ののひと

突然思い出したようになんちゃって考察をしたくなることがあるので、その吐き出し先に使って…

ののひと

突然思い出したようになんちゃって考察をしたくなることがあるので、その吐き出し先に使ってます。

マガジン

  • 本・漫画関連

    本、漫画の感想など。ヘッダイラスト:https://loosedrawing.com/

  • 映画関連

    映画の感想など。ヘッダイラスト:https://loosedrawing.com/

最近の記事

新一か、コナンか。〜考察:新一編〜

『名探偵コナン』ではどんなエンディングが有り得るか、ベン図を使って考察しています。前回の「コナン編」に引き続き、今回は「新一編」です。 前回の内容はリンク先の記事を読んでいただくのでも良いのですが、ChatGPTくんに要約を頼んだところ、なかなか良い回答がもらえたので、そちらの引用も載せておきます。 前回記事がちょっと長いので、読むのが面倒だったらChatGPTくんの要約だけ読んで先に進んでください。 3つの要素と6つのシナリオ前回記事の再掲になりますが、 【1:新一に戻

    • 新一か、コナンか。〜考察:コナン編〜

      『名探偵コナン』は、ご存知の通り、主人公が小学生の江戸川コナンになってしいまい、高校生の工藤新一には容易に戻れなくなってしまうところから物語が始まります。 いつか来るであろう最終巻で彼がどんな決断をするのかは分かりませんが、黒ずくめの組織を打倒して元の新一の身体を取り戻すのを目標に、『名探偵コナン』の物語はここまで続いてきました。 しかし、最終的にコナンが新一に戻る可能性もあれば、新一には戻れず(戻らず)にコナンのまま最終回を迎える可能性も十分考えられます。 (少年漫画だしど

      • 私のコナンは16巻から(『名探偵コナン vs. 怪盗キッド』感想)

        子どものころ、初めて買ってもらったコナンの漫画は16巻でした。 なんで16巻だったのかは、おぼろげに覚えていたりいなかったりするのですが、街角の本屋の隅っこにあるコナンのスペースを前で長いことうんうん唸ったすえにキッドコスプレのコナンくんを選んだ記憶だけはわりとはっきり覚えています。 当時は30巻程度の中から悩みに悩み抜いて1冊を選びましたが、今の子どもたちは100巻を超える中から1冊を選ぶんですね……。ものすごい悩みそう……。しかも、どの巻を選ぶかで初推しコナンキャラが変わ

        • 魔法使いの師匠(「ウィッシュ」感想)

          「ウィッシュ」のラストシーンについてふと思ったことを書き連ねてみます。 ※ネタバレしかありません。 ※観てから10日ほど経っているので、うろ覚えの部分もあると思います……。 ちなみに、観た直後の感想は↓こちら。 ※こちらと本記事の関連性はほとんどないです。 「ウィッシュ」のラストシーンで魔法が禁じられたロサス王国における唯一の魔法使いだったマグニフィコは魔法の杖の中に封印されて、城の地下室に幽閉される。 一方、アーシャはスターから魔法の杖と魔力(?)を授けられ、ロサス王国

        新一か、コナンか。〜考察:新一編〜

        マガジン

        • 本・漫画関連
          7本
        • 映画関連
          6本

        記事

          ウィッシュのミュージカルパートがいい

          「ウィッシュ」を観てきました。 ストーリーがいまいちという前評判を聞いてはいましたが、単純にコーラスが分厚いミュージカル音楽が聴きたい……!と思い、フラッと字幕版のほうに行ってきました。 ストーリーは確かにちょっと物足りない。 サイモンの行動が願いを奪われたためなのか、彼の心の弱さによるものなのか、ふわっとしたままで少しもやっとした。 マグニフィコ王も生まれついた悪役ではなく、いろんな経緯で悪役に堕ちた印象だったので、彼の過去や心理をもっと見たい。 ほとんど描かれないが地味

          ウィッシュのミュージカルパートがいい

          ゼルダ姫そっちのけ(2023年ゲームログ)

          2023年に遊んだゲームはほぼ「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」だけでした。 実は据え置き型のゲームは社会人になるまで触ったことがほとんどなく、ここ数年の間にゼルダ往年ファンから押し付けられる形でスカウォ、トワプリ、ブレワイ(、クリアしてないけど風タクと時オカも少々)を履修したものの、いずれもプレイしたのは発売からずいぶん経ってから。発売日に新作ゲームを買うのは初経験でした。 ティアキン以外のゼルダは(プレイが拙すぎて予習のために)ゲーム実況を観つつプレイ

          ゼルダ姫そっちのけ(2023年ゲームログ)

          2023年読書ログ(小説やら新書やら8冊ほど)

          電車通学をしていた頃は毎日読んでいた本も電車通勤でなくなった途端、ぱったり読まなくなってしまって久しい。 電車内の手持ち無沙汰だから〜で本を開いて夢中になったころに最寄りに着き、うずうずしたまま走って帰って自宅で続きを読む……というルーチンの電車内部分がなくなるとぱったり本を開かなくなってしまう。 そんなわけで、2023年は冊数で言うとほとんど読んでいないのですが、かなりの当たり本を引けた方だと思います。 ※書籍名のリンクはhontoサイト(電子書籍版)に繋いであります(紙

          2023年読書ログ(小説やら新書やら8冊ほど)

          「少年サンデー」推し漫画をいろいろ語ります

          先日、オタク仲間との忘年会のプレゼント交換で「少年サンデー」の推し漫画2作品のそれぞれ1巻をプレゼントしたのですが、各作品の推しどころをいろいろ考える機会にもなったので、ちょっとまとめてみます。 ※各作品タイトルのリンクは、サンデーうぇぶり(WEB版)にある第一話へのリンクです。 プレゼントに選んだ2作品今回は「サンデー本誌で毎週読んでるけど単行本も買ってる。普段、単行本は電子派だけど、この作品は紙書籍で買ってる。」という漫画の中から以下の2作品をチョイスしました。 「舞

          「少年サンデー」推し漫画をいろいろ語ります

          「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の水木と沙代ちゃんの関係性

          「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」を観てきました。 面白かったとか感動したとか感じる映画は、大抵、何かしら納得いかなかったり満足いかなかったりと、不満が少なからずあって、そこが原動力になって考察に勤しむことが多いのですが…… 今回は満足しすぎたのか、観終わったあとからボーッと酸欠みたいになって、全然考察脳に切り替わる気配がないです。 そのまま各シーンの記憶も薄らいで行きそうなので、もう一回観に行きたいところですが、とりあえず忘れないうちに覚書程度に感想を書いておこうと思います。 以下

          「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の水木と沙代ちゃんの関係性

          ミスター・バンティングと「想像し続けることを自分に課した」大人

          『屋根裏のラジャー』を観てきたので忘れないうちに箇条書き……。 ※映画のネタバレしかないです。なお、原作は未読です。 脳筋的に「好き!」と思ったところ 一龍斎貞友さんと大谷育江さんの声が良かった。忍たま乱太郎も名探偵コナンも大好きな身としては、あのお二人の声があるだけで安心感があるというか、癒された。 映像が美しいなと思って観ていましたが、なぜか一番グッときたのはジンザンの目の描写。日が当たって細くなっていた瞳孔が影にはいっていくと片目からゆっくり大きくなっていくのがな

          ミスター・バンティングと「想像し続けることを自分に課した」大人

          痛みと興奮

          前回、腹痛で寝てるのもツラい時はゲームをやっていると気がまぎれるという話を書いたが、今回は出張中に腹痛が出た。 今回の出張は慣れないイベント運営絡みの仕事で、痛みにうんうん唸ってる余裕もないのでやばいな……と、内心焦っていたのだけど、イベントの最中、ずっとわちゃわちゃ大騒ぎしていたら、不思議と痛みは感じなかった。いつもなら鎮痛剤多量服用しそうなところなのに、おまじない程度に飲んで以降、一錠も口にしなかった。 ただ、興奮冷めやらぬまま帰宅し、ほっと一息ついたらその途端にどっと

          痛みと興奮

          日記:腹痛とティアキン

          数ヶ月に一度ある腹痛と同時に頭痛と軽い眩暈が来るのが、ちょうど来た。 横になってもいいんだけど、横になったところで痛みと一対一で向き合うだけで余計に辛いからティアキンをひたすらやってた。横になってスマホでネットサーフィンするより、椅子の上でうめきながらコントローラ握ってた方が気が紛れる。 ブレワイ以上にマップが広いおかげで、そこそこのプレイ時間でも未到の地やクリアしてないチャレンジや見つけていないコログはいくらでもあるのがありがたい。「次は何しよう……」と悩めるほど頭が回って

          日記:腹痛とティアキン

          すずめの戸締まりと死者の蘇り

          すずめの戸締りを観てきた。筋書きは比較的シンプルだけど、テンポ良く話が進んで、単調すぎずきちんと面白いとくるもんだから、これまでの新海監督作品とはまた全然違う印象で、純粋に凄いなーと思いながら観ていた。 ただ、一点だけ。死者が、草太が蘇ることにどうしても違和感をおぼえてしまった。 要石となった彼は扉の向こう側の住人、つまり死者になったと認識してあの作品を観ていたので、すずめと一緒に草太が扉から帰ってくるのは「死者の蘇り」のように思えた。 死んでしまった人が何かしらの形で生

          すずめの戸締まりと死者の蘇り

          “True Colors”をアカペラで

           惚れた腫れたも性別や性的嗜好も生まれ育ちも関係なく、ただ目の前にいる誰かや自分自身に向けて語りかけるような、優しくて力強い歌が好きだ。  moumoonの「うつくしい人」しかり、Mrs. GREEN APPLEの「僕のこと」しかり、DEAR EVAN HANSENの「You Will Be Found」しかり、Cyndi Lauperの「True Colors」しかり。  この中でも「True Colors」は特にアカペラ・カバーが好きだ。  歌詞を聴いているだけで泣け

          “True Colors”をアカペラで

          積読=僕だけのセレクトショップ

           まだ積読している本が自宅にあるのに本を買ってしまう……。  本好きの宿命というか、分かっているのに、本屋に寄るたび、新たな積読をこさえてしまう。本を読まない人からしたら、読むかも分からない本にお金を払って、本棚に押し込まれていく本は無駄以外の何者でもないかもしれない。  しかし、積読は本屋に住み込むことができない本好きにとっては貴重な『場所』だと思う。  積読でぎゅうぎゅうになった本棚には、僕自身が読みたいと思ってセレクトした本しか並んでいない。僕の琴線に触れるという、

          積読=僕だけのセレクトショップ

          コナン考察好きによるオススメ本

           「私」って本当にたった一人、唯一無二の存在を指す言葉なのか?  「私」が揺らぐことはないのか? 他者が実は「私」だった、なんてことは起こりうるのか?  そんな疑問を漠然と投げかけてくるシチュエーションの作品がとても好きだ。そんな僕好みの作品を独断と偏見でつらつら紹介したいと思う。 ※何言ってんだ、こいつ? と思った方は、「江戸川コナンと工藤新一の二面性とか同一性を考えるのが好きなオタクによるオススメ作品」だと思ってください。 キノの旅 〜他人の名前を名乗る〜 自分の名前

          コナン考察好きによるオススメ本