今でこそ逃げた男を捕まえるべく、赤の他人も手を貸す時代に変わったが、当時彼女に対する心ない言葉を掛けていたのは、妊娠した事がない若い子や妊娠する恐怖を感じる事がない性別の者、そして複数子供を育ててる既婚者だった。

マイノリティには何を言っても構わない、だって皆んなが何処かしら我慢している現実に、嫌だ!って気持ちで添わないお前は何を言われても甘んじろ!という見えない嵐が吹き荒れていたよ。

本当に、彼女が今幸せでありますように。
どんな形でも子供を幸せにする為に頑張る人に
石を投げる人が居なくなりますように。
仕事が忙しいと言えば免罪符になると思ってる男や、逃げればいいやと思ってる男の精巣が腐ってもげますように。

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