見出し画像

もしも出版社のひとだったら、電子書籍をリアル書店で売る方法について考えてみた。(前職編)

※有料ですが全文読めます。読後、参考になるようでしたらサポートしていただけると大変喜びます。

素敵アイデアのツイートを拝見したので、実際、出版社だったらどう電子書籍をリアル書店に販売してもらうかを考えてみました。

自分は、前職、教育系企業のWeb担当をしていた経緯から、2~300Pほどの教科書を合計100種類ほど電子化させて、自社サイトで販売までしておりました。今回は、取り急ぎ、そのときの方法を共有します。

電子化から販売までの流れ

教科書はWordとPDFファイルで作成されていたので、こちらをまず、電子化します。

電子化は2種類、

・PDFファイル(しおり付与)のDL版
・電子カタログサイトのブラウザ上で閲覧できるブラウザ版

DL版は、

・PDFのしおり対応(目次のようなもの、クリックするとそのページに飛べます)
・ECサイトでデータ販売

をしておりました。

セキュリティは?と思った方もいると思いますが、、、ノーガードでした。

セキュリティがどの程度までできるかも検討しましたが、性善説な企業でしたし、反応見て対応しようとまずはリリースしました。

リリース後は、もちろん、コピーされている状況も見かけましたが、少数と想定内でしたし、コピー自体はどの媒体でも頑張ればできますし、スクリーンショットはどうするの?というところまで考えると、現状、自社が保守を求めるフェーズではないと判断し販売継続しました。

ブラウザ版は

電子カタログサイトを数社見積もり、月額10万ほどで2~300Pほどの教科書100種類ほどが陳列でき、かつ、閲覧者ごとに閲覧選定できるようなシステムでした。

電子化はカタログサイトの仕様上、PDFを適切なファイルに変換する作業をかませて、完成したファイルをカタログサイトにアップロードするという流れです。

購入はオンラインショップで購入確認後、手動で紐づけしてました。

リアル書店で販売してもらうとしたら

上記の流れで、出版社が電子書籍を販売した場合、リアル書店に販売をしてもらうとしたら、書店のユニークなクーポンコードを提供して、クーポンコード経由で購入されたら書店に手数料を払うという方法が考えられます。

購入シーンとしては、自身の経験を振り返ると、紙書籍を書店で拝見し、分厚いな、きょうはいろいろ予定があるからな、電子書籍あるのか、どれどれ、という思考過程があるので、

紙書籍の帯にQRとかなにかしらで、電子書籍がクーポン適用価格で購入できる旨を伝えつつ、といった感じだったり、

オンライン決済ページで、購入店舗というオプションをつけて、契約店舗をセレクトしもらう、といった感じかなと。

出版社さんで自社販売に力をいれてる翔泳社や技術評論社や、医書.jpさんの取り組みは参考になりそうです。


本屋さんへのWEB相談・支援承っております

本屋さんや出版社さん、酒屋さん、小売店舗さん、美容院さん、個人病院さん、個人事業さんなど、街場の商いや「個人やまだ小規模だけどもっとWEBをいろいろやりたい」かたなどのご相談、支援など承っておりますので、お気軽にご相談ください。※企業のWeb担当も承っております。


Twitterもやってます

Twitterで更新告知しているので、本と本屋とWebについての情報を知りたい方どうぞお気軽にフォローください。


サポートは今後のより良い情報発信に活用させていただきます。