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誰も棺桶屋の大儲けなんて望まないだろう。 dangotv.jp

連日感染者数が過去最高を更新。

本日(7月30日)は、東名阪の三都市だけの感染者数が合計800人規模に達するなど、コロナウイルスのいわゆる第二波を起こしかねない見えない「風」は、どうやらもう日本中を吹き荒れているようだ。

この風が吹き荒れると、感染者数に比例して患者数が増え、まず医療崩壊が懸念される。少なくとも怒りをも露わにした本日(7月30日)の東京都医師会会長の会見からは、その崩壊が現実のものになる危険を感じた。

こうして危機感が高まると、必然的直接的に結びつくのが萎縮と自粛だ。これによって、宿泊業飲食業はもとより大半の産業企業の業績が急速に悪化。厚生労働省によると、新型コロナウイルスの感染拡大に関連した解雇や雇い止めの人数は7月29日時点で4万32人に達したという。先月から1ヶ月で1万人増えて初めて4万人を超えたが、2万人から3万人に達したのも約1カ月だった。毎月1万人ペースで増えている。

このまま増え続けるとき、歴史に学べば、将来を悲観しての自殺も増える。若者を中心に広がっているとはいえ高齢者への感染拡大も進んでいて、コロナによる直接の死者数も増えるが、自殺者数と足し算すれば、万単位の大ごとである。

そして、死者数が増えれば、もうかるのは葬儀屋?棺桶屋?

「風が吹けば桶屋がもうかる」とは、意外なところに影響が出ること、また、あてにならない期待をすることのたとえだ。風が吹くと土ぼこりがたって目に入り目が見えなくなる人が増える。目が見えなくなると三味線で生計を立てようとするから、三味線の胴を張る猫の皮の需要が増える。猫が減るとねずみが増え、ねずみが桶をかじるから桶屋がもうかって喜ぶ。

昔の人はそう言ったが、我々はおそらく誰も、これ以上の影響が出ることは望んでいない。棺桶屋だって、あてにならない期待、そんな不謹慎な期待はしていないだろう。

国会はこの緊急事態に休んでないで、すぐに法改正を。

悪循環を止めるためには、まずはここからではないだろうか。


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