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避けては通れないサルコペニアはロコモの要因の一つ

だんご院長です。
ラグビー大学選手権は帝京が連覇!
早稲田相手に53点差をつけて圧倒的な力の差、強さをこれでもかっ!と
見せつけての勝利でした。
ほんとに強かったです。

大学ラグビーでボクが深く憂慮していることがあります。
帝京みたいに圧倒的に強いチームがあるのはいいとして、
なぜ関西勢が強くならないのか?という点です。

一昨年、天理が優勝していい流れがくるといいなぁーと思ってたのですが、
残念ながら昨年も今年も初戦敗退でした。
優秀な外国人留学生がいるときは強いのですが、
日本人のトップ選手が関東の学校に流れてしまっているので、
強さが長続きしないという印象です。

ちなみに、今年の全国高校ラグビーのベスト8進出したのは
近畿と九州の学校です。

指導者の問題なのか?金なのか?リクルートなのか?
放っておいても優秀な選手を獲得できる
早稲田とか明治とかブランド力のある学校が強くなるなら分かりますが、
帝京が強くなれたんだから、関西の学校だってもっと強くなってもいいのに
という思いがあります。
かつて、関東学院とか大東文化とか、一時代を築いた強豪校がありました。
おっと、書き出すと長くなるので、この辺でやめておきます。

昨日、ロコモについて書いたのですが、
挿入した画像の中にこれまた聞きなれないサルコペニア
という言葉があったので、調べてみました。

サルコペニアは、
「筋肉」と「喪失」を意味するギリシャ語を組み合わせた造語で、
筋肉量が減少して筋力低下や、身体機能低下をきたした状態を指します。

具体的な症状とし流れが
歩くのが遅くなる、手の握力が弱くなるなどが挙げられます。
超高齢化が進む日本においてサルコペニアは社会問題となっており、
転倒や骨折、寝たきりなどで生活の質を著しく低下させてしまう
高齢者が増えることが懸念されています。

サルコペニアは、加齢に伴って増加し、
女性よりも男性で高くなるという特徴があり、
65歳以上の高齢者の15%程度が該当すると考えられています。

握力が低下(男性26kg満、女性18kg未満)しているか、
または歩く速度が低下(0.8m/秒以下)していて、
検査で筋肉量が基準より減少していることが認められると、
サルコペニアと診断されます。

筋肉(筋力)は40歳頃から少しずつ減少し、
70歳を超えた頃から自覚症状を認めるようになります。
勿論、若い頃と同じような状態にまで戻ることは難しいですが、
筋肉は運動と栄養により改善を期待することができます。

「最近、手足が細くなった」、「重たい荷物が持ちにくくなった」、
「椅子から立ち上がりにくい」などの症状がある場合には、
かかりつけの医師に相談した方がいいです。

ここで、フレイルとロコモとサルコペニアについて
改めて整理しておきたいと思います。

フレイルはサルコペニアよりも広い範囲を含む概念で、
身体的フレイルが進行すると、ロコモの状態になり、
ロコモの要因の一つにサルコペニアがあるということです。
サルコペニアが
精神的フレイルや社会的フレイルの引き金にもなりかねませんから、
複雑に絡み合ってます。

サルコペニアを予防するためには、
栄養のバランスの取れた食事と適度な運動を心がけて日常生活を送ることが大切だと考えられていると言いますが、
そんなことはサルコペニアに関係なく当たり前に大切なことです。

大切なのは、年を重ねていけばサルコペニアは避けて通れない!
ということを理解することです。
ですので、”予防するため”というよりは、”遅らせるため”と表現した方が
適切だと思います。

だんご治療院では、
マッサージ治療でサルコペニアを遅らせることに貢献していきます!

本日も最後まで読んでくださり憚りさんえ。

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