メタバース迷子の人は迷子になればいい

https://note.com/zoeachan/n/n8374e2c6bd48?sub_rt=share_pw

・はじめに

このnoteは上記記事への回答noteです 結論はタイトル通り 残りは補足となっています

このnoteが書かれた経緯

私は暇があればTwitterを眺めているかVRC内でTwitterを眺めているかのTwitterユーザー。 今はXを名乗っているが、私はずっとTwitterと呼び続けています。
そんな私はある日話題になっているnoteを見つけた。
タイトルは【VRChatそんなにたのしくない人による初心者向けガイド】
一通り読んだ感想としては、ほぼすべて正しい という印象だった。
「VRCは生存バイアス すべての人が楽しめるわけではなく、たまたま生き残っている人が楽しんでいるだけ」
「無言勢、デスクトップ勢、quest単機勢はフルに楽しむことができない」
「イベントは実際は大半が身内で固まってTwitterやDiscordと同じような事を話しているだけです」
これら全ては殆ど真実だと10月10日からVRCを開始し、4ヶ月ほどプレイした私も実感しています。
じゃあそういうわけで、VRCってつまんなくて、つらくて、苦しいものなのか? 特別な才能がなければ楽しめないものなのか?というと、全然そういうわけでもなく。
事実私はなんの才能もない、ただのサブカルオタクですが楽しいよという記事が書きたくなったというワケで。

VRCはゲームじゃない

VRCはゲームではありません。
例えばVRCを始めると「このアプリケーションの目的は魔王を倒し世界を救うことだ!」なんて説明は受けないし。
操作説明に従って最初の町に行ったら、親切なNPCが街の特色と施設を教えてくれて、武器や防具を身に着けてステータスを上げることの意味を説明してくれることはないし。
困っている人を助けるとカルマ値が上がったり、お金がもらえるというわけでもありません。好感度とかもあがりません。
そう、驚くことにVRCはゲームではないのです。 ただsteamで配信されているだけの…よくわかんない場所なんです。
そんなところにきたあなたは迷子になって当然です。 ていうか、絶対に迷子になるんです。 特別な事情、先にVRCを始めたユーザーに呼ばれて、席を用意されている とかでもなければ。
VRCは迷子になりにくる場所なんです。 ですから迷子を楽しみましょう。
目的なんてなくて良いんです、ゲームじゃないんでコレ。

VRCの世界で迷子を楽しもう

そんなわけで、目的も報酬もない世界にあなたは迷子になりにきました。 じゃあ何をしよう?そう思ったら迷子を楽しみましょう。
実はVRCにおいて迷子って結構有利なんです。 なんでかっていうと迷子なのはあなただけではないから。 迷子は迷子に求められています。
VRCって迷子だらけなんです。 これは偏見なんですけれど、そもそも現実世界で迷子になっていない人はあんまりわざわざVRCの世界に来ません。 VRCってよくわからない場所は最近ちょっとずつ盛り上がってきて、企業が参入してきている背景もあるんですが、そうはいってもまだまだドマイナー、VRCって何?って東京100人街頭インタビューしても殆どが「知らない、わからない」っていう知名度のままでしょう。
そんなところにわざわざ来る人って言うのは殆ど必ず何かを探しに迷子になりに来ています。 VRCを始めようと思っているあなたや始めているあなたも何かを探しに来ているはずです。 あとは探すことをめんどくさがらずに楽しめばいいだけ。 迷子になったらどうしようって不安にならなくても大丈夫!最初からあなたは迷子なんです!時既に遅し!

楽しい迷子のさまよい方

せいぞーーーーーーん戦略ーーーー!!!
きっと何者にもなれないお前たちに告げる。
USiOPORTに行くのだ。

はいココ、うしおポート ここのパブリックに行きましょう。 JPT(じゃぱんちゅーとりある)とかじゃなくてココ?なんで?って思った方もいらっしゃると思うので、その理由を書いていきます。

1.人が多すぎないが、同時に人が定期的に来る場所でもあるので、迷子にちょうどいい。
まず人が多いところは当然治安が悪くなります。 治安が悪くなると治安を悪くする人以外も警戒心が強くなっていたり、そもそも治安が悪いので一人で来ずにそこにいるフレンドの人に会いに来てるだけだったり、荒れるのをヨシとしている擦れた人の割合が高くなるのです。
そういうわけでパブリックのJPTは私は初心者向けではないといつも思ってます。 事実私も初心者時代JPTに行ってません。 慣れてから行くようにしました。 荒らしを実際に見に行くために。 5分で見られました、そういう場所です。

2.迷子が集まりやすいワールド、それがうしおポート
そもそもこのワールドって何?って言ったらポータル(VRCにおけるワープホール 違うワールドに繋がっていて近づくと指定されたワールドにワープできる)がいっぱい置いてある、VRCで言う駅みたいなワールドです。
とにかくたくさんのワールド(アバターが置いてあるワールドや企業の公式ワールド、日本人向けのパブリックが賑わっている交流ワールドから、撮影などを目的とした景色が綺麗なワールドだったり、ゲームワールドまで)
が網羅されており、別に人に会わなくてもここを見ているだけでとても楽しめます。 一つくらいはあなたが気に入るワールドが見つかることでしょう。
そしてそんな特性上、どこかに行きたいな なにかしたいな といったVRCを楽しむモチベーションがそこそこある人が集まりやすく、これを読んでいる迷子くんと同じモチベーションの人が集まりやすいのです。
人間は目的が一致している人と話しやすく、団結しやすいですから、まさにうってつけ。 実はうしおポートって迷子マッチングワールドなんです。 月額無料!!!メッセージやりとり無料!!結構な割合で美少女!最高!!!!
まあこれはあなたがうしおポートで出会った人に話しかけられればの話なんですが。

3.人の挙動も見やすくて、話しかけやすい。
これはちょっとキモい筆者の自我が出ているかもしれませんが、そもそも雑談系ワールドの場合は人の挙動が分かりづらいです。
というのも雑談系ワールドは雑談しにきているという部分では一致していますが、その人がどの話題を好み、どんな人なのかというのは話して見なければわかりません。 なんなら普通に寝に来てるだけの人とか、会話を聞きにきているだけの人もいます。 私とか。
一方うしおポートはワールドの性質上、どんなワールドを探しにきているのかが立ち位置や行き先でわかったり、イベントカレンダーもあるのでイベントに行こうとしている人はそこで判別できたり、他のワールドより能動的な人が来やすい上にそれも読みやすいです。 故に話しかけやすいですし、あなたが初心者なら道行く人に「こんなワールドに行きたいんですが」だったり「このイベントに行きたいんですがどんなイベントですか?」だったり聞けば解答が出しやすいワールドなのでかなりの確率で教えてもらえることでしょう。
うしおポート最強!!!勝ちまくりモテまくり!!!

そんなわけで、うしおポートに行って迷子に会いに行くのが簡単で手っ取り早い迷子の楽しみ方でしょう。
コレ楽しい!ってものが見つかったら、迷子じゃなくなってもいいかもしれません。
迷子のままでも良いです。 何度でも言うように、VRCは迷子がいっぱい。
しかも迷子は迷子を求めています。 これはある程度VRCをやった人には分かる話だと思うのですが、迷子のフレンドはとっても魅力的なのです。

VRC迷子フレンドの特徴
1.会いに行く人が決まってないので、あなたに会いにきてくれます。
2.やりたいこともあまり見つかっていないので、とりあえずあなたの散歩についてきてくれます。
3.聞きたいことが多いので、話しかけてくれたり、頼ってくれる確率も高いです。
上記に加えてあなた好みのめちゃかわアバターだったらもうヒロインですよね? 最高だ、迷子。
そんな迷子が魅力的だから、迷子に偽装して迷子とマッチングしようとする人もいるくらいです。 それは業界用語で転生というのですが…それに触れるのはまた今度。
迷子同士でマッチングしてあなたも魅力的な迷子になりましょう。 そう、迷子とは魅力なのです。 あなたも迷子になればいい。

結論を書き終わったので、筆者のVRC迷子サンプル

以下自語りタイム

なので、読まなくてもいいです。 なんじゃコイツって思った人だけ読んでください。

筆者の情報
性別 男性
メインアバター 改変萌ちゃん
性嗜好 100%ホモ 生身の異性には一切性欲を抱いたことがない でも美少女は大好きホモ絵も好きだしケモも好き 二次元においては雑食
趣味 美少女、雰囲気暗めのサブカル ゲーム等
環境 ミドルスペックPC i-7 13700F RTX4070ti メモリ32G等々
HMD meta3 vive ultimate使用の6点トラッキングプレイ
以上は現在であり、フルトラ用のvive を使用したのは2/3

2023年9月付近、VRCへの参入を決意。


当時私は新しい刺激を求めていた。 というのもれうくろは生まれながらの社会不適合者であった。
現実世界での出世、結婚、異性との恋愛等々すべてに興味がない。 インターネット生まれインターネット育ち、社会向いてなさそうなやつは大体友達。
そんな感じの人間であったがゆえに、ひとまず人権を得るために労働はしていたが給料の使い道がない。 給料の使い道がなくては、何のために苦しんで社会に適合しようと頑張っているのかがわからない。 人権のために尊厳と自由を捧げ、社会に囚われて拘束されるために社会に存在するための人権を捧げる。 意味がわからない。
そんな私は新卒入社一年目で自己都合退職をしたし、3年間ほど完全に怠惰なNEET生活もした。 どのくらい怠惰かというと失業保険を知ってはいるが受け取りに行かないし、というかそもそもハローワークに一度も行かない。 ネットの求人サイトを見てはへ~また今度にしよ!という生活を送っていた。ちなみに今は普通に労働してます。
そんな社会に存在しないも同義な人間でも、人間である以上欲求はある。 幸い住み家はあるし、家族関係も良好ではあった。 自由に使えるお金も使い道がない人間なのでひとまず100万円ほどあれば十分我慢も必要なく使えたので食にも困らない。
マズローの5段階欲求に従えば、原始的な欲求が満たされれば次に湧くのは社会的欲求なのだが、私は社会を嫌悪している。 ゆえにそこは飛ばされて、持つのは自己実現と承認の欲求の二つだ。
欠落した人間は欠落していない部分に強いこだわりを持つものであると思う。 その証拠に私もまた社会欲求が欠落している分だけ、承認欲求と自己実現欲求が強かった。 理想の自分でありたいという気持ちは今でも誰よりも強い自負がある。 こうしてプライドだけ高い能力の低い人間が生まれた。 典型的インターネット無職だ。
そんな私の目標は、もっぱらインターネットで好きな人間を見つけることだった。 社会は嫌いな私でも、人間は大好きだった。 インターネットは都合のいい場所しか見られないし見えない場所でもあるので、私が無職の人権無し人間でも嫌悪されることはなかったし、私からは好みだと思った人間にしか声をかけなくていい一対一になりやすい世界だったので、好きなだけ純粋な人間だけを楽しむことができた。
愛情を向けるのは楽しいし、向けられてもまたうれしい。 そんなやりとりをしているうちに、気づけば私はインターネットで会う約束をしてホモセックスをする人間になっていた。 詳しく書けばもっといろいろあるのだが、VRCには直接関係がないのでまた今度。 そんなやり取りの中に度々顔をのぞかせるのがVRCであった。
美少女が好きで、美少女を自分のアバターとして使う男性が仲良くなれる世界。 私の目に映ったVRCはまさに楽園だった。 ただVRCという世界はそれだけではない。 目的のない世界である以上、どんな世界にするかはその場にいる人間次第なので、私の目に映ったVRCなんてものはほんの一側面。ニッチなVRCのニッチな部分。 pixivでロリをキーワードに検索したら出てくるマンダロリアンの女体化エロくらいの側面だ。
一般的なヘテロセクシャルにとって、ホモに性的な目で見られることは恐怖で不快な体験であるだろうし、当時購入しようと思っても公式からは在庫が補充されず、amazonの転売屋から20万円ほどするHMDを購入に踏み切り飛び込もうと思うほどではない。 そんな印象だった。
meta quest3が発表されるまでは。

meta3購入で大勝利!VRCの未来へレディー、ゴー!

ザッカーバーグがエッフェル塔とサグラダ・ファミリアをバックにセルフィーを撮って、これがメタバースだ!と主張していたころ、それでフランスとスペインを表しているつもりなら、ドリンクバーが街にある北朝鮮だって地上の楽園だろ。と思っていた私でも驚異的なスペックと価格を両立するHMDが発表された。 それがmeta quest3である。
わずか8万円ほどで既存のHMDの基本性能を上回り、さらには深度センサーを用いることで空間認識を可能にしている普及型のHMDだ。 これは流石にすごい。 VR機器に疎い私でも多少のガジェットオタク的な知識によって理解することができた。
VRCとか関係なく、これを手にしてみたい。 期待外れでも8万円なら許容できる、転売ヤーから買わなくていいし。
そんな期待を胸に購入した後、VRCを先に始めていたインターネットの知り合いにVRCの情報を聞くことにした。
そんな話の中で「アバターをアップロードするにはトラストランクを上げる必要があるので、インストールとログインはしておいた方がいい」と教えられ、私はVRCアカウントを開設。 デスクトップ勢としてVRCに迷子になりに行ったのだった。
ただし私は下調べする派かつ社会不適合者。 思いがけず人と会うミスなどしない。 と当時は思っていたので、インバイトインスタンスの立て方を覚えて片っ端からnewタブのワールドに入り込んでいた。 ここがVRCかぁ~テンションあがるなぁ~~~!とか言いながら、ひとりぼっちのワールド巡りを楽しんでいた。
そんな中で教えてくれたVRCやってるTwitterの人とVRCのフレンドにもなった、そんなこんなで一瞬でnew userになったので好きなアバターを買った。
kyubeクローゼット様の萌ちゃんだ。 ただ私は黒髪フェチなのでピンク色の髪色を黒く染めた。 目は怪しく光るようにグル目テクスチャにして翠眼にした。 嫉妬深さの表現などではない。 私が好きな寄生虫のレウコクロリディウムのイメージよろしく、美少女に寄生する気持ち悪い私が透けているという表現を兼ねて緑色をチョイスした。 私の名前のれうくろも可愛さとグロさの両立を表現したものである。
私って、かわいい~~~幸せなVRCだった。

HMDが届いてVRCをやったら手が動く!これが私!という感覚に大興奮 まだ八重歯はなかったり、瞳孔が黒かったりしたときの改修前の私

気づいたらなんかイベントとかいうのがやっていたらしい。 初めてVRCで人と邂逅してしまう社会不適合者

そんな私も初心者なので普通にミスった。 VRCの仕様というか、うしおポートの仕様として、うしおポートから開かれるポータルはインスタンスを選択するセクターがないので、すべてが自動的にパブリックインスタンスなのである。 そんな仕様を見落としていた私は入った瞬間駅の待合室のような場所の隅っこにフレンド以外の初めて見た他ユーザーと目が合ってしまった。
それが川中街へらぶなの作者、ラックさんだった。

昭和の日本の町並みを思わせる素敵ワールド。 大衆食堂へらぶなとして初心者案内をメインにした雑談イベントがラックさんのいる間は夜8時ごろから開かれている。 詳しくは公式Twitterやイベントカレンダーをチェック

私は下調べをする根暗だったので、そんな不意な遭遇にも安心できるよう、セーフティモードを使っていた(すべてのほかユーザーのアバターをブロックし、ミュートする最強の他人拒絶モード これを使ってパブリックに入る人間はちょっとおかしいかよくわかっていない初心者である)
安心安全にワールドを見て回ってはいたものの… ラックさんはそんな私の後をついてきた。
え?なに?こわい…人がついてくる!!!!そんなことを思いながら神社の裏庭に逃げ込んでいながらも…私がパブリックインスタンスに入って人をミュートしているという立場を理解すると流石にこれは失礼か…と思い直し、セーフティーモードを解除すると、親切なラックさんは今イベントを開いていることやVRCのイロハなどを丁寧に教えてくれた。 人間ってやさし~。
私は人が苦手なので一人でワールドを回っていたことを話したり、ラックさんの名前を何度も間違えてリックさんと読んでいたりした。 スゴイシツレイ。 後日謝った。

人と会ってしまったし、人と会うのって怖くないなって思ってから

人間一度体験してしまえば殆ど不安はなくなる。 我々は3%の出現確率のSSRキャラを手に入いれるのに、一回300円ほどのガチャをためらいなく回せる。 それは一度SSRキャラを引いた経験があるから、恐れないのであるのと同じで。
そんなわけで他のイベントも行ってみるか、と思った私は初心者歓迎イベントに行ってみた。 ラウルさんが開いているVRC初心者の待合所だ。
私は初心者案内を詳しく受けたことはなかったし(それに準ずることならラックさんにしていただけたが)なによりnewuser visitor限定という部分に強く惹かれた。 ゲーマーとしては一定タイミングでしか起きないイベントを見逃すのはいただけない。 VRCはゲームではないんですけれど。
そんなわけでVRCのchat部分を開始しようと私は初心者歓迎イベントに参加した。 運だけは異常にいいのが取り柄な私は、イベントに参加して黙って座っているだけで話しかけてもらえたし、フレンド申請もしてもらえた ウ~ン生存バイアス。 VRCってちょろいなと思った。

集合写真を撮るパートなんてあったけれど、私は撮るフリをして撮らなかった。
集合写真は絵的に面白いと思わないので、あまり興味がない

れうくろは人間が大好き!いっぱいパブリックでお話するぞ~!

そんなわけで、成功体験しかない(と勝手に思い込んでいる頭がハッピーで埋め尽くしてレストインピースまで行こうぜって感じの)人間はもはや止まる由もなく、気づけば談話系ワールドで堰を切ったかのように話しかけまくっていた。 私は元来おしゃべりで、一人でゲームしているときもずっと部屋でしゃべるくらいの異常者である。 ゲーム配信なんかもしていたし、一方的に話しかけることは不得手ではなかった。 苦手なのは対話だけなのである。
VRCは話しかけてくる人間に大体優しい。 これを読んでお気づきの人間もいると思うが、私くらいの社会不適合者でも先手を取るだけでかなり優しくしてもらえる。 環境が終わっているときのカードゲームくらい先行有利なのだ。 そのアバターかわいいですね!なんて名前ですか? 改変超いいですね~! いつもこのワールドにいるんですか? このアグロデッキで6T目くらいにはフレンド申請がいける。 神環境だ。

VRCでは巨大プリンのアバターを使う人とプリンを頭に乗せた人がツーショットを撮る
意味のわからなさが楽しめるとVRCは楽しい


そしてフレンド申請してもらったら、その人のいるインスタンスを見つけてはjoinするとさらにパブリックに来ないタイプの人とフレンドになれての連鎖が生まれる。 そんな感じで普通に私はVRCをエンジョイしていた。
フレンドが増えればいろんな情報が入ってくる、そんな中特に気になったのは、VRC同期会の存在だった。

同期会ってスゲー! お邪魔しま~~す!

「同期会という集まりがあるが、中ではマルチ商法の勧誘のような金を徴収するような誘いや転生ユーザーの跋扈等であまり初心者に良くない部分がある」
そんな話をキャッチした私はVRCにもそんなドロっとした生臭い人間の欲望渦巻く部分があるのか!面白そ~~~!となった。
入ることにリスクはないし、イヤなら抜ければいい。 運よくいけば普段現実では体験しづらい下卑た人間の悪意を安全圏から観察できる。 こんなに面白いコンテンツはない! そう思った私は疑われないように、イベントでできたフレンドがその同期会に入っていることをキャッチすると、そのフレンドにjoinしたつもりが混ざっちゃった!?といった流れを作り出し、流れで10月同期会内のメンバーとフレンドになっていった。
そうして自然な流れで10月同期会に入りどんなことが行われているか当事者として見物する…ハズでしたが、結果的にこの期待はハズれ、実際はただたんに今も仲良くしてもらえるフレンドのツテが増えるだけで、直接私がなんらかの被害を被ることはないまま現在に至っています。
ただ、人間の悪意は存在していたし、大規模にやらないだけで小さなところではいろいろあったみたい。 その話はまた気が向けば書きたいけれど今は省略。私の思ったほどのものではありませんでした。

当たり前だけれど、悪意がある人なんて全体の一握りである。

迷子になるのは自分からだし、迷子から卒業するのも自分から。

10月同期会に入って、予想外に10月同期会の人に優しくされて、気づけば私はVRCという世界でふらふら迷子になりながら、迷子であるから優しくされて、VRCで迷子になるのが大好きになっていた。
私には別に固定メンツのような人はいないし、イベントキャストなんかをやっているわけでもない。 毎日フラフラ、好きなタイプの人間と関われるのを期待してVRCをさまよい続けています。
いや、10月同期会ってグループに属してるじゃん と言われればそうなんですが、パブリックとの行き来は半々くらい。
気が向かないときは同期会の集会に当たり前のように行かないし、今では同期会スタッフなんて一応の肩書はあって、10月同期会ラジオのパーソナリティなんてものも担ってはいますが、そんなに厳格に責任感を持っていないぐーたらとしたものにとどまっていて。
私は性格上予定があるのがイヤな人間なので、予定を入れて疲れたときはVRCを自分の意思で迷子としてさまよってますがそれが楽しい、選択的迷子をエンジョイしている1ユーザー。
決まった場所や決まった人に会わなくていいこと自体を楽しめばいいんじゃないか、なんて立場を取っている人間になっていました。
これを読んでる迷子の人、迷子になる予定の人にも会ってみたいななんて思いながら、このnoteを書き終わる。
最初のきっかけになった引用記事のタイトルを統一したいという意思に背きながら。
なので、タグとかは別に付けない独り言noteとして初めてのnoteを書きました。

VRCの大部分は"かわいい"でできている。 孤独でもそばにはいつも可愛さがある。

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