本を届けるときに考えたいWebまわり、8つのこと_著者と出版社の施策編

※有料ですが全文読めます。読後、参考になるようでしたらサポートしていただけると大変喜びます。

前回(下記記事)の続きです。

サイトやSNSを活用する際には、ゴールを設定すると、その後の思考や施策が具体的になるので、精度が増します、という話でした。

今回は具体的に、本を届けることについて具体案を提案していければと思います。

著者・出版社が本を届けるためにWebまわりですること

著者自身が、Webまわりでできることをあげていきます。

その前に、とても参考になる記事があったので、ご紹介します。

上記の記事は、著者自身ができることを提案しています。

著者ができることは「情報の流通量を増やす」ことと「買いやすい環境を整える」ことだろう。

新人作家の出版 SNS 戦略として、「情報の流通量を増やす」ことと、「買いやすい環境を整える」ことへの施策として、下記10個のアイデアを提案しています。

著者自身でできる施策
・ハッシュタグ設計
・NAVER 感想まとめ
・Amazon 予約
・書籍販促アカウント
・二次創作の要素を入れる
著者から書店さんへ提案できる施策
・ISBN コードを明示
・手書き POP 配布
・書店へ直筆の手紙
・販売特典をつける
・リアルイベント

どれも活用したい施策ばかりです。著者自身のWeb上での情報量を増やし、書籍を置いてもらいかつ、注力してもらえるよう書店さんに提案していく。という方針は上記の施策以外でも、重要だと考えます。

著者自身でできるWeb施策

下記、箇条書きさせていただきます。出版社さんの協力もある前提です。

・Amazonの著者ページを登録、更新する
・著者Twitterアカウントを作成する
・書籍公式アカウントを作成する
・著者Webサイトを作成する
・書籍特設ページを作成する
・You Tubeでプロモーション動画を公開する
・感想の投稿、記事を収集し、まとめる
・自身のECサイトか、Webフォームで受注窓口を作る

上記を以前あげた記事の3つの時間軸に沿って、作成更新していきます。

3つの時間とは、

・企画
・制作
・発売

という発売前の企画制作から取り組むことで、事前の「情報の流通量を増やす」ことと、「買いやすい環境を整える」の質量を上げていくことができます。

具体的に、上記で列挙した項目を解説していきます。

Amazonの著者ページを登録、更新する

AmazonはWeb書店としての大きなシェアを誇っています。ここで購入されることも重要ですが、その前に、AmazonのPV数の観点から考えると、広告効果も大きくあります。しかし、Amazonにある著者自身のページが未整備だったり、書籍ページも発売前、発売以後も変化のないページは散見します。著者ページは、動画やイベント告知も作成できますし、書籍ページは更新できるので、発売後のトピックなども追記することで、より訴求力をもった広告ページが作成できます。

著者Twitterアカウントを作成する

これは、すでに多くの方が実施していると思われますので、割愛しますが、著者自身に発信力があることは書籍を届けることに大きく寄与します。

書籍公式アカウントを作成する

書籍の公式アカウントは、先述の著者が書籍関連の投稿ばかりになる支障を回避できます。書籍公式アカウントで投稿したものを、著者がRTするという流れも作ることができます。

著者Webサイトを作成する

SNSはタイムラインであり、フローな情報が特性です。著者SNSアカウントの投稿や反応などをまとめておく、かつ、より密度の濃い情報を発信できるWebサイトのアーカイブ性を活用することで情報の強度と、プラットフォームを作ることができます。また下記にあげる受注窓口も設けることで、発信から、受注までの一貫した役割を担うことできます。

書籍特設ページを作成する

著者のWebサイト内、もしくは外部サイトに作成します。その書籍に特化した情報を発信するサイトです。先の受注窓口、SNSを投稿のまとめ、感想まとめなど読者とのコミュニーケーションや書店さんへのPOP提供、次に述べるYou Tube動画などのプロモーションなど展開の仕方は幅広く作ることができます。
先述あげた記事「本を届けることについて「3つの時間軸」から調べたこと考えたことのいくつか」の「企画」の時間軸からの事例だと、企画会議や制作過程の記事を公開できますし、Web視点から考慮するとSEOを意識して検索Wordからの流入を作ることも可能です。発売3ヶ月前くらいから関連したWordやタイトルの記事を作ることで、潜在顧客へのアプローチもできます。
また、先述記事「本を届けることについて「3つの時間軸」から調べたこと考えたことのいくつか」の「発売」の時間軸からの事例「後払い」など、購入特典など発売以後のコミュニーケーションなども設計することができます。

You Tubeでプロモーション動画を公開する

You Tubeを中心に動画は、大きな役割を今後担う存在です。テキスト情報だけで、届かない、伝わらないひとに向けて動画を作成する効果はありますし、動画作成も自身で作成もしくは、外部発注なども予算感で作成することは十分できます。

感想の投稿、記事を収集し、まとめる

こちらは「発売」以後からWeb上に増えてくる自身の書籍情報を収集し、まとめ、より多くのひとに知ってもらうために活用します。具体的には、SNSで書籍タイトルや著者名で検索をして、関連投稿をいいね、RT、などコミュニーケーションを取ったり、投稿URLをまとめておき、書籍特設ページなどにまとめておくことで、書籍自身の実績や信頼を与えてくれます。

自身のECサイトか、Webフォームで受注窓口を作る

先述記事「本を届けることについて「3つの時間軸」から調べたこと考えたことのいくつか」の「企画」の時間軸から事例でもありますが、Amazon予約は1ヶ月前が一般的です。もっと前に発売日が確定しているなら、受注をとる窓口を設けることで、発売前の販促活動がしやすくなります。窓口は事前決済のECサイトや後払いの受注フォームなどを作成して、購入対応する方法や、書店さんへの事前予約などに流すような導線設計が考えられます。

以上、現状考えられるWebまわりの施策です。(2019/06/18時点)
随時追記していきます!!

次回は、各施策を具体的にみていく、などです。


本屋さんへのWEB相談・支援承っております

本屋さんや出版社さん、酒屋さん、小売店舗さん、美容院さん、個人病院さん、個人事業さんなど、街場の商いや「個人やまだ小規模だけどもっとWEBをいろいろやりたい」かたなどのご相談、支援など承っておりますので、お気軽にご相談ください。※企業のWeb担当も承っております。


Twitterもやってます

Twitterで更新告知しているので、本と本屋とWebについての情報を知りたい方どうぞお気軽にフォローください。


サポートは今後のより良い情報発信に活用させていただきます。