僕は個人事業を営む創業者であり経営者だ。

なんて言うてますけども

日々仕事に追われることもなく、従業員を雇う余裕もない。

1人で自由気ままに仕事をしているフリーランスの僕に経営理念なんて大それたものを考える必要があるのか？

と疑問に思うかもしれないけど、それは大きな間違いだ。

経営理念とは、企業の経営や活動に関する基本的な「考え方」「価値観」「思い」

そして「企業の存在意義」を指すビジネス用語である。

行動規範や経営姿勢を社会や顧客、社員に向けて発表することで、企業の社会的責任を示すことができる。

つまり経営理念があるからこそ迷わずに正しい方向に進むことができるのだ！！

ということで会社の大きい、小さいの規模に関わらずしっかりとした経営理念を持つことはめちゃめちゃ大事。

だから僕みたいなフリーランスでも絶対に経営理念は必要だ。

と言いながらも

僕が経営理念を考えたのは起業して2年目を迎えた頃だった。

本来ならば起業前からコレだぁぁ！！

って言う経営理念が思いついていれば良かったんだろうけど。

当時は起業の準備に事業届けや融資の手続きで頭がいっぱいだったことを言い訳に経営理念のけの字も頭にありませんでした。

でも大丈夫、まだ頭の毛はあります。

起業した1年目は本業とは別にアルバイトをしなきゃ生活が成り立たないくらい業績が低迷し過ぎてていた。

もはや低空飛行が平常運転と言えるレベル。

※低空飛行のイメージ

「稼げないのにナニが経営理念だ！くそーー！！情けねぇ…」

くらい思っていたということで話を進めます。

起業前に経営理念に基づいた行動をしっかりしておけばブレずに間違った努力に時間を割いたり迷走することも無かったのかなぁ。

と1年目の反省は尽きない。

詳しくはnote 1年目の苦労話をご覧ください。

前編→https://note.mu/danno0718/n/nb148a09fa75f

後編→https://note.mu/danno0718/n/n8f43d7e725b9

別に経営理念は決めたら一生掲げなきゃいけない訳でもないし変更しちゃっても全然オッケーだろ多分。

とりあえず仮でもいいからある程度自分の会社の経営理念について考えて

その先のビジョンや行動指針を明確にすることが大事な訳であります！！

完璧な経営理念を求めて行動出来ないより

見切り発車でもいいからとにかく行動する方が絶対にいい。

僕の場合は経営理念という概念もなく感覚だけで始めた結果、散々な結果だったが

起業するならば事業の見通しやマーケティングなど戦略を練ることは当たり前の話で

とりあえずタピオカブームだから流行に乗って商売しよう！

だけでは絶対にうまくいかない。

自社が売りにする商品やサービスを届けたい層、そもそもニーズはあるのか、時代背景、販売経路、広告、競合、土地柄など考えることは山ほどある。

事業を起こす前に自分の指針となるであろう経営理念は絶対にあった方がいい！

というお話でした。

前置きが長くなってしまったけど、今現在僕が掲げている経営理念は

       Delight With You                                                   〜あなたと喜びを分かち合う〜

です。

僕は訪問理美容サービスという

高齢者や病気、ケガなどが理由で髪を切りに行けない方を対象にご自宅、病院、施設などへ訪問し理美容室と同等のサービスを提供する事業を営んでいます。

屋号が訪問理美容サービス ディライト

で【delight】ディライトには喜び、楽しみ、歓喜という意味があるので

髪を切ることだけを仕事にするのではなくてお客様やそのご家族、関係者の方の負担を軽減し、交流から喜びや楽しみを感じていただき、より良い生活を営む為のお手伝いが事業として出来れば

自分自身が楽しんで前向きに仕事に取り組むことで精度が上がり、顧客と提供する側で喜びや楽しみを共有出来ることが価値になると考え

【あなたと喜びを分かち合う】

という意味を横文字でDelight With Youと表現しました（カッコつけました）

僕の経営理念には自分がやりたいこと(出来ること)で社会に貢献したい

訪問カットで人生を豊かに変える

というテーマがあるので

やりたくない仕事、イヤイヤするような仕事は最初からしないように決めています。

決していい大人がワガママを言っているのではなくて気持ちが乗らないお仕事に情熱は注げないし相手がいる(お金をもらう)以上は誠心誠意100%以上の意気込みで仕事に取り組まなきゃ相手に失礼だと思うので個人事業である僕の仕事に対する思いはこんな感じになっています。

好きなことしかせずに楽をする。

ではなくて、どうすれば自分の持てる力を本領発揮出来て相手にとって価値のあることを提供出来るか

ということです。

苦手なこと、イヤなことでも我慢して耐えて働くことが美徳とされている状況が古くから日本にはあるけれど。

イヤなことを耐えてする仕事に生産性や成長は見込めないことは誰にだって理解出来ると思います。

決して我慢をしながら働いている人を否定しているワケではありませんが(その人なりにちゃんとした理由があるのだから)

僕がフリーランスという働き方をしているからこそ、好きなことや夢中になれることじゃないと企業と肩を並べて競えないし、仕事にならないと思っています。

だから個人事業主を名乗るならば社会的責任を果たす為に経営理念というものを掲示することにしました。

今ではDelight With You 〜あなたと喜びを分かち合う〜という経営理念が

僕の信念となり

挑戦をするとき、困難なときに自分が楽しんで努力が出来るようなマインドになり、自分が頑張る先に誰かが喜ぶ姿をイメージすればとても効率的です。

生きていくうえで自分の軸となるような理念、キャッチコピー、四字熟語、マントラとかなんでもいいのですが、なにかしらあれば道は開ける

という希望が持てます。

行き詰まった時に振り返る手段としてはアリなんじゃないでしょうか。

おしまい